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空いてるザギン

去年の今頃の銀座は、外国人観光客であふれかえり「そういえば日本人もいるね」という感じだったが、今は「もいる」分布であった銀座的日本人しかおらず…。つまり上等な服を着た細めの40代以上の人が少人数で歩いているだけなので、銀座はスカスカだ。

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銀座のおしゃれな人は、関西人の私から見ると渋好みなので、江戸小紋のように、「よく見ると上等な柄」で「私が選ぶよりワントーン暗めの色」を着ている。

去年のあんな賑わいから、こんなにスカスカになって、お店の商売成り立つのかなーと思うけれど、きっと見たまんま、ただひたすら厳しいんだろう。まるで「一炊の夢」のごとし。賑わいが消えたら、前より少し衰退した銀座に戻った…。

あの時銀座は「もっと、うれしそうにすればよかったのに」と思う。なんとなく、去年までの銀座は、インバウンドのバブルに、苦虫をかみつぶしながら耐えているように感じられた。

当時、もうちょっと、うれしそうに楽しく、だけど品良くおしゃれに盛り上げる街作りはできなかったのかな。もとの銀座の人々は、今みたいな森閑とした姿が本来の銀座だと思っているのだろうか?

なんて、憎たらしいことをいっている私であるが、実は今日娘と、こんな時期でもマダムでいっぱいの渋いレストランでランチを食べ、快適な人数のスタバでコーヒー飲みながらのんびりし、デパ地下でさくさく買い物をして、空いている平日昼の銀座を堪能して帰ってきた。めっちゃ快適。これなら普段は年に数えるほどしか銀座に行くことはない私であるが、当面すいている間、ランチ・お茶・デパ地下+映画館のパターンで通うことにしようかな。

ただし、ケチかもしれないが、銀座だろうがどこだろうが、普段着で行く私にとって、コーヒーが700円以上するのは許しがたい。ホテルじゃあるまいし。かといって、チェーン店ばかりもなぁ。

ウインドーのハイブランドの洋服も同様で、柄はなかなか素敵であったが、私には高級品はサイズが合わず、財布にも合わず、銀座の消費レベルに貢献するような消費はしないので、ただただ、お店にはなんとか採算をつけていただいて、素敵な銀座が存続することを祈るのみである。

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