個人事業主社会と会社員社会〜1960年代に逆転したシェアがまた変わり始めている
Voicyでこの数日配信をしているのですが、結構これ地方においても重要な考え方なのでこちらで適切な資料などを残しておこうと思います。というのも、地方移住=地方雇用という話になりがちですが、必ずしもそうではないわけです。
というか会社員が基本の日本社会というのは実はこの半世紀くらいで、弥生時代から江戸時代、明治、大正どころか、昭和40年くらいまでは普通に個人事業が基本の社会だったのです。
と考えると、実は地域における新たな産業というのは別に起業とかスタートアップとかそんな洒落た話ではなく、普通に自分で事業をやるってのが大切ってだけだったりします。実際に私が組んで事業をやるローカル企業は同族経営の中小企業が基本です。だけどそういう組織が最も地域において重要な基盤を作り出しています。
○ 自営業が過半を占めていた
以下の論文で書かれているように以下のように1920年代まで7割が、1960年代にようやく半々という感じで自営業が世の中の多くを占めていました。
ここから先は
2,860字
/
6画像
サポートいただければ、さらに地域での取り組みを加速させ、各地の情報をアップできるようになります! よろしくお願いいたします。