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「茶師」最高位十段の池田研太さん渾身のブレンドが生む、2023年の新茶の風味を楽しむ

70年の歴史で18人だけに許された「茶師」最高位十段の凄さ:

「茶師」という存在をご存知ですか?

お茶の産地の特色の把握や識別を行う審査力を競い合い、お茶の品質を判定する技術向上を目的として行われる、全国茶業連合青年団が主催する「全国茶審査技術競技大会」。

この競技大会の結果をもとに授与されるのが「茶師」の称号で、最高位が「茶師十段」となります。茶師十段の取得は製茶業界でも至難の技と言われています。

「全国茶審査技術競技大会」は、1956年から毎年開催されている歴史ある大会ですが、「茶師十段」に認定されているのは、約70年の歴史において18名のみ(2023年4月現在)。

池田さんは、その18人のひとりなのです。

プライベートでは、トライアスロンを愛するスポーツマン。この記事を書いている数日前に、羽田空港で知覧茶の試飲会をされているところへ会いに行ったのですが、久々のトライアスロンの練習をしたばかりとのことで、いつにも増して日に焼けていました。

今回の新茶は、この茶師十段の池田研太さんが全てのお茶を監修している、鹿児島の池田選茶堂のものを予約購入。届くのを心待ちにしていました。

お茶をイメージする深いグリーンの配送箱には、鹿児島のシンボル・桜島がデザインされています
嬉しいことに、新茶のティパックがおまけに添えられています

茶師十段による、渾身のブレンド:

今回の新茶は、新茶の出始め、一番最初につまれた茶葉を使用したタイプのものではなく、知覧の全エリアの新茶が出揃うのを待ち、全てのお茶を試飲した上で、新茶ならではのフレッシュ感とお茶の甘旨味、程よいほろ苦みのバランスをイメージして池田さんがブレンドしたもの。全てのお茶の火入れ具合も、池田さんが監修されています。

「ブレンドの芸術」という点では、ワインのシャンパンの作られ方とも共通するものがありますね。

実際に届いた新茶です。深い緑色が美しく、お茶ならではの清々しい香りが鼻腔に届きます

沸騰させたお湯の温度を、湯呑みに注いでコントロール:

以前に、別のお茶屋さんに伺ったのは、「沸騰したお湯を、一度湯のみに注ぐと、おおよそ10度下がって90度。さらにそのお湯を別の湯呑みに移すと、また湯温が10度下がって、だいたい80度くらいになります」というお話し。

ワイングラスでお茶を楽しむ:

湯飲みでじっくり味わうのもいいものですが、熱湯で淹れるわけではありませんので、湯温が少し温度が下がってきたところで、ワイングラスにも注いでみます。

温度の目安は、グラスから香りをとったときに、水蒸気が邪魔にならないと感じる程度。温度が高すぎると、湯気が立ちすぎて、お茶の香りを覆ってしまいます。グラスのボウル形状によって、湯気の強弱は変わってきます。

薄いグラスほど、温度変化による歪みが出にくいので、(あくまでも個人的経験からですが)、湯温が60度くらいであれば、これまで温度差でグラスが割れたことは一度もありません
陽の光を通すと、黄色みの強い色合いに

ワイングラスでお茶を楽しむ大きなメリットは、お茶の薄緑色の美しさを、ダイレクトに楽しむことができること。

そして、卵型のボウル形状によって、新茶ならではの甘味も含む爽快でフレッシュな香りを、甘味・うま味・ほろ苦み、の絶妙なバランスの味わいとともに、楽しめること。

新茶が続々と出てくるこの季節、お茶好きにはワクワクする季節。
いろいろなエリアの新茶を楽しみたいと思います。

写真をクリックすると、池田選茶堂の公式サイトへ

池田研太・茶師十段、渾身のブレンドが味わえる、池田選茶堂さんの新茶は、限定1,500袋。もしご興味をお持ちの方は、上の画像、もしくは、こちらをクリックすると 「池田選茶堂」さんの公式HP をご覧いただけます。
(数量限定のため、実際にご覧になる時期によっては、販売状況が異なっている可能性がございます。予めご了承ください。)


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