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【アイデンティティの見取り図】現代仏教活動家の三浦祥敬について

こんにちは、三浦祥敬(しょうけい)です。

本投稿は、「私がどういう人間なのか」について書いている自己紹介エントリです。過去に実施してきたことや、今していること、未来に描いている世界について、断片断片を引用しながら、まとめています。自身のあり方や活動に変化が生まれるたびにこの投稿は更新しています。主な表現手段は、思索の公開、お布施で生きる生活の実験(OFUSE EXPERIMENT)、詩作、企画・運営(ラーニング・プログラムづくり、イベントづくりなど)、ポスト資本主義を見据えたテンプル作り(天川村で空き家探し中)、などです(最終更新:21年5月03日)

わかりやすくはないと思うので、勝手に解釈して遊んでいただけたらと思います ^ ^ 

自分が願うことをベースに生きる

私は、「固定観念」「常識」「普通」「(思考停止を伴う)伝統」という言葉に縛られることなく生きていきたいと願い、日々、生活を実験しています。これを意図している背景には、お寺に生まれたことが強く影響しています。

小さい頃から、「継ぐの?」と大量に聞かれてきました。その度に「どうして生きる方向を定められなければならないのか?」と葛藤してきました。明治になってから世襲制で継ぐということが一般的になり、このような「継ぐことが当たり前である」という認識を抱いている人がとっても多くなった結果、このようなやり取りが当たり前のように起こるようになったのだと思っています。

ただ、私は「こうあるべき」という声に従って生きていくのではなく「自分自身が願うこと」をベースにしながら生きていきたいです。そのような思いの元、自分自身が表現することを大事にして生きています。(→後述の詩作、表現活動など)

さらに、自分自身が本当に望むことを体現していきたい人たちの主に精神的なサポートも行っています。

文化に携わる人たちと共に歩む

望むことを体現して生きたいという方々の所属している領域の属性は問いません。ただ、私自身がお寺に生まれて、長らく苦しさを感じていたので、「わりと長く続いてきた文化の世界」で生きる方々に共感しやすい傾向があります。ですので、「文化」の切り口の企画が多く、その世界がより心豊かに生きやすくなるように、いかに貢献するかということを意識しています。

一方で、資本主義文化圏の影響力が強い現代においては、文化の力はとても重要な鍵になると考えています。さまざまな社会変動を経験し、これまで通りの定石が通用しない世界において、生きる意味を問い直す人たちがますます増加していくに違いないと考えていて、それに自分なりに応答していきます。

私がしていきたいのは文化の世界の方々、そして、文化の世界に興味・関心を持つ方々と協力しながら、資本主義経済を乗り越えていく思想の再発掘、実践の再創造を進めていくことです。

文化と創造することは切り離せません。自らも1人の文化が生まれていくことに貢献する1人として、表現することを大事にしています。(後述→詩作/→からあげを配る活動)

そのために日本の文化の流れから、現代にも活かされうる思想や実践を発掘し、カテゴリーを超えて協力しうる共通の価値観を再発見していくことを志向し、自分自身での文献のリサーチや文化を生きる方々のインタビュー等を行っています(→後述: トランジション本/→後述: 「うつろい」は日本文化の核心にある/ →後述: utsuroi, )

そして、他の方々と時に集い、時に解けながら、文化系の企画を実施しています。(→後述: Transit Library 作り/→2021年の7月にconstellate という屋号で法人化予定)

生きよう。

文化の荒波の中で感性を殺さず、どうか生き延びてください。

作ろう。

自分たちそれぞれが排除されることなく、生きていてよかったと思える文化を。

「お布施」をテーマにした生活の実験

私の基本的なアプローチは自分の生活を実験台にすることです。2021年は「お布施」にまつわる実験を行います。7月7日から、お布施で生きてみます。

お布施とは、物事への執着を手放す修行の一環として行われる施す行為。お布施を贈ることは修行であり、受け取ることも修行です。条件は整備中ですが、自分の生活に縛りを加えて、現代社会でお布施生活をしてみます。

