「少女記録」 構想を考えるきっかけとなった作品
少女記録の構想は、2010年に想い描きはじめました。
当時は、一人の美少女の成長過程を数年間に渡り記録し続けることを主に考えていました。
構想を考えはじめたきっかけは、写真家・新津保建秀さんと女優・早見あかりさん(当時、ももいろクローバーのメンバー)の一連の作品を見たことです。一人の美少女を撮り続けることに強い興味を持ちました。
超一流の制作チームで撮影された写真の美しさにも惹き込まれました。いわゆるポートレート・ファッションフォト・グラビアいずれにも属さない独特の表現世界に強く心を動かされました。
ただし、被写体が早見さんでなければ同じ想いは抱かなかったと思います。
作品は写真集『Spring Ephemeral_Binaural -Scape 3.17』(2011)にまとめられ出版されています。(タイトル上部の画像は私物を複写したもの)
・・・・・
その後、早見あかりさんとは、僕がアートディレクターを務める旅の雑誌『PAPERSKY』スイス特集号(2012)で一緒に海外撮影を行いました。
早見さんは当時17歳。高校生活最後の夏休みの最後の週の撮影でした。
僕なりの最初の少女記録。
写真のモデルは早見あかりさん。『PAPERSKY』No.40 / WATER Issue より
撮影を担当した安彦幸枝さんは、少女記録で其原有沙さんの作品を二回共に撮影している写真家。
すべてが今に繋がっているわけです。
・・・・・
最初の構想から作品の形態は変わりましたが本質は変わらず今に至ります。現に少女記録では、輝かしく成長した姿を再び記録するべく、同一モデルの二回目の撮影を行なっています。
僕のミューズはまだ見つかっていません。少女記録とは別に、一人の美少女を季節ごと数年に渡り撮り続ける作品もいつか制作したいと考えています。願わくば、撮影も自分で行うこと。それが僕の夢です。
追記:ミューズは見つかりました。その名は滝澤エリカ。この記事を書いた当時は出会っていませんでしたが、少女記録にすでに二度登場しています。(関連記事:「少女記録」のミューズ/滝澤エリカ)
読んでくださりありがとうございました。
少女記録に共感したならぜひ広めてください。
志を高く。美を探求する旅は続きます。
美少女の輝きが届きますように。
「少女記録」編集長/運営人 山田信男
Instagram@shoujokiroku
Twitter@shoujokiroku
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?