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師匠への後悔(笑)

ナイスキャッチ!!笑福亭笑助です。

修行中は毎日、師匠笑福亭笑瓶の家に行き掃除などをしてから師匠の仕事現場に同行させていただいておりました。

車の運転は僕がして、後部座席に師匠が乗る。

車内では世間話をしたりお笑いの話をしたり聞いたり、今思えばこれもかなり貴重な経験。

そしてテレビ局に着き、収録現場の風景をそばで見学させてもらい、「笑福亭笑瓶 様」という張り紙がしてある楽屋を我がもの顔で出入りする。無論、プロダクションのマネージャーさんもいるが。

当時、師匠は収録が終わるとよく他の出演者の方々と飲みに行っていた。

マネージャーさんはテレビ局で出迎え収録が終わると見送って、タレント笑瓶とはその場で別れることになる(これはタレント個人によりさまざまですが)。

僕は師匠を車に乗せ六本木や西麻布、麻布十番など"その日のお店"まで運転させていただく。

お店に到着後、修行中の僕が一流芸能人たちと一緒に食事をさせてもらうわけはなく、僕は師匠からもらうお小遣いで一人、別の店やコンビニで食事を済ますのである。

修行が始まって間もない頃、そのような(上記のような)状況が訪れた。師匠は「ほな、行ってくるからこれで(別に)食べとき」と、財布から一万円札を出して僕に渡してくれた。

僕は「え、多いですよ。」

この高級そうなお店では一人それぐらいの食事代がするかもわかりませんが、僕はコンビニとかで済ませますから…と心の声。

師匠「多い?ほな、なんぼあれば足りる?」

僕「千円で充分です

当時、二十歳の僕はピュアだった😀✨

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