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低身長ファッションの AtoZ



10年間の研究と2,000人へのアドバイスの集大成



たったの3つの原則を理解するだけで
印象が180度変化する
“低身長男性に特化した”マニュアル。




『低身長ファッションのAtoZ』




「低身長だからファッションが難しい」と悩むのは
もう終わりにしませんか?











こんにちは。
低身長専門スタイリストのショータです。



この度、

・10年間の服の研究
・5年間のアパレル販売経験
・2,000人以上へのファッションアドバイス


この3つの経験を経て、
“低身長男性をカッコよくする”ことに特化したノウハウ(低身長ファッションのAtoZ)を作ることができました。


そしてあなたにお届けできることを嬉しく思います。




完成に至った経緯


このノウハウを作ることになった理由。それは、

世の中にはたくさんのファッション情報があるのに、「低身長男性をカッコよくする」という情報が未だにほとんどなかったから。


SNSを覗けば「低身長ファッション」というテーマで発信されてる方は一定数いますが、


“誰にでも理解できるように”
“0から整理されたもの”


という発信はほんとんど皆無な印象です。


知り合いの男性が



「低身長が置いてけぼりにされてますよね…」



と、ある日ポロッと漏らしたのですが、僕はずっとこの言葉を忘れることができませんでした。


それだけ低身長男性にとって、「ファッションは難しいものだ」という思いが強いのか…


SNSで発信されてる情報だけでは理解できない部分が多いのか…


ということを強く実感しました。


こういった経緯があり、少しでも状況を変えたくて、
『低身長ファッションのAtoZ』を作ることにしました。



こんな人に向けて作りました。

・低身長だからファッションは難しいと思っている
・自分に合うサイズがなくていつも困っている
・どこで服を買えばいいのかわからない
・自分でどんな服を選べばいいのかわからない
・おしゃれになりたいけど身長を理由に諦めている
・高身長男性にはどうやっても外見で勝てない
・変われるなら、カッコよくなりたい
・おしゃれに服を着こなしてみたい


1つでも上記に思い当たる方は、ここから先をぜひ読み進めてください。



お約束します。



『低身長ファッションのAtoZ』を手にとれば、「低身長だからファッションが難しい」という悩みが今後一切なくなるはずです。


もちろん、「この服はちょっとデカすぎるよね」とか、「このパンツは丈直ししないといけないよね」と言った低身長ならではの工夫は必要になりますが、

・背が低いからおしゃれになれない
・自分に合う服が見つからない
・短足に見えてしまう
・幼く見えてしまう


このような低身長男性を悩ませる問題は“全て”解決できます。


さらに。



“「たった3つの原則」を理解するだけでOK”



の構成に整えているので、あなたがファッション知識0だったとしても、容易に理解することができます。


もちろん内容を理解できるだけでなく、

「まずこれをやる」
「その次はこれをやる」


というアクションステップが明確になるので、あなたの「服選び」が確実に変わり、見た目が最短で変化していきます。

・アパレル業界の人間が
・ここまで整理された内容で
・低身長男性に特化したノウハウ提供


は恐らく、他を探してもどこにもないはず。


ぜひ楽しみながら、ここから先を読み進めてください!



今回の全体像


「低身長男性をカッコよくする」をテーマに、低身長男性のためだけを考えて作りました。


以下が、このnoteの全体像です。

・低身長ファッションの大前提
・低身長ファッションの3原則
・サイズ選びで失敗しない方法
・自分でカッコイイ服装が作れるようになる方法
・低身長男性におすすめの服一覧
・低身長男性におすすめできるブランド
・よくある悩みのQ&A


という構成になっています。


この中でも特に大事なのが「大前提」「3原則」の2つ。


大前提では低身長男性が目指すべき方向性の話、3原則では超重要なのに世間ではあまり語られていない話をします。


ぶっちゃけこの2つさえ正しく理解できればあなたは大丈夫。「低身長にファッションは難しい」という思い込みを打破することができます。


実際に『低身長ファッションのAtoZ』を事前に読んでもらった方の数名が、

「原則1で今までの思い込みを180度覆された」
「これからの服選びがまるで違うものになる」


と言ってくださいましたが、そのくらい効果のある話をしています。



“3原則を知るだけで、服選びに困らなくなる”



