愛とは何か。自分は彼女を愛せたのか

愛している。


この6文字はとても打ち込むには簡単だ。しかし言葉にするには億劫だ。
愛していると簡単に言える人は人を愛せない。
愛していると発することで安心したいだけだ。
愛を知っているということを知っていると思いたい。

しかし、彼女は愛を知らない。
愛を人にあげるほど自分に余裕がない。
愛はXであり愛は無限である。
無限は0であり♾️である。
つまり救いなのである。

そんな彼女を私は愛していたのか。
愛を絶えず供給できていたのだろうか。
恋人という関係性が解消されてしまった今それを知る術はない。

彼女のことを愛し続けたかった。大好きだった。

ガチ恋は無理と言われたことがある。
恋人関係だったんだはずだ。
愛が欲しいくせに愛がいらない不憫な彼女を本当に愛せたのだろうか。
愛の行方はどこにあったのだろうか。

この気持ちの終着点はどこにあるのかがわからない。
まるで宙ぶらりんでふわふわしているクラゲのようなもの
ビーチに打ち上げられたカツオノエボシのように
美しく危険で恐ろしい甘美な薫りがする愛。
時間が経てば干涸びて誰かが回収してくれるのだろうか。

愛とはなにか。本を読んだけどわかりません。

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