佐藤 将(さとう しょう)

佐藤 将(さとう しょう) 連載コラム:ニッポンが世界を元気にする  株式会社ジェイフ…

佐藤 将(さとう しょう)

佐藤 将(さとう しょう) 連載コラム:ニッポンが世界を元気にする  株式会社ジェイフィール

最近の記事

Your Tale 〜まだ先の長い旅の中で〜

果てしないと思っていた この地球(ほし)が あと30年間 もつかはわからないけど 僕らには まだできることがあって まずできることがあって ************** 「自分らしさを取り戻せたから」 メガベンチャー人事部に勤めるKさん。入社5年目。周囲を明るくする元気キャラで、採用や組織開発の分野でご活躍。でも、J-スクール受講後のコメントは意外だった。 「普段、会社では会えないような人たちと対話して」 「自分の良さや自分らしさを受容してもらい」 「自分の強みや可能

    • Your Tale  ~やさしさ故の物語~

      『みんなやさしいのですね』 Jスクールを受講したWELgee(難民支援NPO)のインターンだった大学生、久留島さんのコメント。 「自分がなぜ難民の方にコンパッションを感じるかわかって」 「最終日、一人ひとりの発表を聞いて」 「みんな、それぞれ、コンパッションの対象があって」 「以前は、なぜ多くの人が難民問題に無関心なのかわからなくて・・・」 「みんな冷たいなと思っていたけど」 「みんな、それぞれやさしい、というのがわかった」 「今後、どうこの問題を訴えていくか、方向性が変わり

      • なんか不思議な渋谷クロッシング

        『驚いた!この国の中ではすべてが順調にまわっている』 この二月(2013年)、国際的な経営学者、ミンツバーグ教授が来日した際の発言。来日したのは十数年ぶり、日本企業を褒める際は、いつも70年代前後(約半世紀前)の事例(自動車会社H社がはじめてオートバイで米国進出した時の成功例)まで遡ってしまうという”親日家”の、思わずのコメント。 『なんなんだ、この街のエネルギーは・・』 昔、海外駐在から帰国したばかりの日本人の方々に、「久しぶりの東京の印象は?」とお伺いすると、「内向きで

        • 打上花火 間近で見たら

          なぜだろう? 美しい打上花火を見た時 素の表情に戻る あらかじめ知っていたのだろうか・・・ パッと光って 音速が光速に追いついた頃 夜空に消えていく あの一瞬のインテンシティが 人生の原体験とシンクロすることを *************************** 最近、多くの方の自分史を聞いていて、気づいた。 人生には、幸不幸や、アップ&ダウンと関係なく、 「密度の濃い時間とそうでない時間」があることを。 密度の濃い時間は、今振り返っても、その時期の事を鮮明に憶

        Your Tale 〜まだ先の長い旅の中で〜

          次世代ラプソディ

          最近、気づいた。 ミレニアル世代の多くが、 「自分の個性がない事が悩み」 「自分らしさがない」と思っていることを。 「個性を出せと言われても」 「自分らしくと言われても」と苦しんでいることを。 どうしたらいいのだろう・・・ 本当の意味で「自分らしく」生きるには? そもそも「自分らしさ」や「個性」は必要なの? *********************************** 先日、森で、次世代リーダー研修を行った時の事。 「あなたの感性に触れる物や光景は何?

          僕らまだ次世代だけど

          ダウンタウンからハイウエイで1時間。 荒れ果てた郊外の町に入る。 道には人がなく野犬だけ。 10分くらい寂れた住宅街を抜けると 丘の上に鉄条網で囲われた建物がある。 (収容所なのか...?) 突然車が止まると、ドライバーが指差す。 そしてI-Phone上に英語変換した文字を示す。 「ここで3時間後にピックアップする」 (えっ!!ここ??) 「OK」 そう言って、あたふた降りると、 すぐに車は立ち去る。 路上に残される三人。 アンデスから吹きつける風が冷たい。 ***