【データでみる地域のキホン:1】人口ピラミッドのコブはいつ無くなるのか?!
さて、今回から定期購読者限定コンテンツとして地域に関連する基礎知識をデータなどを紐解きながら解説をしていく特集をえぞ財団で知り合った神門崇晶さんとスタートします。
あれこれデータを調べながら、これは地域のキホンとして知っておくべきだよね、という前提情報を整理してアップしていきます。月に2度程度を目指して連載をしていきますので、どうぞよろしくです。
○ 共同連載者:神門崇晶さんの自己紹介
以下、神門さんの自己紹介です。
さて、本題に進みましょう。
○ 初回テーマは「人口ピラミッドのコブ問題」
初回のテーマは「人口ピラミッドのコブ問題」です。
現在の日本は、戦後の団塊の世代、そして団塊ジュニア世代の2つが大きなピラミッドのコブをつくっています。これらはかつては経済成長のエンジンでしたが、現役世代を超えていくと社会保障支援などにおける財政面での負担にもなっています。
が、いつかそのコブも解消されていくわけです。ただ、それがいつなのか、があまり皆がデータを見ていないこともあり、よくわかっていない場合も多いのです。そのため、様々な政策や事業においても噛み合わない場合があるので、頭に入れておいて頂きたいところ。いつまでもずっと負担者と受益者のバランスが大幅に崩れるというわけではなく、一定の出口が既に見えているのも人口減少と社会保障の負担構造の問題、さらに地方活性化でいえば高齢化が進む地域が集落として終わりを迎えていくタイミングもこれらを見ていくと見えてきます。
ここから先は
2,421字
サポートいただければ、さらに地域での取り組みを加速させ、各地の情報をアップできるようになります! よろしくお願いいたします。