棚借り本屋を始めました
はじめまして。棚借り本屋の書窓書房と申します。
福島県田村市の船引町というところで、ほんのちょっとだけ本を売っています。
といっても、いろいろと、始めたばかりです。
そんなわけで今回は自己紹介させていただきます。
棚借り本屋って、なに?
「棚借り本屋」と名乗ってみましたが、どんなものかというと、本屋さんの本棚の一部を借りて、そこに自分の売りたい(=読んでほしい)本を並べて売るというもの。
シェア型本屋とも呼ばれ、要するにその棚の借り手、棚主になりましたということです。
本屋です、と名乗るのも大げさというか、おこがましいかなあという気持ちもあるのですが。
ちょっとした憧れもあって、思い切って名乗ってみました。
なぜ棚主になったのか
もともと本は好きで、良かった本を人に勧めたくなったり語りたくなったりすることもありましたが、家族・友人や同僚とあまりそういう機会もなく。
まあ、読書ってひとりでするものだし、楽しみ方も学び方もそれぞれだから、そんなもんかな、とも思っていました。
ところがある日、なんと地元にシェア型本屋ができるというではありませんか。
これはいても立ってもいられない!すぐさま棚主になって、借りた本棚に推し本をオール・インだ!
と、なったわけでもなく、はじめは「ふーん」くらいの温度感で見ておりました。ゴメンナサイ。
「ふーん」もぼんやり忘れそうになっていたある日、街なかをランニングしていたら、お店を見つけて。
せっかくなので、ということで寄ってみたら、お店の中もとても良い感じで。
オーナーさんたちも、このお店でやりたいことをとても熱心に話してくれたので、「なんか、いいじゃん!」ということで、棚主になることを決めました。
「書窓書房」の由来、窓と本棚と読書のつながり
せっかくなので、棚借り本屋として屋号を持ってみようということで、いろいろ考えて、「書窓書房」という名前をつけてみました。
書窓というのは、書斎の窓のことだそうです。
本棚を眺めていて、四角に区切られて並んでいる感じが、窓のイメージに重なりました。
ふとした時に、窓から外を覗いてみると、思ったより空が澄んでいたり、緑が色づいていたり、あるいは窓から入ってくる風に、冬が近づく乾いた空気を感じたり……そんなふうに、窓から外とつながって、普段気づかないものに気づくこと、ありませんか。
窓を通して部屋の外にあるものとつながることと、本を読んで新しい気付きを得たり、これまで自分の中になかったものの見方を知ることが、似ているんじゃないかなと感じました。
せっかく、自分が良いと思った本を置くのだから、手にとってくれた人にも、本を通して新しいなにかが心に入ってきてくれたら嬉しい。
そんな気持ちを込めて「書窓書房」という屋号にしました。
ついでにもうひとつ付け加えるならば、本屋になるということが、私自身にとっても、あたらしい窓が開くような機会になったら嬉しいな、と思っています。
インターネットの窓も、開いてみる
お店ではさっそく、本棚にいくつか本を置き始めています。
せっかくなら、お店の本棚だけでなく、インターネットを通じても、窓のように、あたらしいつながりが見つけられたら楽しそう。
そんな軽い気持ちで、並べた本をnoteやSNSでも紹介していこうと思いますので、もしよろしければお付き合いくださいませ。
どうぞ、よろしくお願いします!
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