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LDLマガジン「地域を変えるのに役立つスキル」

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LocallyDrivenLabs(LDL) 地元と全国をつなぎ、オンラインラボという形式でプロジェクトを成功に導くための実験ラボです。このマガジンは、LDLメンバーの取り組みや…
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2021年1月の記事一覧

電子図書館はまちを越えてく?【圏域で利用可能に】

先日は、きくち電子図書館の話を書いてましたが、今更ながら近くの大津町というところが12月に「きくち圏域電子図書館」へ参加したと書いてありました。 過去に電子図書館についてまとめましたので、未読の方はこちらをどうぞ。 どんな価値があるだろう?使い方があるだろう?みたいな感じに デジタルでものの移動がないから広域で管理できる菊池市は47,983人(令和2年12月時点)ですから、大津町35,386人も加わってもらうと、単純に利用者が大幅増ですよね。 特に電子図書館とか、移動

まちづくりにファイナンスを活かす④~YOUは何しにファイナンスの世界へ?~

自分の経歴をまとめて人に紹介する、大人になると自己紹介のタイミングで、そんな機会を持つことってありますよね。「〇〇株式会社で不動産仲介の実務に携わって、そのあとプロパティマネジメントの〇年、現在はAM会社でアセットマネジメント、主に期中管理と収益計算しています。」といった感じで、多くの人は関連分野で知識経験を積みながら、より主体的に動ける立場や事業体にステップアップしていくという感じなんじゃないかなと思います。 都市計画コンサルは結構(体力的に)しんどいけど、都市分野におけ

オンラインツールによる空間の可能性【スペースマーケット】

今回共有したいオンラインツールは、スペースマーケットについてです。 シェアリングエコノミーと言われるようになって久しいですが、スマホを使ったオンラインによる効率的なシェアができていってますよね。 モノ、スペース、スキル、時間…あらゆる資産を共有する「シェア」の 考えや消費スタイルが広がっていってます。その流れの中、空間をシェアするスペースマーケットの活用は可能性がありますね。人口も減るし、効果的に空間を活用できるニーズはこれから高まるでしょう。 コロナ禍で感じた民間の魅

【LDLパートナーインタビュー】公共空間を活用した稼ぐ道の駅再生 ~新井友和さん

LDL(Locally Driven Labs)とは、継続的なオンラインコミュニティを作り、アウトプットまで持っていくことを目的にして、始まったラボです。詳しくは下記をお読みください。 パートナーがプロジェクトを立ち上げ、リサーチアソシエイトが関わりながら活動が進められています。 このインタビューでは、パートナーがどんな方なのかを紐解くインタビューです。興味のある方はぜひお読みください! 第4回は、埼玉県杉戸町役場の新井友和さんにお話いただきました。 Q.あなたのプロフ

まちづくりにファイナンスを活かす① ~銀行とのおつきあい~

「では、ここに渡邉社長個人の印鑑をお願いしますね。」、「え、なんで???」とそのとき思ったのですが、目の前の入行1年目の銀行員(ラフな格好して現れたら、さわやかな大学生にしか見えないだろう)に”社長”といわれると、なんとも質問することが気恥ずかしくて、分かった風をして印鑑を押していました。 起業(若しくは承継)した経験のある大人ならば、誰しもが通る銀行とのおつきあい。私の場合は、自治体による制度融資がきっかけでした。 起業して、会社をつくってみたのは良いけれど、当初想定し

まちづくりにファイナンスを活かす②~資金調達の現場から~

最近、ファイナンス(金融)に関するご相談をよく受けることがあります。相談内容はかなり多岐に渡っていますが、「新しく事業がやりたい。でも、資金を集める術がない。どうしたらよいか?」という相談が割と多い傾向にあります。今日は資金の部分も含め、実体験を踏まえて起業のとっかかりの部分に少しフォーカスしてみたいと思います。  実は、(これは個人的な印象ですが)日本は相対的に起業しやすい土壌にあるんじゃないかと考えています。日本政策金融公庫をはじめとする公的機関による融資助成、自治体や

