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「稼ぐ公民連携」で最も大きなチャンスを得るのは金融機関という理由

公民連携事業でおそらく最も手堅く稼げるのは地元金融機関だと思います。ちょうど岡崎さんが「金は銀行にあります」というコラムを書いていましたが、これはもう10年以上岡崎さんと公民連携事業機構を始めた頃から発信し続けているお話。だけど今回のコラムにかんり金融機関の人たちが反応しているとのこと。「えー今更!!」と思ったりするけど、なんともったいないことなのだろうと思います。

もっと早くに気づいて、講演に岡崎さんを呼ぶだけでなく、もっと踏み込んだアクションに出れば、地域内でも優位に立てるのに、まだまだそういうスタンスの地域金融機関は少ないように思いますね。
地域貢献、公民連携といっても基本計画とかのコンサルを自治体から受託するみたいなことだけやって、結局中身みたら従来型の整備計画のコピペで投資融資の機会創出というよりは単に補助金交付金を活用するというネタになっているだけ。いやいや、これじゃあ金融機関の旨味は大してないようね、と思ったりすることがあります。

わたしたちの情報発信不足もあるのですが、未だに都市経営プロフェッショナルスクールにきて活躍している金融機関関係者はセクター的にはまだまだ少ない。新たな融資を実現したり、新たな投資を実行するのに「銀行員に公民連携を学ばせよう」とは思っていないということなんですよね。なんともったいないことか!!!!

公民連携で実は最も稼げるってのは金融機関。ということは、つまりは地元の預金者や事業者たちも得するというお話になったりするのです。だからこそ、もっと行政予算型の地方の事業に対して、稼ぐ公民連携の提案主体に金融機関こそなるべきと思います。自行のためにも、地域のためにも、日本社会のためにも。

今月27日には以下のアワードを開催します。なかなか一堂に介さないメンバーによる審査と議論なども行いますので、ぜひお越しください。チケット残りわずかです。


○ なぜ地方において稼ぐ公民連携は銀行にとってチャンスなのか

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