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GIGAスクール構想で、私達はどんな結果を望むのか?

個人的に"超"気にになってるGIGAスクール構想を書きたいと思います。気になる箇所から読んでください。ここ違うよ〜とかありましたらコメントいただけると嬉しいです。

GIGAスクール構想(GIGA:Global and Innovation Gateway for Allの略)

Society 5.0時代を生きる子ども達にとって、教育におけるICTを基盤とした先端技術の活用は必須です。また、変化の激しい時代を生き抜くには従来の一斉教育だけではなく、多様な子ども達を誰一人取り残すことのない、個別最適化された創造性を育む教育の実現が重要であり、ICT教育で次世代の人材を育てる必要があります。これらを持続的に実現させる構想がGIGAスクール構想です。引用元:https://master-education.jp/column/about_giga_school/

まず、目的として個別最適化された教育ってのが個人的にはポイントだと思います。元々、 ICTには個別最適化をすることは向いてますよね。前回記事にした、Kindle とかは、文字の大きさなど使用者に最適できる機能がついています。そういうのも一例ですよね。

教育で1人1台コンピューターは個別最適化に大きな役割を果たしますね。それを推し進めるのがGIGAスクール構想といえると思います。

それに見据えた施策を分解すると。

ハード:児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備

ソフト:多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育

指導体制:全国の学校現場で持続的に実現させる

下記の資料を読むと、そのような感じでしょうか。

▼1人1台端末環境で学校教育の姿が具体的にどう変わるのの、公式プロモーション動画とかもありましたので読んだことない人はチェックするといいと思います。

GIGAスクール構想により環境はそろいつつあります

いやー前置きが長くなりましたが、GIGAスクール構想について書いていきます。昨年から起こっているコロナウィルス により、加速度的に整備がすすんでいますね。

GIGAスクール構想の実現に向けたICT環境整備状況について、文部科学省は2020年9月11日に速報値を公表しており、今回は確定値を公表した。調査は全国1,812自治体を対象に、8月末時点のICT環境整備状況を集計した。 端末の調達に関する8月末時点の状況は、関連経費の議会承認済み77.7%、調達の公示済み61.2%、事業者の選定済み48.8%、納品完了済み2.0%。納品完了時期は、8月末までが2%と年内予定が27.0%、年度内予定が70.6%と、全体の99.6%が2020年度中に納品完了を予定している。引用元:https://reseed.resemom.jp/article/2020/11/17/850.html

上記にあるように、2020年度中には99.6%の納品が完了だとか。このGIGAスクール構想で得られた機会を、どのような目的を持って活用していけばいいでしょう?

  これからの時代に必要性が高まっている「読解力」

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引用元:国立教育政策研究所-OECD生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント p10
(https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/01_point.pdf)

まず、OECD(経済協力開発機構)のデータを参考にすると、PISA調査では15歳児を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野について、3年ごとに本調査を実施しているそうです。その中で、読解力の低下を課題とされていました。とはいえ、数学的リテラシーと科学的リテラシーは1位と2位とかで、「いやいやなかなかすごいではないか」と一人で思いました。 読解力 6位/35カ国(2015年)→11位/37ヵ国(2018年)という順位ですが、「なかなかそれでもいいではないか?」(素人判断ですみませんw)と思いました。

読解力の問題で、日本の生徒の正答率が比較的低かった問題には、テキストから情報を探し出 す問題や、テキストの質と信ぴょう性を評価する問題などがあった。
◆読解力の自由記述形式の問題において、自分の考えを他者に伝わるように根拠を示して説明 することに、引き続き、課題がある。引用元:https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/01_point.pdf

「では、読解力のどの辺が低いのか?」引き続き資料を読むとこんなページがあります。ここを読むと、①情報を探し出す、③評価し、熟考するという問題への正答率が低かったようでした。

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これだと、記事は理解するけど、そのままフェイクニュースに騙されやすい。みたいな結果のような印象を受けますね。汗 基本、日本の学校教育は素晴らしく、読み書きができて全国どこでも日本語が通じるってのはすごいことだと思っています。とはいえ、上記二つに赤枠に囲んであるものは、これからの時代に必要な読解力かと思いますね。ネットの情報を処理していく、ってのは当たり前のようになってるし、読解力の必要性はより高まると思われます。

デジタル機器は、チャットとかゲーム機器になってる現実

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で、そこからなんでGIGAスクール構想の話にいくかというと、その報告書で日本の子供達は、学習にICTを活用していないという現実。

スマホをはじめとするデジタル機器は身近にあるものの、娯楽的な扱いがほとんどですよね。SNSやTVゲームやケータイorスマホゲームは、すごい身近になってますよね。今までゲームをしたことない年配の人まで、ツムツム(ちょっと古い例えだが)してたのは、ビビりました。w まあ、大人でもスマホはゲームとして使ってる人がかなり多い印象です。

とはいえ、学習のツールとして認識されてないのかな?と心配になるぐらい偏りがありますよね。鉄やって日本の地図や特産物を覚えたりもできるので「ゲームは。。。」と私はTVゲームで育ってるので批判するつもりは全くございませんが、学習ツールとして有効に使えるようになれば、非常に効果的な手段となります。

