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「海外飲食店起業譚vol.7最終話 麓の太った豚になるな、頂上で凍え死ぬ豹になれ」

どうも山川翔太です。

皆様ご機嫌麗しゅう

いつもご笑覧いただきましてありがとうございます。


ついにこの日がやってきました。

昨年9月から思案を重ねに重ねた

「挽きぐるみ蕎麦禅開」
「麺屋幻冬」

が5月30日にグランドオープンの日を迎えます。

今回のプロジェクトには本当にたくさんの人たちに関わっていただきました。

挽きぐるみ蕎麦禅開海外チームの皆様、日本チームの皆様、施工チームの皆様、食品卸業者の皆様、日本からの輸出チーム、シャングリラチーム、禅開幻冬のスタッフ、メニュー作成チーム、マーケチーム、そして本丸のプロジェクトチームなどなど

本件でお世話になった方の人数は100人では収まりきらないくらいです。

こうして書き出すことで、漕ぎ出した船の大きさと推進力を改めて自覚し、そして改めて責任の重さをひしひしと感じております。

麺屋幻冬

というお店の起源は

遡ること半年


私の自宅トイレには何冊かの本が置いてあります。
その中の一冊で特に気に入っているのはこちら

幻冬舎 見城徹氏
サイバーエージェント 藤田晋氏

の「憂鬱でなければ仕事じゃない」という著書です。


もうかれこれ10年以上前の本です。

今の時代にそぐわないこのタイトルの本の中にこんな見出しがあります。


麓の太った豚になるな、頂上で凍え死ぬ豹になれ



とても過激な言葉である一方で、私も起業家の端くれとして、大いに影響された言葉です。

要は

出していくものが無謀をやらなくて一体何が変わるだろうか

ということです。

安定は衰退だ。
立ち止まったら終わり。

歩みを止めたものは自分だけが止まっているように見えるが、置いてかれている。

という話です。

読んでいるだけで胸がキュッと引き絞められます。
なぜか先生に怒られた昔の記憶が蘇ります。


10年以上経った今では全ての成功ルートがそういう断崖絶壁を登り続けなければいけないわけではないと思います。

でも、僕の人生を支えた言葉の一つではあるこの本の中の一節から、幻冬という名前をお借りすることにしました。

出していくものとしての気構えの見本の一つ。

これは私にとっての「前ならえ!」の号令なのです。



今回の開業は今までで1番きつかったかもしれません。

なんならこの記事を書いている今(グランドオープン前日)でもきつい。

それはプレッシャーもあるし、心配事が常に絶えないから。

あれやったかなこれ大丈夫かな?
あっちは大丈夫かこれは十分か?

その度に

麓の太った豚になるな、頂上で凍え死ぬ豹になれ

が支えになりました。

”追い込み”が大好きな私には
「凍える冬の断崖絶壁」は大好物なのです。

生きてるーって感じ笑

そしてそんな大変な時間の合間合間にある、ちょっとした幸せを見つけた時が、それはそれはたまらないのです。

今回は忖度に抜きでいい選手が集まってくれて
最高のチーム、最高の店舗、最高のメニューが出来上がりました。(フェーズを分けて今後どんどん新しいサービスをご提供いたします)

戦々恐々としながらも今は早く皆様にお披露目したい気持ちでいっぱいです。

成功者より成長者でいたい。



あーーーーーーーー


ついにーーーー

オープンかーーーーーーー

ここからまたスタートラインだーーーーーー

こんないい経験ーーーー

生きてるうちに何度できるかわからないからーーーー

目一杯浴びるぞーーーーーー

カンボジアの地域に根付き、愛し愛されるお店作りを目指していきます。

未熟者ではございますが、これからも頑張って参りますので、禅開、幻冬ならびにシャングリラ各店舗を今後ともどうぞ宜しくお願い致します。


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