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電車でみた幽霊

高校生の頃、電車通学をしていた帰り道のお話です。秋分を過ぎて日が落ちるのが早くなり、ほぼ夜と変わらないような景色を眺めていると、疲れからかうたた寝をしてしまいました。いつも終点で降りていたのですが、終点の一駅前でハッと目が覚めて車窓を見ました。すると、私の反対側の窓際に軍服を着たヨーロッパ系の男性が立っていました。そんな人乗っていたかな?と思いつつ寝ぼけ眼で見ていたんですけど、全体的に青白かったんです。

本当に居るのか気になって後ろを振り向きましたが、軍服ヨーロッパ男性は立っていません。車窓に視線を戻すと車窓には映っているんです。え?と思いつつ見ていると徐々に消えていきました。

初めてしっかりと幽霊を見たんですが、あまりに自然だったので全く怖くありませんでした。格好良いなという印象しかないほどに。

数年前に霊が見える方とお会いする機会があったので、この話をするとその方曰く「後ろに座っていたおじいちゃんの守護霊が見えちゃったみたい。」とのことでした。人は眠い時や寝ぼけている時に、たまたま周波数があって幽霊が見えることがあるらしいです。おそらく徐々に幽霊が消えていった時、私がだんだんと覚醒をしていたので周波数が合わなくなったのではないかと思います。

あと公共交通機関の怪談はたくさんありますが、その中でも車窓を通して見えるというものも中にはあるので、ある意味見えやすい条件がそろっているのかもしれませんね。

運良く怖くない幽霊と遭遇できたのですが、その後帰宅して自分の部屋に入った瞬間に、勝手にテレビがついたことが非常に怖かったです。自分の位置とリモコンの間には十分な距離があったのですが…別の何かを連れて帰ってきたのでしょうか?

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