こういっても大袈裟ではない内容に仕上げることができました。


そして、3原則より下のパートでは、みんな困りがちな「サイズ選び」の話をします。


自分の体に合う服選びの方法、ネットで服を買うときにサイズで失敗しない方法を解説します。


ここまで揃うとけっこう完璧ですが、「何をどう着ればいいかも教えてほしい」という声もあると思うので、着こなしの際に超役立つ「バランス思考」という考え方も共有しておきます。


詳しくは本編の中で述べますが、「バランス思考」を知っているだけで自分でカッコイイコーディネートを考えて、自由に着こなせるようになります。


とてもシンプルな話ではありますが効果は絶大なので楽しみにしていてください!


その後は「具体的な商品とブランドのおすすめ」をします。絶対にこれを選べというものではなく、約10年間ファッションの研究をした上でおすすめできる物を紹介しています。


好みもあると思うので、必要に応じて参考にしてみてください。


それでは本編に入っていきましょう。



【超重要】低身長ファッションの大前提


初めに低身長ファッションで最重要なことをお伝えします。



それは「大人っぽさ」があることです。




ぶっちゃけ大事なのはこれだけです。
どんなに服選びが適当でもぱっと見が大人っぽければそれでOKなんです。


なぜ大人っぽさがそれだけ大事なのか?


それは大人っぽさが「優れている男性の象徴」だからです。


ちょっと考えてみてください。
子供っぽい男性よりも大人っぽい男性の方が…


・仕事では信頼感を得られやすく
・恋愛では異性に好印象を抱かれやすく
・グループでは発言権が強く
・意見に説得力が出る


など、多くのメリットを受け取っていると思いませんか?


大人っぽい男性には「ちゃんとしてる」「頼り甲斐がある」「できる男」などの無意識の高評価が支えているからです。


だからこそ僕達も「大人っぽい男性」を目指して行くべきなのですが、ここで1つ障害が出てきます。


それが「低身長」ということですよね。


低身長男性は高身長男性に比べ生まれ持っての「子供っぽさ」を持っています。


背が低いということは、その分、顔が大きく見え、手足が短く見えるということでもあります。


だからこそ高身長男性に比べて「大人っぽく見せる」工夫が必要になります。


でも悲観したり、難しく考える必要はありません。


本noteは「あなたを大人っぽく見せることに特化した」ものです。


まずは「低身長ファッションにおいて最重要は大人っぽさである」ということを覚えておいてください。

【低身長ファッションの大前提】

大人っぽさがあること



低身長ファッションの3原則


低身長男性が大人っぽさを手にれるために守ってほしいのが、これから説明する3原則です。


この3原則はシンプルで超重要な話でありながら、世間ではあまり語られていない内容です。


この3原則を守れば最短で見た目が変わりますので、じっくりと読み進めてください。


まずは原則1から。



原則1 : 下から揃える


仮に目の前に

「僕はファッションのことが何もわからなくて、おまけに低身長で何着ても似合わなくて…そんな僕はどうすればいいですか?」


と悩んでいる人がいたとします。


この人に服装のアドバイスをするとしたら、僕がはじめに言うことは決まっています。


それが


「パンツと靴から揃えましょう」


です。



パンツと靴選びで印象の8割が決まる


これはアパレル業界では割と常識的なことですが、一般にはあまり知られていない真実の1つです。


みんな服を買うときはトップス(シャツ、Tシャツなど上半身に着る服)から揃えてしまうのですが、それが間違いの始まりです。



パンツと靴がダサかったらブランド物のシャツを着てもダサい


ちょっと言葉が強いかもしれませんが、これが真実です。


いくらシャツやジャケットにこだわっても、パンツと靴が正しく選べていなければあなたの印象がよくなることはありません。


トップスよりも、はじめに揃えるべきはパンツと靴、つまり「下から揃える」が低身長ファッションの正解です。

【原則1の最重要ポイント】

低身長ファッションの正解は「下から揃える」こと



正しいパンツと靴選びのために守ってほしい2つのルール


ではどんなパンツと靴を選べば低身長のあなたの印象が良くなるのでしょうか?


