Shoji Daisuke

ワイングラスメーカーに勤務。ワインも日本酒もカクテルも、少し甘口が好きです。

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最近の記事

【日本のワイン】Asahidai 245 Blanc Episode1-2022VT (造り人 : naritaya - 北海道余市郡仁木町)

北海道の仁木町から、すばらしい白ワインが届きました。造り手は、仁木町でおいしいお蕎麦屋さんを営みながら、ブドウを育てている「naritaya」さんです。 周りをブドウ畑に囲まれた小さなお蕎麦屋さん。決して広くはないのですが、品よくおしゃれな雰囲気が心地よいお店。お蕎麦がとても美味しかったので「きっとこの方の造るワインもおいしいに違いない!」と、新ビンテージが発売になるとのお知らせをいただき、迷うことなく購入。 そのワインが届きましたので、早速、奥さんと楽しみました。奥さん

    • 「茶師」最高位十段の池田研太さん渾身のブレンドが生む、2023年の新茶の風味を楽しむ

      70年の歴史で18人だけに許された「茶師」最高位十段の凄さ:「茶師」という存在をご存知ですか? お茶の産地の特色の把握や識別を行う審査力を競い合い、お茶の品質を判定する技術向上を目的として行われる、全国茶業連合青年団が主催する「全国茶審査技術競技大会」。 この競技大会の結果をもとに授与されるのが「茶師」の称号で、最高位が「茶師十段」となります。茶師十段の取得は製茶業界でも至難の技と言われています。 「全国茶審査技術競技大会」は、1956年から毎年開催されている歴史ある大

      • 【グラスの名品】 TORA URUP TU106 milk(木村硝子店)

        このグラスは、以前、渋谷神山町にあるセレクトショップ「style department_」で行われた、木村硝子店のポップアップショップを訪れた時に購入したものです。 トーラ・ウルップという、デンマーク生まれのデザイナーの作品で、一時日本にも住んでいたことがあるそうです。 トーラ・ウルップはデンマーク生まれの、ガラス・陶器のデザイナー。コペンハーゲンをはじめ、ロンドン/ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでデザインを学び、83年からは、愛知県常滑市の陶器工場に勤めました。その後

        • 【旅先の宿】 鯛茶漬けが絶品な地元食材満載の朝食、ひろびろ大浴場、贅沢な空間で旅の疲れを癒す熊本駅直結のホテル「ザ・ブラッサム熊本」

          前回の記事でご紹介した「森の教会・Marie&Ange」さんでの素晴らしいディナーを終え、この日の宿泊は、熊本駅直結のホテル「ザ・ブラッサム熊本」さん。 客室内はもちろん、最初に訪れるロビーだけでなく、通路ひとつからホテル全体での贅沢な空間づかいと、館内を歩くとほのかに心地よい香り。そしてこちらもゆったりとした造作の大浴場と、美味しい鯛茶漬けが楽しみな朝食まで。すべてが心身に癒しを与えてくれる、素晴らしいホテルでした。 まずはチェックイン。ビジネスホテルの域を超えた贅沢で

        【日本のワイン】Asahidai 245 Blanc Episode1-2022VT (造り人 : naritaya - 北海道余市郡仁木町)

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        • 【グラスの名品】 TORA URUP TU106 milk(木村硝子店)

        • 【旅先の宿】 鯛茶漬けが絶品な地元食材満載の朝食、ひろびろ大浴場、贅沢な空間で旅の疲れを癒す熊本駅直結のホテル「ザ・ブラッサム熊本」

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        • 日本のワイン
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        • 日本のクラフトジン
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        • 「酵母」について
          1本

        記事

          【旅先の宿】 「本の世界を旅するホテル。」Lamp Light Books Hotel Nagoya (名古屋・伏見)_

          出張時の宿泊先を探すときには、ほぼ「楽天トラベル」で、検索条件は「禁煙」と「大浴場」が必須なのですが、今回は、ちょっと変わったホテルに宿泊しました。 「本の世界を旅するホテル。」がコンセプトの『Lamp Light Books Hotel』 まさに本好きにはたまらない、読書のための環境が整った、とても快適なホテルでした。 『Lamp Light Books Hotel Nagoya』(公式サイトへはこちらをクリック) フロントのある1Fは、24時間営業の Book c

          【旅先の宿】 「本の世界を旅するホテル。」Lamp Light Books Hotel Nagoya (名古屋・伏見)_

          【旅先の美味しかった】 Marie & Ange in 森の教会(熊本県大津)

          阿蘇の外輪山の裾野に位置する大津の自然は、結婚式というイベントを抜きにしても、ゆっくり1日滞在して、何もせずぼんやりと過ごしたくなる、豊かな緑に囲まれた贅沢な景観。 そんな大自然の中に、イングランドのコッツウォルズに建っていた教会が、そのまま再現されています。 今回は、大阪〜博多〜熊本と、1週間にわたる出張の最後に、なんとも素晴らしいウエディングハウス「森の教会」さんのレストラン「Marie & Ange」へ伺いました。 熊本駅から、さらに在来線を乗り継いで30分ほど。

          【旅先の美味しかった】 Marie & Ange in 森の教会(熊本県大津)

          本場そのもののハンガリー料理が味わえる「AZ Finom」。ハンガリー原産のパプリカをふんだんに使った料理を堪能!

