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LGBTを本で学びたい人へ、一冊だけオススメしたい

一冊だけおすすめします。

小説です。専門書は、いろいろ探せば見つかると思うので、好きなものを手に取るとよいと思います。歴史や教育的観点が必要ないなら、ネットの情報でも事足りるかもしれません。

ただ、「本で学ぼう」とか「まずは理解しよう」と考えていたなら、圧倒的に欠けている観点があり、それは専門書でもカバーできません。


#塚森裕太がログアウトしたら  

正直、かわいらしい表紙のわりに、思春期の生々しい性描写があったり、現代のSNSアプリをそれぞれ冠した人物の描写が、キャラクターに寄り過ぎたりして、総じて、説教くさいや、教訓めいた印象を受けるかもしれません。

そのため、一般小説と捉えて、楽しもうと、読み始めると、第一印象と違う可能性があります。しかしながら、当事者でない人や教育現場に近い人
、当事者のご家族が、小説 兼 参考書として読むなら、自信を持ってオススメできる一冊です。


なにが足りないのか?


知ってほしいことは、本を読んだぐらいで、「差別する心や、生きてきた価値観は、そう簡単に変わることがない」ということです。当事者であっても、差別的な価値観やアイデンティティを持つために、自己嫌悪に悩みます。辛い経験があるからこそ、他のマイノリティを差別的に見てしまうことも、よくある事です。その上で、どうしようもなく、他人を差別的に見てしまう自身を受け入れ、自分になにができるのか?orできないのか?を時間をかけて考える必要があると言えます。

さいごに、2つの記事をオススメしておきます。LGBTや差別が特別なことだと、感じているなら、役に立つかもしれません。


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