その生活実験を「OFUSE Experiment」と名付けました。泊めてくれる家が見つからなければ野宿、食べ物を贈ってもらえなければ餓死、全国を歩きで巡礼します。ぜひ助けていただけると嬉しいです。

お布施の活動として「からあげを揚げること」は頻繁に出てきます。中学校の頃から味の開発をするのが好きで、15年ほどからあげ作りを継続しています。気がついたら自分が得意な空揚げを通して、リターンを前提としないお布施へとつながりました。

Twitterのアカウントの投稿を見ていただくと、普段の「(お布施としての)からあげ配り」にまつわる投稿を見ていただけます✨

いつか私と出会った時に、受け取っていただけると嬉しいです🐓

さらに、2021年は、仏教文化圏の方々に話題提供をいただくお布施について学び、考え、実践してみる集い(連続イベント/ワークショップ)を8月から実施予定で現在準備中です。この企画は参加費は頂かず、こちらのお布施として行います。

こちらの企画に関しては、Twitterのスレッドにて、ご案内していきます!

現代仏教僧・松本紹圭さんとの共著 『トランジション 何があっても生きていける方法』

19年5月25日、春秋社さんから、本を出版しました。Amazonリンクはこちらから。

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トランジション本では、「変化の時代の只中で、不安を受け入れ、心ゆたかに生きる」ための、仏教思想をひも解いています。共著者の現代仏教僧・松本紹圭さんは、宗教が終わりゆく時代の Post-Religion の思想および人のあり方、コレクティブ・ウェルビーイングのあり方を模索・発信されています。本執筆を通して、多くのことを学ばせていただきました。仏教を過去の古物として扱うのではなく、「いまの時代を健やかに生きていくため」に参照してみたい方は、ぜひ手に取ってみてください✨

松本紹圭さんは日々 Noteで発信されています。

イラストは、パートナーでもある、森 紗都子さんに制作していただきました。森さんは、水俣との関わりの中で、ファンタジーや児童文学の流れを汲んだ、イラストの制作やジュエリー制作をしています。

2020年11月には、ジュエリーブランド「おしゃら」を発表しました。大地から作り、大地に還る和紙をつかったエシカルなジュエリーです✨ 手に取ることがあったら、どうぞよろしくお願いします😀

森紗都子さん:https://www.instagram.com/ociara_morisatoko/

utsuroi, 
文化に関わる方々の声を蓄積し、公開する取組み

文化関係の知り合いの方々から学ばせてもらうことが多く、その学びをお裾分けしたいという想いから、2021年1月に文化に関わる方々の声を蓄積し、一部、公開する取組みを開始しました。(非公開音源もあります。)

この収録プロセスには、ご参加いただくことが可能です✨ ラジオの収録場面を視聴するような体験として、楽しんでいただけたらと思っています。

聴き方は三つあります。一つは、Youtube Live でのライブ配信の視聴。二つ目は、前述のZoomの収録現場に参加し、そこでの視聴(最後に質問、コメント、感想の共有等を行うことができます)三つ目は、編集後のpodcast を聴くことです。

文化に興味がある方々、文化に携わる方々に興味がある方々、こころゆたかに生きていく思想や実践を探究している方々におすすめですので、どうぞ聴いていただけると嬉しいです✨

※毎日投稿の予定でしたが、現在こちらの活動はストップさせています。

utsuroi, について

収録した音源の公開先「utsuroi, Radio」について


月待講(つきまちこう)
トランジションが起こる場を編む

変化が激しい時代です。キャリアの描き方も半世紀前と比べると圧倒的に多様になっているのではないでしょうか。将来に対する人生の不安を抱えている人も多いのではないかと感じています。

「不安であっても大丈夫」「何があっても大丈夫」という心境で生きていくには、悩み・葛藤・喜怒哀楽を率直に分かち合える場にいつでもアクセスできるといいのではないかと思い、自分のためにも、そして、そういう場を求めている方々のためにも、月待講という取組みを実施しています。20年の12月8日が初回以降、開催頻度は月2回、上弦の月・下弦の月の日の夜に継続しています。現在、参加費は頂かず、私からのお布施として活動として実施しています。