まちづくりにファイナンスを活かす③~事業計画をつくろう!~

「それでは、次回お打ち合わせまでに会社様の定款と登記簿謄本、それと事業計画の作成をお願いできますでしょうか? えぇと、フォーマットは任意で構いませんので。」  みなさまが(いくつかの適切な段取りを踏んで)融資を受けるために銀行へいくと、概ねこんな回答がやってくると思います。多くの人は、「はて、事業計画って何だろう?、任意のフォーマットと言われましても、、、」と面食らうことになるんじゃないかなと思います。そうですね、学校では残念ながら事業計画の作り方は教えてくれないのです。そ

おこずかい帳感覚で始められるクラウド会計〜freee〜

「会計」って聞くと難しそうとか、数字に強くないとダメとかいう印象で、触らないようにしてきました。 とはいえ、4月からは個人事業主として動き出すのでもう逃げられません(笑) 開業届を出さなくても副業解禁の流れは加速しているので、確定申告が個人でも必要な人が増えるのではないでしょうか。 今回はLDL 岡崎パートナーの取り組みの中で、freeeを実際に利用されている エゴマカンパニーの太田さんに解説・レクチャーをしていただきました。 「消費者にちゃんと説明できる商品を」ということで

ツールを使ってプロジェクト管理してみよう!〜asana編〜

プロジェクトの進捗管理って行っていますか?自分自身でもスケジュールは把握できても日々のタスクって意外と管理できていないものだと日々感じています。一人仕事になってしまっているプロジェクトも自分自身でのスケジュール管理はなんとなく締め切りに間に合わせるように進めているものが多かったりします。 ましてや部下を持つ管理職となれば、なおさらプロジェクトがどのような状況になっているか、どれくらいの業務量になっているかを把握する必要が出て来ます。進捗率がどれくらいか?手助けが必要なのか?

MaaSは地方の救世主となるの?

オンラインラボである、LDLに参加するようになっていろんな方と話すようになったんですが。ローカルモビリティに詳しい、猪田さんに知り合います。 猪田さんは地域おこし協力隊で西粟倉に移住し、地域の移動をテーマに活躍されています。クラウドファンディングでローカルモビリティ白書を作ったりと地方の二次交通に対して深い知見があります。いや〜。LDLに参加するといろんな人に出会いますねw 猪田さんの紹介の記事はこちら MaaSってそもそもなんなの?いつもの如く、私はMaaSという言葉

GIGAスクール構想で、私達はどんな結果を望むのか?

個人的に"超"気にになってるGIGAスクール構想を書きたいと思います。気になる箇所から読んでください。ここ違うよ〜とかありましたらコメントいただけると嬉しいです。 GIGAスクール構想(GIGA:Global and Innovation Gateway for Allの略) Society 5.0時代を生きる子ども達にとって、教育におけるICTを基盤とした先端技術の活用は必須です。また、変化の激しい時代を生き抜くには従来の一斉教育だけではなく、多様な子ども達を誰一人取り

社会教育の再設計シーズン2 第4回「市民がまちで学び、まちをつくるには?~シブヤ大学の実践より~」に参加しました。

 この記事では、社会教育の再設計シーズン2 第4回「市民がまちで学び、まちをつくるには?~シブヤ大学の実践より~」に参加した感想をまとめます。こちらは、東京大学社会教育学研究室の主催事業で、オンラインで受講できます。2021年1月8日の19:30~21:30に開催されました。  こちら、LDLでお世話になっている岡崎さんに紹介していただき、参加しました。地域の社会教育の場を、補助金に頼らず運営され、受講料は無料という仕組み、全国的に広がっているところに関心をいだきました。

Kindle unlimitedはどうなの?【電子書籍の個別最適力】

今更ながら、Kindle unlimitedをはじめましたコロナ禍でみなさんはどんな年越しをお過ごしになったでしょうか?私は、親戚が集まるのも自粛し、いつもと違う正月を過ごしました。 さて、読書についてなんですが、去年はほとんどスマホで読書に切り替えてみてました。隙間時間にアプリ立ち上げて読むみたいなパターンですね。使い慣れた端末で、ふとしたスキマ時間を読書にあてられるなぁと思い試してました。私自身は、そんなに読書家というわけではなく、昨年は電子書籍40冊くらい。紙の本は2