食品ロスへの興味
私が8月からスウェーデンへ行く理由の一つである、食品ロスについて今回は書きます。いつから食品ロスについて勉強しようと思ったのか、色んな理由が積み重なって最終的に「食品ロス」という言葉でまとめたので、少しずれているところもありますが、温かい目で読んで下さい…
とにかく食べることが大好きなんです!
ご飯を食べると元気になるし、みんなとご飯を食べると楽しいんです。
嫌いな食べ物はハチの子?(幼虫?)くらいで、基本的になんでも食べちゃいます(笑)
そんな私が北海道にある、帯広畜産大学に入学するために東京からはるばる帯広に来たのですが、さすが農業、食の大国
食べ物がおいしい!!!!
野菜の鮮度が東京とは格別で、行くお店全部おいしいのです。こんなにおいしい食べ物を東京よりも安く食べられるなんて幸せだと思っていました。
しかし、食に恵まれながら大学生活を送っていく中でもやもやポイントが次々と生まれてきました。
入学して数か月後、地元の個人経営の飲食店で働き始めました。そこは私が大学のサークルで新入生歓迎会の時に連れて行ってもらって、地元で採れた食材も使っていて、美味しくて印象に残っていたお店でした。
そこが初めてのアルバイトでなにもかも新鮮でしたが、一方で、効率や安全性を求めてまだ食べられる部位を捨ててしまったり、お客さんの食べ残したものをゴミ箱へ捨てなければならない現状に少しもやもやしました。
確かにおいしくない部位を提供するのはお店のブランドに影響してししまうし、お店で食中毒を起こしてしまったらさらに問題です。そのために捨ててしまうことは仕方ない面もあるかもしれないですが、私は「もったいない」気持ちを抱きました。(もやもや➀)
私の大学ではとても特殊なアルバイトがあります。大学内では農家バイトと呼んでいるのですが、農作物の収穫や種植え、畑の雑草抜きなど農業大国だからこそな内容で、時給も定期バイトよりも高いことが多く、大学生内では人気なアルバイトです。そして収穫バイトの特権といえば、出荷できない規格外の作物を大量にもらうことができるのです。私たち学生も喜びますし、農家さんも規格外のものもらってくれることを喜んでくれます。
規格外の作物は一回の収穫で大量に発生してしまいます。私がじゃがいもの収穫のバイトへ行ったときは、一日の収穫作業で高さ140㎝ほどの鉄コンテナ2つ分のものが規格外になっていました。
また収穫された作物はJAに出荷されることが多いですが、JAでの選別によってさらに規格外とされたものは、また農家さんの元で戻されてしまいます。
さらに、戻された作物は廃棄のためにお金を払わなければならないそうです。
廃棄のためにお金をかけることへの疑問もあるし、ただ形が悪い規格外という理由で廃棄されてしますことに私は「もったいない」と気持ちになりました。(もやもや②)
「まだ食べられるのにもったいない」という気持ちが、初めはみんなが感じていて当たり前な感情だと思っていました。しかし、店のお客さんも、友人も罪悪感なく食べ物を残しているのを目の当たりにして、この感情は限られた人しか持っていないものなのだと知り、私は食品ロスに興味があるのではないかと自覚しました。
そこから今住んでいる十勝の食品ロスについてもっと知りたいと思い、スーパーやパン屋さん、農家さんにお話を聞くようになりました。
そして一つの目標ができました。
十勝に食品ロスのボランティア団体を立ち上げる!
十勝は食料自給率1300%を誇る、農業・食大国と呼ばれています。
十勝は食料の生産量がずば抜けているのです。一方で食品ロスは後を絶ちません(全国的にも)。全国で年間約522万トンの食品ロスが発生してます。一人当たりに換算すると、毎日お茶碗一杯分のご飯が食べられずに捨てられているのです。(農林水産省より)
全国的にも問題ではありますが、私は生産している場所で食品ロスが起きていることに違和感を覚えました。
ということでこの違和感を解決すべく、実際に食品ロス対策、フードバンクを行っているボランティア団体に所属して、十勝に応用できないかと考えました。
東京から帯広に来て5年目になりました。私は食で地元を豊かにできる十勝が好きで、地元の人に素晴らしい場所に住んでいることに気づいてほしいし、本州のみんなには十勝の食の魅力を知ってほしいのです。
そして
農業・食があふれている十勝のみんなだからこそ、食品ロスを少しでも身近に感じてもらいたい!!
こんな思いが強い私ですが、思いだけが強いだけで実際何をやっているかといわれると自信を持って言えないのか現状です…。
今までも思いだけが強くて実際に行動できた試しがない…。
でも、今回ばかりは何とか形にしたいと思いもあり note を書いています。他にも十勝の強みである、人とのつながりを上手に使えればいいなと思います。
食品ロスを通して私も一皮むけて成長したいと思っているので、皆さんどうかご期待ください!(自分を追い詰める!)
※上の写真は仲良くなった農家さんのお知り合いが巨大プレハブに描いた作品(ステキ!!)
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