見出し画像

怖い話をすると寄ってくる

よく怖い話をすると、霊が寄ってくるっていいますよね?私は本当だと思っています。

中学生の頃、週末に仲良し6人組で友達の家に集まっていたんですが、集まる頻度が増えると話すことがなくなったりするんですよ。

友達の部屋でダラダラ過ごしていたとき、あまりに暇だったからか怖い話をしていこうという話になりました。小さな机を6人で円状に囲み、そのうち2人は怖い話が苦手で聞きたくもないということで耳を塞いで目を閉じていたんです。4人で怖い話を散々して満足したので、リビングでテレビでも観ようということになりました。耳を塞いでいる2人を除いて一斉に立ち上がったときです。

異様な空気感に4人とも一瞬固まりました。座っていたときとは違う空気の重さと、耳がこもるような遠くなるような感覚。ゾワっと鳥肌が立ちました。何か見えるわけじゃないけど、確かに6人以外に誰かいる…しかも大勢いる。人口密度があまりに違うのが分かるんです。

一緒に立ち上がった3人も同様に感じとったらしく、みんなで顔を見合わせて絶叫して部屋を飛び出しました。急に飛び出したので、耳を塞いでいた2人は何がなんだか分からないまま遅れてリビングに到着。(ほんとごめん)

事情を2人に話すと、怖い話なんかするからだよ!と怒られました…。ごもっともすぎる。

文章にすると大して怖くない内容ですが、実際に体験するとすごく怖いです。見えなくても確実にいるのを肌で感じるのって、どうしようもないし自分の身も守りようがないですからね。みなさんも、怖い話をする際はくれぐれもお気をつけください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?