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トマトの追熟からキャリアを考える

我が家では、

  • 公立学校教員を辞めたので野菜を育て家計の支えにしたい

  • 「半農半X」の考え方に感銘を受けた

  • 時間に余裕ができた

といった理由から、家庭菜園に少し力を入れて取り組んでいます。

最近では、ジャガイモ、小松菜、サニーレタス、大葉、パセリ、枝豆、キュウリ、ナス、ピーマン…と、数は少ないけれど色々な野菜が採れて家族みんなで喜んでいます。


ジャガイモとピーマン

さて、夏野菜の代表でもあるトマトも、もちろん畑に植えているのですが、なかなか色付きません。
どうやらしっかりと日に当てないといけなかったり、気温も高くならないといけないらしいです。

「何でも勉強だなあ~!」と思っていた、そんなある日、
いつものように朝の畑の見回りをしていると、
せっかく少し赤くなってきたトマトにひっかき傷のようなものがありました。

「ん?」

傷が大きかったので、虫ではなく何か動物にやられたのだろうかと思っていました。
すると、2日後にも同じ被害が…。ちなみに、今度はかじられたような跡が…。

いろいろと調べてみると、ハクビシンに食べられたのが濃厚だと判断しました。

やっと食べれそうになったのに、赤くなった途端に食べられたんじゃたまったもんじゃありません!そこで、今まで畑の周りをかこっていたネットをさらに強化しました!(それでも入ってきそうだけど…汗)

「これで安心だろう」と思っていると、
念には念を!ということで妻から「追熟」というものを勧められました。

追熟とは、
収穫したものをある程度の期間保存することで、甘さを増したり、やわらかくしたりするための方法
です。

ということで、少し赤くなったトマトを家の中(常温)で保存してみました。すると、2日ほどでちゃんと食べられそうな赤いトマトになったのです!

「おぉー!」
と1人で興奮する私。

追熟というものは(知識として)知っていても、それが目の前で実際に起こると、感動しますね!(大げさかな?笑)
”知識が経験を通して自分の身に付いた”そんな瞬間でした。(こういう教育をしたいものです。)

もちろん、トマトはそのまま茎に残しておいても熟していきます。
もしかしたら、そっちの方がおいしいのかもしれません。

ですが、
茎や根、葉っぱの力を借りなくても、
少し青い状態で収穫したとしても、
熟すことができるというこの現象を目の前にして、
どこか今の自分と重なるところがあるように感じました。

私は学校(職場)という、
自分を間違いなく成長させてくれる場、
お金をいただける場、
やりがいを感じられる場

から離れました。

きっとあのまま残り30年教師を続けても”いい感じ”で熟していたことでしょう(*^-^*)(自分で言っちゃうタイプ)

でも、今の自分の決断に後悔はありません。

ここからの私は、
自分なりに考えて、
茎や根、葉っぱの力は借りられませんが、
きっと熟していくことでしょう。

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