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クローズアップ現代も言えない、地方からの人口流出要因が「NHKの主たる視聴者たる"田舎のジジババ"の常識」という真実

今回の企画メンバーはNHKの若いディレクターたちだったりするそうなので、本当は言いたかったのでしょうが、上が許さないですよね。地方からどんどん人口流出している要因がNHKを熱心に見ているような地方のジジババたちの常識、だなんて。

タカアンドトシの「欧米か!」じゃないですか「江戸時代か!」みたいな話になるような地方の常識。男はこうだ、女はこうだ、この年齢になったら結婚しろ、出産しろ、一人じゃ駄目だ、二人だ、二人より三人がちょうどいいんだ、親の面倒は見ろ、まちの集会の手伝いに出てこい、祭りの準備にこい、葬式の手伝いもしろ、年長者の言う事は絶対だ、などなどこういう話ってまぁ昔からあるのですが、地方はマクロからみても、これが強烈に働きやすいんですね。

ボイシーでもズバリ語っておきましたのでこちらもお聞きください。

そして特に女性に意味なく説教たれる大した人生歩んでいないクソジジイは多く、地方に仕事があるとしても、生活する場ではないとすら会えたりする場合もあります。

特に女性に対してそのようなプレッシャーが強く働きやすい状況にあるため、結果としてほぼ都道府県から男性より女性が東京に出てきています。さらに言えば、男性は家父長制的な仕組みで「長男だから地元に残れ」という圧力がかかっているという裏構図を示しているとも言えます。


◯ なぜジジババの常識が地方では強く残るのか?! 2つのファクター

・地元から出ていない人たちの世界観が支配的である理由


そもそも地方在住の人達の多くは生まれも育ちも地元という方々。引っ越ししたのは結婚の時というようなおばあちゃんとかも、隣の村からとかそんな程度です。小学校、中学校、高校などで固定化された上下関係のヒエラルキーは変わらず、それが世界なのです。Uターン、Iターンの人たちが地方活性化で活躍するのは必然で、他の地域や国を見てきた人たちが、地域の魅力を発掘したり、このままじゃだめだと成長意欲を持って取り組むからです。が、それらは地元から出ていない人たちの多くは批判的に見たりしています。

戻ってきた人、移住した人という外の世界を知る人はマイノリティ、地元の人間関係や生活が世界そのものという人たちが強いという構図なのを忘れてはいけません。

・高齢化している地方ではジジババの常識が地域の常識になって変わらない理由

そもそも人口ピラミッドが普通であると、若者が多く、年寄りが少ない。だからどんなに年寄りが偉そうにしたり、過去の話をしたとしても、それは「はいはい」ということで若者たちの変化に対する欲が背景に、新技術などがどんどん社会に導入されていきます。かつての三種の神器とかいって、冷蔵庫とかテレビとか洗濯機とか導入された時代だって「洗濯は手でやらなきゃ駄目だーー」みたいなジジババの声はあったわけですが、かき消されたわけです。なぜならば若者たちが多く、便利なほうがいいじゃーんということで乗り切ったのです。
が、今地方は高齢者がマジョリティ。過去のやり方を通せという声が民意の暴力となり、なんでも窓口、なんでも書類といった具合。マイナンバーもわからない、スマホは難しい、勉強もしないままに何でもやる気がなく、昔のままやれというお話になってしまうわけです。これはライフスタイル全般においても匿名性がなかったり、他人の噂はなしを堂々としたり、セクハラ、パワハラも不届きにもほどがあるを超える世界観で展開され続けています。が、それが彼らの常識であり、それを超える力をもった新常識が人口ボリューム的に成立しないのです。

さらに言えばこのような圧力の中でも「ま、いっか」と思える現役世代が多く、実家が土地をもっててその土地の上に自宅が作れて、兼業農家で食料生産も一定あって、そこで公務員や団体職員や金融機関などの規制産業に従事して現金収入を得るというモデルで不満はあるけど、出ていくほどではないという人たちもいます。

もちろん不満を持ちながらも地元に残らざるを得ない、残ってしまったという人たちもいますが、極めてマイノリティとして扱われて不当な扱いを受けています。

◯ 真っ当な人が集まり、定着する地域の特徴

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