あなたに守ってほしいのは以下の2つのシンプルなルールだけです。

ルール① パンツと靴の色味を合わせる
ルール② クッションを出さない


簡潔に説明しますね。


ルール①: パンツと靴の色味を合わせる


1つ目のルールは「パンツと靴の色味を合わせる」ことです。


黒のパンツには黒の靴を合わせる。
白のパンツには白の靴を合わせる。


このように同じ色にすることで、下半身がスラッと長く見えます。


白や黒以外のパンツを履くときはどうすればいいかというと、


ネイビーやブラウンなど黒に近いパンツには黒の靴を合わせる。ベージュや薄いブルーなど白に近いパンツには白の靴を合わせる。


とにかく「パンツに近い色の靴を合わせる」ことが重要。

色味を合わせるだけで足が長く見え、スタイルアップできるからです。



ルール②: クッションを出さない


ルール2は「クッション」です。


クッションとは、靴にパンツの裾が乗っかって「クシャッ」となっている部分のことをさします。


シューズの上にパンツの裾がかかることで「シワ」が生まれていますが、このシワがあると足の形がボヤけてしまい、下手すると“短足”に見えてしまう恐れがあります。


大人っぽい服装を作る上では、クッションをつけないことが絶対条件。


クッションがつく場合は、必ず修理に出して「9分丈」に直してください。


9分丈とは、くるぶしの出っ張りに丁度かかるくらいの長さで、最も足元がスッキリ見える長さです。


この長さを基準にパンツの丈を調整してください。



あなたがまずやること


まずやって欲しいのは、近い色のパンツと靴を揃えることです。


黒色が圧倒的に使いやすいので、黒のパンツと黒の靴を揃えるのがおすすめです。


すでに持ってるという人は、クッションを出さないように裾直しをしましょう。


ここができたら原則2へと進みます。



原則2 : 服装に使う色は3色まで


職業柄、街行く人の服装をつい眺めてしまうのですが、みんな色を使いすぎだと感じています。


青のデニムに、白のスニーカー、チェックのシャツや色物のTシャツなど、ちょっと色が多いなぁと思うことがよくあります。


色は使えば使うほど子供っぽくなるという法則があるので、大人っぽい服装をつく上では、ここも修正した方がいいポイントです。

【重要な法則】

色は使えば使うほど子供っぽく見える


あなたに推奨したいのは、使う色を3色までにおさめること。


おすすめは“モノトーン+1色”です。


モノトーンとは白黒グレーの無彩色のこと。
ここに+1色で、2色か3色以内におさめることができます。


例えばこの写真は、


ニット→青色
シャツ→白色
パンツ→黒色
靴→黒色


と綺麗に3色におさまっています。


もう一つ例を見てみましょう。



こちらは明るいオレンジのニットカーディガンを使ったスタイルですが、けっこう大人っぽくまとまっていると思いませんか?


その理由も「モノトーン+1色」になっているから。


カーディガン→オレンジ
Tシャツ→グレー
パンツ→グレー
靴→黒色


とちょうど3色です。


3色以内にすることで、グッと大人っぽい印象がますので、簡単ですが非常に強力な服装のテクニックです。


【原則2のまとめ】

服に使う色を3つにおさめることで大人っぽく見える。




原則3 :小物に力を入れる


原則の3つめは服ではなく「小物」の話です。


ファッションにおいて小物とは


・カバン
・メガネ
・ブレスレット
・腕時計
・ソックス
・帽子
・靴


などを指します。


「低身長ファッションで小物って関係あるの?」と思われるかもしれませんが、関係大ありです。


むしろ小物選びで印象が決まるかもしれない、というくらい重要な要素です。(故に3原則の中に入っています)


この章では小物の重要性を簡潔にお伝えします。



小物は目立つ。目立つからこそ正しく投資すれば見返りも大きい


なぜ小物が重要かというと、単純で「目立つから」です。


なぜ目立つかというと、小物は身体の先端に位置するものだからです。


例えば、


帽子は頭の先端
靴は足の先端
カバンは手の先端
腕時計は先端に近い手首
ソックスは先端に近い足首


このようにほとんどの小物が身体の先端に配置されています。


身体の先端は目立つので重要度が高く、正しく小物を選べれば、「あの人なんかカッコイイね」と思ってもらえます。


試しに以下の2つの画像を見比べてみてください。


左の写真はどこか地味に、右の写真はどこかカッコよく感じませんか?


