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【島根県】出雲大社との両参り、えびす様の総本宮美保神社

旧暦10月の「神無月」には全国の神様が出雲に集まるため、出雲では「神在月」という。

その出雲といえば、大国主神おおくにぬしのかみをご祭神とする出雲大社が有名ですが、実は昔から出雲大社のみの参拝は「方参り」といわれ、美保神社に参拝して「両参り」となるといいます。

出雲大社は大国主神と同一神である大黒様で、縁結びの神様としてお参りする方が多いですよね。
美保神社はえびす様で、商売繁盛などの神様なのです。

今回、その美保神社に参拝してきました。

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鳥居をくぐり進むと、神門に出雲大社より少々小振りなしめ縄が見えてきます。
ここが神域との結界。

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美保神社

しめ縄をくぐり、神の域に入ると本殿があります。
手前が拝殿、奥に本殿があります。

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美保神社は、8世紀の「出雲国風土記」にでてくることから創建は8世紀前と考えられています。

出雲大社のご祭神大国主神おおくにぬしのかみの御子神(子供)として共に国造りに携わった事代主神ことしろぬしのかみと御后神(後のお妃さま)となる三穂津姫命みほつひめのみことをご祭神とする。

美保神社の美保みほは三穂津姫命の三穂みほが由来と言われてます。

事代主神はこの美保関で魚を獲って暮らしていたことから、その後美保神社は七福神の一人であるえびす様を同一神として祀るようになりました。

えびす様のご利益は、
・商売繁盛
・海上安全
・歌舞音曲(音楽)
・大漁満足
・学業、など

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上の写真は本殿の後ろから撮ったものですが、
左側の屋根の上の突起物が女性の神の象徴として平らになっている「左殿」に三穂津姫神、右側の屋根の上の突起物が男性の神の象徴として尖っている「右殿」に事代主神を祀っています。


「商売繁盛」の御利益にあやかろうとわたしも絵馬に願い事を書いてお祈りしました。大漁満足できるといいなぁ。

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ここで、不思議なことが起きました。


なんと、わたしの絵馬を掛けようとした隣に東京の知り合いの方のお名前が目に、、、

そこには、日本一になるという難関な願い事が書かれてある。。。

そして、先月その願い事が叶ったことを私は知っている。。。

東京から島根県の美保神社にお参りした方の絵馬を見つけるなんて確率的には皆無に等しいようで衝撃的。

このご利益を確信、わたしの願いはかなうと信じた瞬間でした。


拝殿・本殿の屋根は杉板を敷き詰めたこけら葺きというそうですが、よく見るとかなり緻密で材料も労力も技術も必要で現代では困難な造りに思えます。

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神社の中の石には不思議な模様のきのこが。
まるで神様が現れる雲か墨で描いた薔薇のよう。

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なんとも神掛かった神社と思いました。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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