【AIR】ライドシェアがない日本、地方観光振興の限界がすでに起きている。

タイにきていて、Grab大活躍なんですが、やはり改めてライドシェア規制解禁を日本はすべきと思っています。

それは単に便利だから、とかそういう理由ではありません。

インバウンド政策で日本に外国人を呼び寄せても、実際の消費を地域で行ったもらうためには移動手段が必要です。しかし、移動手段が地方ではすでに破綻しているのです。

特にディナータイムで店に移動する際にはマストであり、さらに目的地になるレストランなどを選ぶならば、確実に市街地から離れていることがあり、宿泊と食事が分離し、その間を移動させなくてはなりません。ホテルがリゾートタイプで市街地から離れていて、さらにレストランも市街地から離れているとなれば、確実に車移動が必要になります。基本、お酒も飲むでしょうから運転は不可能。となると、タクシー移動が必須になります。

しかし、地方においてその移動が不可能になっています。先日も沖縄北部のまさに人里離れた集落にあるイタリアンの店にいく際にも「タクシー手配できていますか? 夜にいざ呼んでも来ないんです」という話をきいてビビりました。ご飯食べに行ったら、戻ってこれないなんて話になる恐怖です。

○ すでに起きている地方タクシー手配の破綻

これだけではありません。

他にもとある町村にいった際には、居酒屋からの帰りに店に電話してもらったら「一時間半後になりますっていってます。ただそれももう遅いので約束はできないといってます」と言われて、ひっくり返りました。その時は一緒に飲んでいた仲間が知り合いに電話してくれて、車出してくれてコトなきを得たのですが、つまりは普通に観光客できて、知り合いも誰もいない状況であればまともに帰れないってことなんですね。

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