似たような服装であっても小物の使い方によって相手に与える印象は大きく変わってきます。



力を入れてほしいのが、靴、腕時計、カバンの3つ


あなたに力を入れてほしいのがこの3点です。


別に高いものを買えと言っているのではなく、大人っぽく見える物を選ぼうという話です。


数ある小物の中でもこの3つ(靴、腕時計、カバン)は特に目立つので、子供っぽい物を使っているとその印象に引っ張られてしまいます。


例えば子供っぽい印象の物でいうと…


これらが全て悪いわけではないですし、使い方によってはおしゃれに見せることもできますが、難易度が高いのであまりおすすめできません。


大前提でお話ししたように低身長ファッションの最重要要素は「大人っぽさ」です。大人っぽさに反したものはあえて選ぶ必要がないと僕は考えています。


逆に低身長男性におすすめできるのが…


シンプルな革靴とは余計な飾りのついていないベーシックなもの。ローファーなどがどんなパンツにも合わせやすく使いやすいです。


スニーカーを選ぶなら、まずは白か黒のものから。


アディダスのスタンスミスや、ナイキのエアフォースワン、コンバースのオールスターなどが間違いないです。


「仕事では時計をつけているけど休日のお出かけの時は外している」という人はかなり多いですが、休日でも腕時計は必ずつけてください。


目立つ手元に腕時計がないと地味に見えてしまうので。


レザーベルトの腕時計はダニエルウェリントンFHBのような大人っぽいもの、最近だとApple Watchもいい感じです。


カバンは個人的には「トートバッグ」が服装の邪魔をしないのでおすすめです。レザー調の物を選べば子供っぽい印象になることもありません。


リュックなら黒一色の物を選べば子供っぽい印象になりにくいのでおすすめです。

【原則3の重要ポイント】

靴、時計、カバンで印象が大きく左右される



低身長ファッションにおける3原則は以上で終了です。

原則1 : 下から揃える
原則2 : 服装に使う色は3色まで
原則3 : 小物に力を入れる


低身長男性が最短で見た目を変えるにはこの3つが一番重要なので、まずはここから実践してみてください。


サイズ選びで失敗しない方法


3原則の次は「サイズ選び」の話をしましょう。


「低身長の自分はどのサイズを選んだらいいんだ?」と迷うことも多いと思うので、ここでその疑問を晴らしてしまいましょう。


まずサイズ選びで最重要なことですが、それは


「自分の身体に合うサイズを知ること」


です。



基本的なことではありますが、2000人以上のお客さんを見てきて思うのは「自分に合うサイズを知らない人が多い」ということです。


「低身長なんだからSサイズしかないだろ」そんな意見もあると思いますが、必ずしもSサイズを選ぶ必要はありません。


ブランドや服のシルエットによってはMサイズやLサイズで選んだ方がカッコよく見えるものも意外と多かったりします。


この章では誤解を生みがちな「サイズ選び」に関して簡潔にわかりやすく解説していきます。



自分に合うサイズを正しく知る方法


自分の身体に合うサイズを知る方法は大きく分けて2つあります。

方法① 数をこなして感覚的に理解する
方法② 数値で理解する


この2つです。


方法①「数をこなして感覚的に理解する」は、とにかくたくさんの服を着て体で覚える方法です。


僕のようなアパレル販売員や無類の服好きはお店でも家でも気になった服はとにかく着てみて、鏡を見ながら「似合ってるかなぁ」と自問自答します。


この経験を何百回と繰り返す中で、自分の頭と体で「合うサイズ」を感覚的に理解します。


このやり方はサイズ感だけじゃなく、色合わせや自分に似合う服の系統も理解できたりするのでメリットは多いのですが、反面デメリットもあります。


時間がかかるし、服を買う枚数も増えお金もかかることです。


あなたが「服を研究したい」「服が大好きなんだ」と思っているならおすすめですが、「服には時間とお金をあまりかけなくない」と思っているのであれば、方法②がおすすめです。


方法②の「数値で理解する」とは、自分にぴったりのサイズを数値化して記録しておくことです。


例えば、あなたが先月買って気に入ってるTシャツがあったとします。


ブランドのサイトには「サイズ表記」が必ずあるので、そこを見れば各サイズを把握できます。


写真のような、


・身幅
・肩幅
・着丈
・そで丈


などですね。


これを写真をとってお気に入りしてもいいし、メモ帳に数値を抜き出して記録しておけば後から見返すことができます。


シンプルですが、「自分に合うサイズがわからない」人にとってはこれが最善の解決策になります。


では最近服を買っていない人はどうすればいいでしょうか?


