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モノ消費よりコト消費が伸びている

去年の10月末の取材のようですが、これからもコト消費は続いていくと思いますので、投稿します。

外国人旅行者の消費トレンド変化

近年、日本を訪れる外国人旅行者の消費トレンドが大きく変化しています。従来の「モノ消費」から「コト消費」へとシフトが進んでいるようです。

モノ消費からコト消費へ

外国人旅行者の消費動向を見ると、2013年と比べて買い物代の割合が32.7%から25.5%へと減少しています。一方で、娯楽サービス費を始めとする体験型の「コト消費」が増加しているのが分かります。

具体的には、日本の文化や伝統を体験するサービスが人気を集めています。

食品サンプル作りを体験したい!

東京のかっぱ橋にある「元祖食品サンプル屋」では、サンプル作り体験を導入したところ、外国人客が急増しコロナ前の3倍になったそうです。

私達は日本でなにかやってみたくて食品サンプル作りを見つけたの。
サンプルを作る体験ができる最高のこの店に行きたいと思って。
オランダからの20代ぐらいのご夫婦

また、体験したアメリカからの20代の御夫婦も体験して大満足だったようです。

包丁をつくりたい!

大阪の刃物店「和田商店」では、包丁作り体験が外国人に大人気です。

ブランドを広めるためにひとつの機会として包丁づくりの体験を初めました。
コロナ前は2割、3割だったものが、コロナ明けからは参加者の6~7割が外国人観光客です。

和田商店
和田高志専務

ケニアから来た30代ぐらいのご夫婦

日本に来る大きな目的が包丁づくりだったそうです。
伝統ある日本の包丁は世界でも有名だと知っていたので、貴重な体験になると思ったからです。

この道60年の職人からの指導を受けながら包丁づくりがスタート。
一生懸命研いだのに何も変わってないわ(笑笑)

包丁は簡単に動くんですけどどこを抑えていいか難しい。
手ほどきを受けて1時間後、

新聞紙を切ってみると、、、
「お〜!」(驚きの切れ味!)

最後に柄をつけて、世界で1本だけの包丁の完成。
包丁を持って、記念写真も。

スナック体験ツアー

日本独自の夜の文化「スナック」を外国人に紹介するツアーも登場しています。ドイツ、カナダ、ニュージーランドからの参加者らは、スナックのママに職場の愚痴を聞いてもらうなどの体験をし、日本のサラリーマン文化に触れていました。

このような小さい店は居酒屋だったとしても入れなかった。

狭い店だし、
近くの人とコミュんケーションを取る自信がない。
ツアーでなければこういう場所には来ることはできなかった。

高野山の宿坊ブーム

高野山の宿坊でも、外国人向けのサービスが充実しています。

英語対応のスタッフや日本語が話せる僧侶の存在。
和室や露天風呂付きの特別客室など、外国人にウケが良いようです。

恵光院では30ある客室は連日満室。
宿泊客の8割がインバウンド客だといいます。

とても美しく、とても穏やかです。
この安心感。中に入るとそれを感じます。

オランダ人の30代ぐらいの女性

恵光院の住職、近藤説秀さんは、

昔からの信者様やリピーター様のために土日は予約を取らないようにしていたりして、日本人客には対応しています。

訪日外国人には、お部屋の数を減らして単価を上げていくような戦略で考えています。

お客様の数は減るわけですが、減ることで、一人ひとりの方とゆっくり接客ができるとか対応時間を作って、来た方がお坊さんとかお話ができて、楽しかったと言うのを体験していただければと思います。

お坊さんの方がインバウンド客の対応に慣れてるかも?

インタビューでは躊躇なく、部屋数を減らして単価を上げるという話しをされていた。

たしか、宿坊に関してはかなり前から訪日外国人が多く訪れていたと思いますが、おそらく一時は大変だったのでは無いかと思います。

インタビューされている住職を見ていると、そうすべきだと言うことが、しっかり判断でき、その判断に確信が持てているように感じました。

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織原松治
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