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1か月の休職期間を延長せざるを得なかった理由を心理学の観点から考える

1. あらすじ

はじめまして。
HSS型HSPの気質を持ち、大手SIer勤務、現在30代中盤でプロジェクトマネージャをしているShotaと申します。

今回は職場のストレスが原因で体調を崩し、当初1か月の休職予定をさらに4か月延長せざるを得なかった理由について「やってのける」(https://www.amazon.co.jp/dp/B06X1FCFMP/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1)という本を参考に心理学の観点から振り返ってみたことについて書きたいと思います。

現在同じような境遇の方がご自身の休職期間を考える際の参考になれば幸いです。

2. 「なぜ」に着目する考え方

心理学の観点から、人は2種類の考え方をすると言われています。
1つ目は、「なぜ」に着目する考え方、2つ目は「何」に着目する考え方です。
「なぜ」に着目する考え方は、物事を行う目的に着目します。
例えば「毎日ランニングをする」という行動を「健康を維持するため」という目的から考えます
このような考え方の特徴は以下の通りです。
 ・理由が明確になることで小さな行動が大きな目標を達成するための一歩に変わる
 ・結果としてやる気が出る

3. 「何」に着目する考え方

「何」に着目する考え方は、物事を行う際の具体的な行動に着目します。
例えば「毎日ランニングをする」という行動を「ウェアに着替える」「シューズを履く」「公園まで走る」という行動から考えます。
このような考え方の特徴は以下の通りです。
 ・行動が明確になることで複雑な目標に取り組みやすくなる
 ・結果として行動が進む

4. 休職を延長せざるを得なかった理由

以上の心理学の観点から今回の私の休職延長を振り返ると、以下のことが言えるのではないかと思います。

・休職開始時点では「なぜ」休職するのかだけに着目していた。
 ・体調を回復させて仕事復帰できる状態になるため
・しかしいざ復帰直前になると「何」の思考が足りていないことに気付いた。
 ・体調を回復させて仕事復帰できる状態になるため(=なぜ)
  ・趣味や旅行など楽しめることをしてリフレッシュする(=何)
  ・体調が回復してきたら起床時間、就寝時間を一定にして生活リズムを整える(=何)
  ・生活リズムが整い心身の状態が安定してきたら休職に至った経緯を振り返り復職後の働き方を考える(=何)

「何」の3点目、「休職に至った経緯を振り返り復職後の働き方を考える」の振り返りができていなかったため、復職直前になってまた同じことを繰り返すのではないかと不安になったことが今回の休職延長の理由でした。

このことから、休職するにあたっては「なぜ」だけでなく「何」にも着目して期間を設定したほうが良いのではないかと思いました。
(そこまで考える余裕の無い状態のときはその限りではないです。)

本記事がご自身の休職期間の設定に悩む方にとって少しでも参考になれば幸いです。ここまでご覧いただきありがとうございました。

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