もし自宅に気に入ってる服があれば、その服のサイズを測定し、記録しましょう。


サイズ測定サイトはこちら。



測ってほしいのはこの項目。

【トップス】
・身幅
・肩幅
・着丈
・そで丈

【パンツ】
・ウエスト
・股上
・股下
・わたり幅(腿周り)
・裾幅


サイズを測ったら、スマホのメモ帳に記録しておけば、今後の買い物ではそのサイズ表を参考に選べるようになります。



お店で買う時は必ず試着をする


お店で服を買う時は面倒でも毎回必ず試着をしましょう。


背中に服を合わせて「うんぴったりですね」という店員さんも多いですが、あれではちゃんとしたサイズ感はわかりません。


試着せずに服を買って、帰って着たときに「なんか微妙だな…」と感じたことはありませんか?


それを防ぐためにも毎回試着をする。
これをクセづけましょう。


そしてしっくりこない服は買わないこと。


これでサイズ感での失敗はかなり減らすことができます。

【章の重要ポイント】

サイズは感覚ではなく数値で記録し、
お店では毎回試着をする。
これでサイズ選びの失敗を防げる。


自分でカッコイイ服装が作れるようになる方法


大前提、3原則、そしてサイズ選び。
ここまで揃えばかなり完璧です。


服選びで失敗する確率は大幅に下がり、好印象を得られる服選びができる土台が作られました。


ここから先は
「具体的な服のおすすめを教えてくれ」
「何をどう着こなせばいいか教えてくれ」
というニーズに答える話をしていきます。


まずは、低身長男性におすすめの“バランス思考”という考え方をシェアします。


この考え方を知っているだけで、自分で「大人っぽくてカッコイイ」服装を作れるようになるので、楽しみながら読み進めてください!



服は大きく2つのジャンルに分けられる


バランス思考を理解するために、まずは服のジャンルを知っておく必要があります。


全く難しい話ではなく、大雑把に「大人っぽい服」「子供っぽい服」の2つに分けられます。



重要なのはバランス


勘違いして欲しくないのが、ジャケットにシャツにスラックスに革靴を合わせればいいんだ、と考えること。


それだと仕事服に見えちゃいます。


大人っぽく見える服だけで集めるとかっちりしすぎちゃうので、子供っぽい服も適度に入れてあげる必要があります。


難しく感じるかもしれませんが、ぜひシンプルに考えてみましょう。



3つのうち2つは大人っぽいアイテムでまとめる


バランス思考の真髄はこれです。


コーディネートは「トップス・パンツ・シューズ」で3分割できるのですが。


バランス思考とは、


「3つのうち2つには大人っぽい服、残り1つは子供っぽい服を使う」


ことです。


いくつか例を見てみましょう。


こちらは、トップスとシューズはレザーで大人っぽいですが、パンツは「ゆったりの白」なので子供っぽい印象です。

トップス→大人っぽい
パンツ→子供っぽい
シューズ→大人っぽい


このように3点のうち2点が大人っぽく、1点が子供っぽいバランスになっています。


では続けて。


こちらはパンツとシューズは大人っぽいですが、トップスが「ブルーにボーダー」なので子供っぽい。


バランスとしては、

トップス→子供っぽい
パンツ→大人っぽい
シューズ→大人っぽい


といった感じ。


最後にもう1つ。


こちらはトップス、パンツは大人っぽいですが、シューズが子供っぽい。

トップス→大人っぽい
パンツ→大人っぽい
靴→子供っぽい


このように、3つのうち2つを大人っぽくすることで「ちゃんとして」見えますが、カジュアルな要素が入っているので「キメすぎ」「仕事服みたい」という印象もなく、すごくバランスが良くなります。


