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インサイドハート

我々は、小さい頃から、いろいろな教育を受ける。
それは大人になっても変わらない。

そのすべてが悪いとは思わないけど、
その中で大切なことを見失ってしまうリスクがある。

その一つが、「自分の感情を感じる力」。

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かつて、「感情」(Emotion)は、悪しきものとされた。

それは、理性的であるべき人間を惑わすもの。
それは、動物から神へと近づくべき人間を迷わすもの。
それは、マス・プロダクション(大量生産)の生産性を狂わすもの。
それは、プロフェッショナルの正確無比な判断を誤らせるもの。

「感情を抑えろ!」
「理性的になれ!」
「合理的になれ!」、エトセトラ。

それ自体、間違ってはいないのかもしれないけど・・・

同時に大切なものまで、失ってないですか?

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感情を感じる脳は「感情脳」。
大脳のド真ん中にある。
人間が原始時代から持っていた脳。
それは、言語能力を持たない脳。

と、いうことは?・・・・
1)感情を感情のままに感じる力を持つこと、
2)その感情を「言葉」という感情記号に変換する力を持つこと、
少なくとも、その2つが必要になる。

言い換えれば、
自分の感情を素直に感じる力。
その奥にある感情を感知する力。
さらにその奥にある潜在意識にある感情を探求する力。

自分の本当の気持ちに気づく力?
本当の自分と出会う力?

自分とつながる力。

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そのために大事な事は、
「心のシナプス」をつくること。

いわば、「感情の導線」を引く作業。
それがなくては、「やる気スイッチ」を押しても、エネルギーが通らない。
真に、ワクワク感やイキイキ感を感じることが出来ない。

いや、そもそも、自分の「やる気スイッチの源」を探りに行けない。

それが、頭の中にあるのか、
心の中にあるのかはわからない。

けど、誰もが「心のシナプス」を作れる
ちょっとした訓練さえすれば
ちょっとしたきっかけさえあれば

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海外でも国内でも、21世紀の新世代(ニュー・ジェネレーション)が圧倒的に優れていると感じるのが、「自分の心と響き合う力」。

勿論、それが元々、得意な人も苦手な人もいる。
もしかしたら、教育や社会環境、経験や価値観が大きく影響し、「感情を素直に感じる力」を封印。鞄の底に押し籠めてきただけなのかも知れない、

けれど、最近の若者に共通していることは、それを誤魔化さずに「響き合う感覚」にまで徹底しようとしていることだ。「響き合う感覚」のその先の世界にまで…

その姿勢と努力において、日本の若者が抜きんでている。だと思うのは、僕だけかな - 

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