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安全保障

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2022年12月の記事一覧

●政府・自衛隊と一体化した、与那国町長が独裁で進める、与那国島の要塞化――棄民政策を糺す!

●政府・自衛隊と一体化した、与那国町長が独裁で進める、与那国島の要塞化――棄民政策を糺す!

引用の糸数町長のインタビュー(読売新聞)に明らかな、島の要塞化計画、そして安保関連3文書が計画する島の要塞化をみてほしい。この計画は、住民には、全く知らされていない町長独断の計画だ。

*「政府は国家安全保障戦略に、防衛に活用できる公共インフラ(社会基盤)整備の促進を盛り込み、同町においては、▽自衛隊のF35戦闘機の離着陸を可能とする与那国空港の延伸▽自衛隊の護衛艦などを接岸できる岸壁などの整備―

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『日米安全保障条約を考える』~安保3文書骨子案に触れて~

『日米安全保障条約を考える』~安保3文書骨子案に触れて~

 「アメリカは、同盟国だから日本の味方だ」と思っている方がとても多いですね。米国による占領と支配の実態を知らない方々ならば、そう考えるのも仕方がないのかもしれません。けれども全てを知っている内閣総理大臣が、日米安全保障条約の呪縛からいまだに抜けられないようでは、輝かしい歴史を誇る日本の未来が思いやられます。
 安保3文書の骨子案が明らかになった今、もう一度、日米安全保障条約について考え直してみませ

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「台湾有事は日本有事」か?     出口戦略から見えてきた過酷な運命

「台湾有事は日本有事」か?     出口戦略から見えてきた過酷な運命

 「台湾有事」の出口戦略は、中国が「敵に教訓を与えた」と宣言して戦争を終結させるように仕向けることなのだそうです。要するに、中国が日本をさんざん叩きまくった上で「思い知ったか。もう手を出すなよ。」と捨て台詞を残して去っていく。アメリカはそんなシナリオを描いているのかもしれません。
 「台湾有事は日本の有事」とよく言われます。最近まで私は「そんなに煽るな」と思っていました。けれどもこの出口戦略を知っ

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安保3文書に見る琉球列島の島々の恐るべき「有事の住民避難」―果たして自衛隊は住民避難を行えるのか?

安保3文書に見る琉球列島の島々の恐るべき「有事の住民避難」―果たして自衛隊は住民避難を行えるのか?

(表紙写真は、1944年8月22日、沖縄から九州へ避難する児童生徒らを載せた輸送船・対馬丸で、米潜水艦の攻撃に遭い、児童ら1484名の悲惨な犠牲をだした)

●安保3文書は「沖縄文書」(南西シフト)

安保3文書の大改定と問題点については、その歴史的大軍拡(防衛費の2倍化など)について、メディアがさまざまな論評を行っている。特に沖縄の各紙は「沖縄戦の再来」として、連日厳しい論評を加えている。
確か

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