着こなしの時はこの”バランス思考”さえ持っていればバッチリでしょう。

【章の重要ポイント】

3つのうち2つに大人っぽい服を使うと覚えれば、自分でコーディネートを作ることができる。



低身長男性におすすめの服一覧


では続いて、低身長男性におすすめの服を季節ごとに紹介します。


基準は


「季節感がありながら、大人っぽく見える服」


です。


春のおすすめ

・長袖シャツ
・カーディガン



春には長袖シャツとカーディガンがあればバッチリ。


どちらも大人っぽいし、気楽に羽織れるので使い勝手も抜群にいいです。



夏のおすすめ

・半袖Tシャツ
・半袖シャツ


夏と言えばTシャツですが、子供っぽくならないように「黒のパンツ」と合わせるのがおすすめ。


そして軽く羽織れる服を1つは持っておくましょう。


写真のような薄手のシャツが使いやすいです。


パンツと靴の色味を合わせていることにも注目してください。



秋のおすすめ

・カーディガン
・ブルゾン
・ニット or スウェット


肌寒くなると着る服の枚数が増えるので、その分色数が増えすぎないように注意しましょう。


写真のようにトップスに色が入ったら、パンツと靴は同じような色で合わせるのがコツです。



冬のおすすめ

・コート or ダウン


個人的なおすすめはチェスターコート。


黒やネイビーを選べば大人な貫禄を出すことができます。


本編の初めの方で書いた「下から揃える」を大事にすれば、ロングコートもカッコよく着こなすことができます。


通年必要なもの

・スラックス
・革靴
・カバン
・腕時計


僕は手持ちのパンツのほとんどがスラックスです。


スラックスはそれだけ使いやすく、大人っぽく見せてくれるので必ず1つは持っておきましょう。


春夏用で1つ、秋冬用で1つずつあると完璧です。


GU・ユニクロでも形が綺麗なスラックスが販売されているので、是非チェックしてみてください。


革靴・カバン・腕時計は前章の通りですね。


服装がシンプルでも小物で印象の差がつくし、その効果は一年中続くので早めに揃えておきましょう。



低身長男性におすすめのブランド


上で紹介したような大人っぽい服がリーズナブルに買えるブランドを紹介します。


実際に僕も使っているものが多いので使いやすさは保証します。


ユナイテッドアローズ系列

グリーンレーベルリラクシング
ビューティー&ユース
アンルート


この3つが個人的には一番使いやすように思います。


グリーンレーベルリラクシング」は細身で大人っぽい服がリーズナブルに買えます。


ビューティー&ユース」はグリーンレーベルに比べるとややカジュアル。少しゆったりめの服が多いですが、デザインが落ち着いているので取り入れやすいです。


アンルート」は個人的に大好きなブランド。独特な装飾で他人と被らない上に、ちゃんと大人っぽい雰囲気があるのが魅力です。

アンルートの切替シャツ


パンツは大きめのサイズが多いので、トップス(シャツやTシャツ)がおすすめです。



ナノユニバース


続いてはナノユニバース。



シンプル・スタイリッシュの名前が相応しいブランド。


形も細身のものが多いので低身長男性にとってありがたいブランドです。



マイセルフアバハウス

https://zozo.jp/brand/myselfabahouse/


カーディガンや革靴が1万円以下で揃うブランド。


レザーシャツもカーディガンもマイセルフアバハウスで購入しました。


シルエットは程よくゆったり。
落ち着いたデザインが多いので、子供っぽくならずに着ることができます。



ユニクロ・GU


価格で言ったら断然安いし、品質もどんどん良くなっています。


シンプルな無地Tシャツ、細身のスラックスならユニクロ・GUで十分かもしれません。


ちなみに愛用中のネイビーのコートはGUで買いました。



要点のまとめ


最後に要点をまとめておきます。
まずは3原則を守るところから。


・下から揃える
・3色までに収める
・小物に力を入れる


この3つができれば、あなたの見た目は劇的に変わります。


3原則を実践してもらいやすいようにアイテムリストなどを作ったので、参考に実践してみてください!

