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毎日コツコツ料理暮らし その25 「レシピに出てくる料理用語を理解しよう vol.1「室温・常温に戻す」って何?」

レシピを見ていて、なんとなく理解したかのようにしてスルーして作ることはないでしょうか?切り方でも短冊きり、いちょう切り、くし切り・・・などたくさんあります。今回はよく出てくる料理用語の一つをご紹介します。


室温(常温)にもどす

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これは、肉などの料理によく使われる言葉です。

例「鶏肉を冷蔵庫から取り出して、室温にもどしておく」

なぜ室温に戻さないといけないのか?室温って何度くらいなの?夏と冬で温度違うけどどうしたらいいの?なんて疑問が出てくると思います。

まず、室温に戻すことによって、例えば鶏肉をフライパンで焼く場合に、冷蔵庫から出して冷たいままだと鶏肉の中心部分までなかなか温度が上がらなくて調理時間も長くなり、肉も長時間焼くことになるために固くなってしまう可能性があり、肉汁もたくさん出てパサパサになってしまう可能性があります。

室温ってどれくらい?ってことですが、鶏肉なら触って冷蔵庫から出した時と比べて冷たいっていうのがあまり感じないくらいです。室温に戻す場合、買った時にラップで封をしている状態で戻すのが良いです。空気にさらしながら置いておくと、表面が乾いてきて、雑菌の繁殖などにもつながります。

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夏場は室温も高いために、早く室温と同じくらいになりますので、温度の低い冬と温度の高い夏の違いにも注意してくださいね!

肉料理以外にもバターを使った料理の時は、バターは温度が低いと固まるので室温に戻すことでバターがやわらかくなって料理しやすくなります。

をゆで卵にする場合も、室温に戻してからゆでることで、外と中の温度差で急激な膨張が起きてひび割れの原因になったり、時間通りに茹でても、中が半熟になっているなんてことも防げます。


室温に戻す時って、お肉は腐らないですか?っていう質問を何度か受けたことがあります。長時間冷蔵庫から出しておくと、腐っていきますが室温に戻すまでの短時間なら腐ることはありません。肉は腐りかけが一番うまい?なんて言いますが、そこまでいくことはないのでご安心ください!

冬場の20度以下の部屋なら30分から1時間くらい、夏場の20度から35度くらいなら、15分から30分くらいで鶏肉は室温になるという基準を作ったりして、室温に戻してみてくださいね。ちょっとしたひとてまが料理を美味しくします。

レシピで「室温・常温に戻す」とあれば、実践してみてくださいね!


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