観光地の二重価格はマイナスしか産まない〜優柔不断なデフレ脳から脱却せよ〜
観光地において外国人観光客向けと地元客向けで価格の異なるメニューを出しているところがあるという問題が盛り上がっているようですね。昨日もとある取材を受けたりしておりました。海外にしても日本メディアからの取材や登壇のご依頼受けても、ネットで繋いで行えるのでほんと支障がない時代になりました。
観光地の二重価格はそもそもとして問題ではあるのですが、それは直に解決していくと思います。というのも、今までの値段でやっていくということがそもそも不可能になるからです。
デフレからインフレ社会への転換、人余りから人手不足の社会にシフトする中で、プライシングだけでなく経営そのものの転換が必要なのです。何より年金生活をしながら昔からの店で経営をしてきた、顧客にとっては都合のいいまちの店というものは、もう団塊の世代の引退とともに終わっていくでしょう。昭和100年とともに終わりを迎えていくのです。
そして商売は値上げで潰れるのではなく、値下げで潰れるのです。この原則が今まさに現在進行系でどんどん現実のものとなっています。
もうそろそろいい加減人余りかつ円高時代にこそ成立したデフレ脳を切り替えて、正しいインフレ脳に持っていかないと経営は立ち行かなくなっていくと思います。
◯ 二重価格がもたらす負のマーケティング効果
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