【低身長ファッションの大前提】
大人っぽさがあること

【低身長ファッションの3原則】
原則1:下から揃える
原則2:服装に使う色は3色まで
原則3:小物に力を入れる

【サイズ選びで失敗しない方法】
サイズ表記を数値で記録する
毎回必ず試着をする

【バランス思考】
3つのうち2つに大人っぽい服を使う

【おすすめの服一覧】
春→長袖シャツ、カーディガン
夏→半袖Tシャツ、半袖シャツ
秋→カーディガン、ブルゾン、ニット or スウェット
冬→コート or ダウン
通年→スラックス、革靴、カバン、腕時計

【おすすめのブランド一覧】
ユナイテッドアローズ系列
ナノユニバース
マイセルフアバハウス
ユニクロ・GU



よくある悩みのQ&A


低身長専門スタイリストとして活動する中で頂いた質問をコラムとして回答します。


気になる部分があれば読んでみてください。



厚底靴はNG?


身長を高く見せるための「厚底の靴」ってありますよね?


人によっては低身長がより強調されるし、「頑張ってる感が逆にダサい」というマイナスのイメージを持っている場合も多いようですが、実際のところはどうなんでしょうか?


あくまでも個人的な見解ですが、厚底靴が目立ちすぎなければOKだと考えています。


スキニーのような細いパンツに厚底靴を合わせてしまうと、「盛ってる感」が目立ってしまい、マイナスな印象をもたれる可能性が高まります。


逆に少しゆったりしたパンツに合わせてあげると盛ってる感は目立たなくなります。


ですので、厚底の靴を履きたいときは、「少しゆとりのあるパンツと合わせる」と覚えておけば失敗する確率を減らすことができるはずです。是非ご参考に。



パンツのサイズが合わずに困っています


これが低身長男性が服選びの段階でぶち当たる最も多い悩みです。


お店に置いてあるパンツ(ズボン)をはいても大きすぎて(長過ぎて)、「全然似合わないです」という声はよく聞きます。


まずこの問題への対処法に関して触れておきます。


で、「パンツのサイズが合わない」と一口に言っても、実際は3つほどの問題に別れていると思います。


問題① 丈が長い
問題② ウエストが大きい
問題③ 足が太く(短く)見える


この3つです。


あなたにも思い当たる節がありませんか?
…では、それぞれ具体的に説明していきます


問題① 丈が長い


お店にあるパンツをはくとだいたい長いですよね。


「9分丈パンツなので裾直しなしで履けますよ」とオススメされたパンツをはいても、丈が長くて結局裾直しが必要だったという苦い経験をしたことが僕にはあります(苦笑)


でもこの問題への対処法は極めて簡単。
「長ければ裾直しすればいい」ただそれだけです。


確かに時間がかかったり、場所によってはお直し料金がかかったりして面倒ではあるのですが、500円ほど投資して、1時間も待てば、あなたの足の形に合ったパンツが出来上がります。


ユニクロ・GUで裾直しをしてもらえることはあなたも知っているとは思いますが、ビルに入っているようなセレクトショップでも裾直しは可能だし、あなたのお家に眠っているサイズが合っていないパンツを持って行って直してもらうことも可能です。


意外と知らない人も多いんですが、駅ビルやファッションビルと呼ばれる大型の商業施設(イオン、マルイ、ルミネ、その他駅ビルなど)には、必ず「お直し屋さん」が入っています。