月待講は、イベントとしては行っていません。健やかに心を定点観測する文化の営みであり、月が巡るたびに実施していく集う人たちそれぞれのための場です。コンテンツを消費しよう!というモチベーションよりも、自分の気持ちを分かち合い、集う人々の気持ちに寄り添おうというモチベーションで集っていただけると嬉しいです✨

月が巡るたびに、ほんの時々 皆さんにお便りを送る LINEアカウントも運用しています。もしよろしければ登録してみてください。

三浦祥敬の定点観測記事

この3年間の私の思想や行動の変化について書いた記事です。この3年間は特に「(もともとお寺出身→)お寺・仏教が嫌い→仏教思想を活かして活動する→仏教思想にこだわらずに活動する(→固定観念、常識に縛られずに生きること、および生きたい人たちのための環境構築をおこなう)」という移行を経験しました。この Note投稿も、定期的に追加・修正しています。

詩作すること、表現すること

2020年5月から、詩を書いています。「アイデンティティ」「いのち / 命」「自然」「記憶」などが主なテーマです。自分の本心で生きていくことを応援する讃歌です。

詩作をすることは、自分の言葉を取り戻すこと、そして、言葉以前の「どう生きたいのか」という願いを取り戻すことだと思っています。

現在、詩を書くことだけではなく、詩を朗読するポエトリー・リーディングの空間作りにも興味を持っています。


ウィズ資本主義時代を見据えたデジタルライブラリーTransit Library

資本主義文化があまりに優勢の世界に違和感を感じています。特に、人が人間性で無くしてしまうような収奪と抑圧が再生産される流れにささやかに反抗したいです。

資本主義における文化的な自治空間、コモンズ(共有地)を作ることを意図しながら、Transit Library というライブラリー作りをしています。「公共」「所有」「時間」などを問い直しながら、今後の社会のあり方を模索するプロジェクトで、現在は物理的な図書館を持たず、オンラインで展開しています。哲学研究者の谷川嘉浩さんと共同でスタートしました。

生産性、合理性が尊重されがちな世の中で、心ゆたかに生きていく際に、今後、特に「文化の視点」が大事になると感じています。心を豊かにする別の価値軸を掘り起こすことをこちらの活動を通して行っていきたいと思います。

▼実施プログラム 例)

 5ヶ月の哲学ラーニングプログラム「Time Travel」

西洋哲学史における「時間」についての哲学史を学び、哲学対話を行うプログラムを2020年には実施しました。哲学研究者の山野弘樹さんと哲学的内容のドローイングを得意にする Nixon(ニクソン)さんにご協力いただき、実施しました。

オフラインのうつろいの場づくり(2020年)

「うつろい」をキーワードに活動しています。特に命を機械的に捉えてしまう近代社会の中で強化された世界観から、自然や命を大事にする世界観に移行していく人が改めて増えていくことを想定し、お寺や神社などを舞台に、「ゆらぎ」や「ものごとの移り変わり」を感じることができる機会を育てています。

自然と同期しながら人が健やかに変化していく感覚を取り戻していくことをお助けできたらと思います✨

なぜ「うつろい」に着目しているのかについてはこちらの記事をお読みください ^_^

イベントや集いも実施しています。20年の夏、秋には、京都のお寺で、うつろいの場を催しました。

からあげ贈与
突拍子もなくからあげを揚げて、お布施します

からあげを探究し始めて15年。時々、発作のようにからあげを揚げることがあります。2020年10月以降、久々にからあげを揚げるのが楽しくなってしまって、ライフワークの一つとして時々実施していくことにしました。

気分が揚ってきたら、突発的に空揚げします。からあげは修行です。

ちなみに、からあげを揚げる際、売ることもありますが、基本的には配ることにしています。贈与の実験です。こういうことをしていると、お布施をいただくこともあり、それらのお布施もまた、次なるからあげ作りに活かしていきます。からあげの揚げ欲が高まった時にしか揚げないことにしているので、実施は不定期、さらには全国多拠点生活をしているので、揚げスポットも未定です。ゲリラ的に現れては、消えます😀 

