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【AIR】少子高齢化の最終段階、高齢者すら減る時代の到来〜地域の未来については常に情報更新して語ろう〜

少子高齢化、人口減少の話は今更言うまでもないでしょう。しかしながら、一足先に高齢化が極まった地方部は、高齢化率は高まり続けるのですが、実数としての高齢者数は減少していく段階に入る地域が続々と現れます。

そうなんですよ、いよいよもう老人すら減っていく段階に入るのです。

これが少子高齢化の最終段階ということでもあります。これまでの少子高齢化といいつつも、最大ボリューム層の団塊の世代がまだアクティブシニアが済んでいたこの10年ほどとは全く異なる世界がスタートしていくのです。

このあたりっていろんな地域で話をしていもその地域の人口減少構造についての認識がかなりズレている人が多い。その原因は3つある。

・そもそも知っている情報が古い。
・自分の地域のデータではなく全国データで理解してしまっている。
・身の回りの体感で話している。

これだと大抵話が噛み合わないです。

ここから激変のタイミングで、地域によって大きく違いが出てきます。特に注意がいるのは、少子高齢化という今いる人達の人口構成の問題から、老人すらいなくなるといったような実数の問題に入っていくということです。

しかもこれは一斉にというよりはまだら模様で発生していきます。そして大都市はいよいよここから本気の高齢者増加、地方も後期高齢者増加というテーマと向き合うことになっていきます。小規模地方自治体が先頭を走り、後続を大都市が走る感じになります。

ということで統計、実例などを含めてみていきましょう。少し先にある予想できる未来を理解しておくことは大切です。


○ 統計でみる高齢者増減のあり方〜大都市、小都市、中都市での違い〜

さて高齢者すら減っていく社会については既にレポートが多数あがっているので、「予想できる未来」でもあります。少子高齢化という構成はそのままに、極端に若者はいなくなるわけですが、さらに高齢者もいなくなる。若者が減っていくのと同時に、高齢者も減少するのですが、少子高齢化のバランスはのままに、むしろ高齢者は後期高齢者という社会負担が極めて大きい年代比率が高まるということで、なかなかしんどい話になります。

○ 老人だらけになっていく大都市の近未来統計

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