そのお直し屋さんに「パンツの裾直しをしたいんですけど」と持ち込めばやってくれます。


通常の裾直し(丈を短くカットする)なら、500円ほどで1時間もあればやってくれるところが多いです。


「どの長さでお願いしていいかわからない」場合も大丈夫です。お直し屋さんには試着室があり、実際にはいた姿で長さを測ってくれます。


問題② ウエストが大きい


低身長男性の中には「体も細い」人が多い印象で、僕もそうです。


特にウエスト周りが細く、たいていどのパンツをはいて「ウエストガバガバ」状態になってしまいます。


この問題への対処法は主に2つ


1. 紐のついたパンツを選ぶ
2. ベルトで固定する


です。

まず僕は「紐のついた」パンツを探します。


というか最近はこのタイプのパンツが多いので、ウエスト問題はかなり解決されています。


パンツのウエストに紐が内臓されており、それをグッと縛ることでウエストを固定できる、めちゃくちゃ便利なパンツです。


紐があればベルトが必要ないですし、ウエストの位置の調整も簡単。


ハイウエストで履きたいから上で固定する、落として腰で履きたいから下で固定するなど、柔軟な使い方ができるので僕はすごく気に入っています。


しかし、時に紐が内臓されていないタイプのパンツもあります。


そんな時は「ベルトで固定する」手を使うのですが、「どこにもで刺せるタイプのベルト」を選ぶことがポイントです。


ユニクロにも売っていますが、ベルトの穴がなく、どこにでも刺せるようになっているので「穴が足りなくて強く縛れない」問題が無くなります。


思い切りギュッと縛れるのでパンツが落ちてくる心配もありません。


問題③ 足が太く(短く)見える


①の裾を直しても、②のウエストを固定しても、サイズが合ってない、もっと言うと「短足に見える」と感じることもあるかもしれません。


その原因は「裾幅が太いから」の可能性が高いです。


裾直しなどをしているうちに気づいたら「ストレートシルエット」になってしまうことはよくあります。


ストレートシルエットとは、裾にかけてズドンと落ちるメリハリのない形のことです。


この形になってしまうと脚長に見えづらくなってしまうので対処は必要ですが、良い方法があります。


「裾幅直し」という方法で、裾の幅を細く調整することができるんです。


これも①と同様、駅ビルなどのお直し屋さんに持っていけば対応してくれます。


このとき、「裾幅を全周で3cm詰めてください」と伝えてみてください。


全周とは裾周り1周という意味で、これをもし「半周で3cm」と言ってしまうと全周で6cm詰まってしまうので注意が必要です。


裾幅詰めで推奨されているのは「全周で2~4cm詰める」こと。


僕は何十回も裾幅詰めを経験しており、その中では「3cm詰め」がベストでした。


ですので、「全周(1周)で3cm詰め」と伝えてもらえれば間違いありません。



黒色ばかりで服装が地味に見えてないか心配です


おすすめは色や柄が入ったトートバッグを持ってみることです。


服装がシンプルでもこれで地味に見えなくなります。


なぜトートバッグなのか?リュックじゃダメなのか?


リュックだと服装の邪魔をしてしまいますが、トートバッグは手に持つだけなので服装の邪魔をしません。


扱いやすさという観点から見てトートバッグの方がおすすめです。


あとは「白Tシャツをチラ見せする」という手も有効です。



上下が黒でも間に白が入るだけで一気に垢抜けた印象に変化します。


簡単なのに効果抜群なので、是非試してみてください。



女性から見て「男性の半ズボン」はありか?


何人かの女性に話を聞いたところ、


・丈が短すぎない
・ピッタリしすぎてない


この2つが守れていればOKという意見が多かったです。


太ももが見えてしまう短さは不潔に見えるし、ピッタリした半ズボンもイヤらしく見えるようです。


半ズボンをはく際は、丈と細さに注意したいですね。


丈は膝小僧に少しかかるくらい、裾幅にはゆとりを持たせるのが失敗する確率を減らせそうです。



低身長男性はおしゃれな人が多い


最後にあなたに伝えたいことがあります。


世の中には「おしゃれな低身長男性が多い」ということです。


僕のようなアパレル店員じゃなくても、自分で工夫しておしゃれにカッコよくなっている人は結構たくさんいます。


職業上そういった低身長の方ともお話しする機会がありますが、みんな最初は身長で悩んでいたとか。


・背が高い人が羨ましかった
・何着ても似合わないように感じていた
・背の低さが憎かった


多くの人がこういった感情を抱いていました。


ではどうやって変われたのか?
それは少しずつでも工夫を続けてきたからです。


「背が低いからファッションは難しい」という言い訳をせず、「似合う服装は必ずあるはずだ」と前向きに考え服選びを楽しんいたと。


そうやって楽しんでいるうちに似合う服が見つかり、好きな服もわかってきて次第に「おしゃれ」と言われるようになった。


そんな人がほとんどでした。


僕は今回あなたに低身長でもファッションを楽しめるようになる方法をお渡ししました。


この内容を参考にでも少しずつでも工夫すれば、あなたも必ず今よりもかっこいい良くなることができます。

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