突発的に揚げる時には、Twitterに投稿します。

Twitterは告知、思索の共有、活動のアーカイブを目的に活用しています✨

***2022年からあげ祭りについて***

2021年3月、4月、吉野山のお宿 KAM INN さんと、同じく吉野山のお食事処 静亭さんのご協力のもと、吉野山にてカラアゲを販売していました。関わりのある方々から「来年もぜひ!」と言ってもらっているので、来年もカラアゲ滞在をしようと思います。

参考に2021年のからあげ滞在について記した文章を載せておきます✨

2021年に関与した取組み、イベント、企画はこちら

すでに感じてらっしゃると思うんですが、ADHD気質で、とっ散らかり気味な人間です。関与した企画のことは、こちらのTwitterのスレッドにまとめていくことにしました。

拠点は京都・奈良の吉野(New!)など

多拠点生活者であり、無拠点生活者です。現在、奈良の天川に、古民家等の拠点化することができる場所を探しています。また、奈良の吉野のクリエイターが制作できる場所作りを時々手伝っています。

これまでの滞在履歴は、佐賀(生まれ)→京都(6年)→カナダ・ケベック州(1年)→京都(半年)→東京(4年間)→京都×多アクセス生活(8ヶ月)→2021年2月からさまざまなところに出没する←今ここ、という流れで生きております!

イベントデザイン(受託)

これまで、トークイベントの企画・運営・モデレーター等を行ってきました。テーマとして扱ってきたのは「仏教思想」「心から願う生き方を体現していくこと / トランジション」「伝統文化」などです。現在、受注でのイベントデザイン企画を受ける数は制限しております。どうしてもという場合はご相談ください。楽しそうな話は、制限を突破して遊びます ^_^ 

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◯ 過去のイベント企画・モデレーション実績
株式会社ぴあ Art Meets You 様 主催 イベント(複数回実施)、Liberal Arts Lab produced by yumemi 様 主催 イベント(複数回実施)など

他団体主催イベントへの登壇

イベント登壇もいたします。

◯ 過去の登壇(登壇実績)
・NPO法人 ETIC. 、エヌエヌ生命、NPO法人 農家のこせがれネットワークの共同事業「家業イベノーション・ラボ」(イベント) / 株式会社 cotree 様 主催イベント / 株式会社 NINI 様 主催イベント(ファッションショー) / 株式会社ゆめみ 様 Liberal Arts Lab プロジェクト 主催イベント、未来の住職塾 様、など多数。

リサーチ(受託)

これからの時代を生きていくにあたり、重要になる思想や取り組みを独自の視点からリサーチしています。

◯ 取引先(登壇実績)
NPO法人 ETIC.様 など。

マイリサーチ

誰から求められるでもなく、気になったことは自主的に探究するタイプです。

◯ オランダ TECH CULTURE FESTIVAL 「Border Sessions」および、社会のトランジションをテーマにした個人リサーチを実施しました。今後の社会において、必要な「サステナビリティ」を思想面から考察した個人のリサーチレポートです。

→ リサーチレポートはこちらです。

次世代型リーダーシッププログラム企画・運営

トランジションの考えを応用し、次世代を牽引していくリーダーの方々向けのリーダーシッププログラムを作るプロジェクトに参画し、プログラム開発を伴走しました。

◯ 取引先
株式会社グランストーリー 様 IKIBITO Transition Academy IGNITION 

▼Twitter と Note によく投稿しています

これまでのバックグラウンド(働き方編)

大学卒業後、クリエイティブコミュニティを創出することを専門としたデザインコンサルティングファームで1年半在籍後、フリーランスとして独立。

所属する企業でイベントデザイン等を行っていましたが、違和感が出て、退職。さらに鬱に。それ以来、基本的にフリーで文化系の個人事業主として動いています。

さらに、2021年はconstellate という屋号で法人化するつもりです。

実施していくことは、

#文化
#文化の方々とのゆるやかな連帯  
#経済一辺倒ではなく心ゆたかに生きることについて

などが中心になると思います。

こんな感じの人間です!どうぞよろしくお願いします✨

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