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姿見あればおしゃれになれる


5年間のアパレル販売の中で、おしゃれな人と、おしゃれじゃない人の決定的な違いがわかりました。


僕は何も「おしゃれじゃなきゃダメ」などと言うつもりは全くありません。


ファッションはたかが趣味の一つであって、好きな人が楽しめばいいものです。


ですが、服は誰でも着るものであって、しかもその人の第一印象を決める重要な部分であることは誰しも知っていることだと思います。


であれば、興味がなくとも「それなりにおしゃれに見せる」スキルがあったほうが人生得すると思うのです。


今回は、現状おしゃれじゃない人に、「ここを意識してくれ」という明確なアドバイスをしますので、是非聞いて実践してみてください。



姿見がないとおしゃれになれない


今回の話の結論は、「姿見を買おう」ということです。


服を買うよりも「姿見」を買う方が明らかに重要です。(姿見というのは、全身が映る大きめな鏡のこと)


なぜ、姿見が必要かこれから簡潔に説明します。


まず質問ですが、あなたは自宅に姿見がありますか?


…女性だとほとんどの人が「ある」と答えてくれるでしょう。


ですが、男性、特に一人暮らしの男性となると姿見を持っている人の方が少数派ではないでしょうか。


実は、「姿見を持っていない」というのがおしゃれになれない最大の原因だったりするのです。


ここにはいくつか理由が存在しますが、重要なのは、姿見がないと「自分の見た目を正しく把握できない」ということです。


「洗面台の鏡で見ればいいじゃん」この意見は今まで何度も耳にしましたが、洗面台の鏡では不十分なんです。


洗面台の鏡って上半身しか確認できませんよね?


でもおしゃれは、パンツや靴、カバンなどの小物類も含めた“全体の印象”で決定されるものです。


上半身だけ見て「いい感じ」と思っていても、パンツと靴がダサいなんてことはよくあることです。


身に覚えのある人も多いのではないでしょうか?


姿見が部屋や玄関にあれば、靴まで履いた「出かける」状態を確認できるわけで、まずかったら着替え直せるわけです。

姿見がないことで自分の見た目を全身で確認できない


これが姿見がないとおしゃれになれない理由です。



おしゃれじゃない人の2つの特徴


1.鏡を見ない


おしゃれじゃない人は、鏡を見る回数が少ない傾向があります。


見たとしても顔を見るくらいで、服装の乱れやシルエットなど細かい所を確認してはいません。


前述の通りですが、姿見を見ないと「自分の全身の見た目」を確認できないわけです。


服装や髪型が乱れていても気づかず、知らないうちにマイナスの印象を与えてしまっていることもあります。


少し話が飛躍しますが、鏡を見ることは「最低限のマナー」ではないでしょうか。


服は相手のために着るものだし、TPOという言葉の通り、場の雰囲気にあった服装や髪型をしてこそ評価されるものです。


鏡を見ないというのは、自分の見た目に気を使っていないということでもあり、相手目線に欠ける行いとも言えると思います。



2.鏡の前で棒立ちになる


僕はアパレル販売員をやっているので、おしゃれじゃない人は行動を見ればある程度わかってしまいます。


その典型的な行動が、鏡の前で棒立ちになること。


試着してもらって、姿見で確認してもらわけですが、その時に鏡の前にただ立って眺めている人が結構います。


その姿を見ると、「あ、この人は鏡を見慣れていないんだな」と思うし、「ファッションのことはわからないんだろうな」と判断します。


服というのは、ただ着るだけで完成ではなく、「着こなし」というものが存在します。

試着時に鏡の前で取るべき行動は…

・袖まくり
・シャツのボタンを開けた状態と閉めた状態両方を確認する
・パンツの裾をロールアップする
・パンツのウエスト位置を調整する
・正面だけじゃなく、横から見たシルエットを確認する
・後ろのシルエットも確認する
・カバンを持ってみる


このように確認するべき箇所はたくさんあります。


実際に服を着て出かけるときは、試着の時とは状況が違うじゃないですか?


出かけるときはカバンも持つし、状況に合わせた靴をはくし、動いて服のシルエットも変化するわけです。


試着の時はなるべく「出かける時」を想定して確認するべきです。


だからこそ「鏡の前で棒立ち」はまずい。
それでは何もわかりませんから。


可能な限り動いたり、横、後ろと全方位でシルエットを確認したり、カバンや靴を合わせて「本当に合っているか?」を確認して欲しいです。



おしゃれな人の日常


おしゃれな人は、正反対でとにかく鏡を見ます。


「おしゃれな奴はナルシストだ」という話ではもちろんありません。


それだけ身なりを気にしているんです。


僕の話で恐縮ですが、ショップにいると至る所に鏡があり、常に自分の姿が見えているような環境です。


そんな環境にいると、自分へのチェックが厳しくなるんですよね。


常に自分への問いかけを持っており、例えば…

・パンツのシルエットはおかしくないか?
・このシャツの丈長くないか?
・色合わせは問題ないか?
・本当にこの靴で合っているか?
・ちょっと地味じゃないか?
・こっちの組みわせの方が格好いいんじゃないか?


など、様々な問いかけが出てくるわけです。


まさにここが「おしゃれな人」と「おしゃれじゃない人」の決定的な違いです。


多くの人が勘違いしているのは、「お金を使えばおしゃれになれる」ということです。


でもはっきり言いますが、


使えるお金の額とおしゃれ度は全く関係ありません。


お金持ちで何でも買えるけど垢抜けない雰囲気の人っているじゃないですか?


大事なのは使えるお金の額ではなく、“自分の見た目に対する感度”です。


自分の見た目に対する感度が上がれ上がるほどおしゃれになっていく。


そして感度の高さを作り出すものが、「姿見」です。姿見を見る頻度が上がれば感度は自然に上がっていきますから。


感度はある日突然上がったり、有名人に刺激されて上がるものではありません。


日々どれだけ鏡を見て、自分の身なりをチェックしたかによって決まります。


だからこそ「姿見」を持っていて欲しいんです。



姿見を買おう

今よりもおしゃれになりたい
見た目にもう少し気を使う必要がある


そんな人には姿見は是非取り入れて欲しいアイテムです。


しかも今の時代はかなり安く買えるんですよ。少し探せば、3000~4000円の姿見は簡単に見つかります。


壁掛け、ドア掛けのタイプもあり、「部屋が狭くて大きな鏡は置けない」という人も大丈夫です。


3000~4000円の出費で、

・おしゃれになった
・見た目が洗練された
・都会な雰囲気がある


こんな風に評価されるのであれば賢い投資だと思います。


下手な服を数枚買うよりも余程費用対効果の高い買い物と言えるでしょう。


そして姿見を買ったら、よく着る服を着て全身を確認してみてください。自宅で誰も見ていないので、思い切り動きながら確認することも忘れずに。


・意外と下半身のシルエットが悪いな
・色わせが微妙かも
・逆にこれはいいじゃん


今まで気づかなかったことが色々と見えてくるはずです。その気づきが「おしゃれへの階段」です。


姿見チェックでおしゃれになっちゃいましょう!

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