          10月1日に銀座ハプスブルクさんで行う、オーストリアのデザートとスパークリングワインを楽しむイベントの打ち合わせをした際、神田シェフから話題が出ました。「ハンガリー料理って食べたことありますか?これがすごくて。最初から最後までパプリカなんですよ!」 特段パプリカ好きというわけではありませんが、ハンガリーともゆかりの深いオーストリアに本拠を置く企業に勤める身。一度は、ハンガリー料理も食べてみようか・・・と、早速「AZ Finom」さんへ行ってまいりました。 外苑前駅から、の

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          【日本のクラフトジン】橘花ジン KIKKA GIN(油長酒造株式会社大和蒸留所)

          名作「風の森」を醸す油長酒造による、大和の柑橘と生薬の香り高いジン少なくない日本酒の若手造り手が、大きな影響を受けた日本酒として名前を上げる、油長酒造の「風の森」。 それまでの、お酒臭くて、アルコール度数が高く、キツイ、という「おじいちゃんが飲んでいた日本酒」のイメージを大きく覆し、「フルーティな香り」「舌先には軽い微発泡感さへ感じ」「味わいは極めて軽やか」という、革新的とも言える新しいスタイルは、日本酒のイメージを大きく変えました。 この「風の森」を醸す油長酒造が、奈良

          【日本のクラフトジン】橘花ジン KIKKA GIN(油長酒造株式会社大和蒸留所)

          ワイナリーで飲むワインは格別!イタリアンレザーケースとグラスがセットになった、リーデル「ゴー・ウィズ・オー」(限定品)をもって、菊鹿ワイナリー訪問してきました

          ワインを楽しむシチュエイションは色々ありますが、ワイナリー現地で飲むワインは、また格別です。 先日、仕事で熊本県の菊鹿ワイナリーに行ってきました。その際に持って行ったのが、リーデルの限定販売品「ゴー・ウィズ・オー」です。 この「ゴー・ウィズ・オー」。 イタリアンレザーのケースに、ステムレスのグラスがジャストサイズですっぽりと収まって、なおかつ、専用のグラス拭きクロスまでついてくる、ワイナリー訪問にはもってこいのアイテム。しかも、とてもカッコ良い。 最初に見た時から「すご

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          原料米が違えば、造られるお酒はこんなにも違う。泉橋酒造のオンライン・スタディセット第3弾のテーマは「米」。 米違い(4種)の試飲酒が6種、さらに酒米300gと酒米レシピがついてくる!

          我が神奈川県が誇る蔵元のひとつ「泉橋酒造」さんが主催の、とてもとてもお得なオンラインセミナー「スタディセット」に参加いたしました。今回は第3弾で、テーマは「米」。その盛りだくさんな内容や魅力をご紹介します。 スタディセットの魅力・その1: 原料米ごとの酒質の違いをじっくり試飲 スタディセットを申し込むと、下記の6種の日本酒が届きます。 今回は、いずれも300ml瓶。これだけでもかなりの量です。さらに「楽風米300g」とレシピがついて「5500円」とは、かなりお得です。

          原料米が違えば、造られるお酒はこんなにも違う。泉橋酒造のオンライン・スタディセット第3弾のテーマは「米」。 米違い(4種)の試飲酒が6種、さらに酒米300gと酒米レシピがついてくる!

          【息継ぎできないスイマーの練習日記_210828】リカバリーは肩甲骨を意識して

          最近、会社帰りにプールに着くまでよく見ている動画がこちら。 全体で15分ほどの動画ですが、イアン・ソープがゆるーくクロールの練習をしています。片手クロールとか、どうやったら、こんなにゆっくりと、まったりと泳げるんだろう。。。 05:30 あたりから、ゆったりとしたキャッチアップで、リカバリーの際の指先を脇腹から脇の下を這わせるように、ハイエルボーを意識した練習なのだと思うのですが、最近はこの映像をイメージしながら泳いでいます。 先日泳いでいて気がついたのは「肩甲骨」を意

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          【日本のクラフトジン】 OSUZU GIN(尾鈴山蒸留所)

          「百年の孤独」で有名な宮崎の焼酎蔵「黒木本店」。標高1405.2m をのぞむ尾鈴山塊の主稜である尾鈴山に構えた蒸留所から、この「OSUZU GIN」は生み出されます。宮崎産の柑橘(金柑、日向夏、ゆず)、そして生姜、榊、椎茸、ジュニパーベリー、山椒など、尾鈴山蒸溜所の本格焼酎を用いたスピリッツに漬け込み蒸留します。 尾鈴山蒸留所 尾鈴山蒸留所の公式 HP へは、こちらをクリックhttps://osuzuyama.co.jp/philosophy/land/ 前回ご紹介した

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          「桜のワイン」 と 「桜のチーズ」 の幸せなマリアージュ

          北東北産の山ブドウを天然桜酵母で醸した「さくらワイン」と、北海道の共働学舎新得農場がつくる桜香るナチュラルチーズ「さくら」。 ほのかに桜の香りをまとった、しっとりとなめらかなチーズが口中でとろけたところに、「さくらワイン」の豊かな酸味とチャーミングな果実味を重ねれば、桜の微香がホワッと鼻腔をくすぐる。 この春楽しみたい、最高のマリアージュ。 さくらワイン「さくらワイン」は、北東北の山ぶどう栽培のプロフェッショナルたちが育てた山ぶどう交配品種を主原料につくられる、とても美

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          【日本のクラフトジン】 香の森(養命酒製造)

          盛り上がりを見せてきている、日本のクラフトジン。 中でも最近のお気に入りは、あの「養命酒」で有名な養命酒製造が造る「香の森」。 中央アルプスで磨かれた伏流水を仕込み水に、杉・松・杜仲など18種類のボタニカルを活かしている。特に、日本古来の香木である「クロモジ(黒文字)」の枝葉を厳選しているのが、この「香の森」の特徴だ。 この「クロモジ(黒文字)」。 若木の枝に黒い藻類が付着したさまが、文字に見えたことに由来するらしい。時に高級な爪楊枝の原料となることから、爪楊枝自体を

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