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私の学習のICT活用で言うと、 リハ学生の時はまだガラケーでしたが、調べ物はネットを使っていました。当時は薬の作用を調べるため、お薬110番たるサイトを使って調べました。今日の治療薬とかも読みましたが、さくっと調べるときはネット検索が楽だなぁなんて思っていました。スマホですから、 PCのサイトも見れるようになり、調べるのが劇的によくなりましたね。学校内でも積極的に使いましょう。どう情報を活用するかがポイントになってますから。

あと、社会人になってからはベターですが、オンライン英会話とか圧倒的にコスパいいなとだと思って利用してました。DMM英会話を2年くらいしてたんですけど、教材は充実しているし、毎日25分6480円程度で24時間のうちの好きな時間に受講できるとか便利だなぁと思いました。夜中の12時とか、早朝5時とか、時差があってもセルビアとか逆にちょうど良いみたいな国の人と会話したりとなるほど便利だという体験をしました。オンラインツールは非同期、同期を効率よく使って学習効果を高めることができます。

教材も無料でみれますので読んでみると面白いと思います。

目的に応じて、サービスが安価で受けれるようになってる時代。こういった機会はネットに落ちており、活用しないのはもったいないですね。ただ、どういう情報が欲しいのか?の検索能力。文章の読解力がないと噂話やフェイクニュース、企業の宣伝などに時間を浪費したりして、十分な情報が集まられなかったりするんですよね。(私も弱いので)なので、情報が溢れている現代に読解力というものは生産性を上げるうえでも必要なスキルと言えます。

3つの施策パッケージへの、私の期待

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<ハード>ICT環境整備の抜本的充実は必須

まず、1人1台のコンピュータの実現。私が住んでいる、菊池市でもwindowsタブレットの導入がされるようです。

この辺は、リースか?購入方か? iPadか、windowsタブレット?

熊本市のようにリースによるiPad導入でLTEの方が、家庭のWiFi環境に依存せず、修理もリース先のドコモにTELすればOKみたいな環境の方が教師の手間もすくないんではないかな? 

熊大の前田先生は「タブレット端末+LTEを利用することで可能性が大きく広がります。タブレット端末は従来のPCとは違い、単なる入出力装置ではありません。入出力しやすいし、予備知識なしでも検索ができる、写真や動画の撮影が簡単に出来る、絵が描ける、持ち運べる、フリーズしない、扱いやすい、とメリットが沢山あります。LTEは、ルータ無しでつながるのですごくいい。学校外で使えるので校外活動、街の紹介、修学旅行など、いつでもどこでも使える。家庭でも使える。先生たちのアイデア次第で様々な活用方法が出来ます」と述べています。

学校外でのメリットについても述べられていますね。修学旅行とか最高ですね。グループワークだし、写真もいっぱい撮れますしね。

熊本市の活用事例は、個人的にもう少し調べて記事にしたいと思います。


<ソフト>デジタルならではの学び充実は、目的と手段を見失わないこと

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引用元:https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg7/20201030/shiryou1-1.pdf


これは聞いた話ですが、教師側のドリルとかのテストの採点が楽になるし、どこを苦手としてるかすぐ集計できるというものですね。ドリルの採点とか答えが決まってるテストは、採点が一瞬で出来、生徒のデータも取れるんなら確かに最高ではないか?と単純に思ってしまったのですがどうなんでしょう。

私の子供がまだその年代ではないので、イメージついてませんが、デジタル教科書、教材などのデジタルコンテンツなども、画像や動画の方がわかりやすいでしょう。社会で、歴史的な人物にヒゲなんて書いて遊ぶ人が激減するかもです。

教育関係の友人から教えてもらった、算数忍者とか子供に好評です。

個人的に、型通りの教育じゃないといけないと言うわけではないので。何のための学校なのか?なんのためのGIGAスクール構想なのか?というのを見失わないようにすることですよね。


<指導体制>日常的にICTを活用できる体制

ICT支援員

GIGAスクールサポーター

まだこの辺調べるのは力尽きたので、後日追記します。。。😭


教育は未来への投資、しかも未来はそんなに遠くないのです

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これからの時代を迎える若者たちが、幸せであって欲しい。と私は思います。

スポーツなんて典型じゃないですか?科学的なトレーニングや、食事なんかちゃんと研究されていて、全体のレベルは向上してるし新記録はでているでしょう?

なのに、教育は昔ながらがいいなんて話はおかしいと思いますよね。未来は意外と近くまで来てます。

教育は結果は見えにくいですが、費用対効果が何倍にもなる分野だと思います。なせ未来をになってくれる人たちですから。

現実を受け止め実行していきたいものです。


【この記事について】
Locally Driven Labs(LDL)のプロジェクトの1つ“地方のオンラインの普及と価値の創造“にて、オンラインツールの情報共有を記事にしています。地方で実践しているメンバーがオンラインツールの使用感などを話しており、参考資料しても活用できます。






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