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学び方は人それぞれ。しかし畢竟独学にまさるものなし。

いつもコメントを下さるsmall designさんが大学について興味深い記事を書かれていたので、大変勝手ながら引用させて頂きたいと思う。

small designさん、いつもありがとうございます。

私が、この記事から学んだことは下記である。

1.教授は教えるプロではないため大学で本当の意味で学ぶのは困難だ

2.本はなににも勝る先生である

3.学び方は人それぞれである

small designさんは、とにかく大学に馴染めなかったということだ。その理由は、教えるプロの教授がいなかったから。それに、大学は研究をやっているのか、教育をやっているのかわからなかったからだという。

これには私も同感だ。

私は現在、建築設計を生業としているが、大学の建築学科を出ていない。大学では文系学部であった。建築教育は専門学校で受けた。

私の考えだが、講師についていうと、大学も専門学校も変わらない。

専門学校は非常勤講師で成り立っている部分が大きい。非常勤講師は実際に建築の実務をしている人がほとんどだ。

ということは、実務のプロではあるが「教えるプロ」ではないのである。

私は、大学を卒業したので、small designさんがおっしゃることは予習ずみで、専門学校に入学した。こんなことをいうと大変失礼だが、専門学校の教育に期待などしていなかった。

small designさんがおっしゃるように、私も本を最大の教師としていた。

とにかく本ばかり読んでいた。書店の建築書籍を、全て自分の部屋に持って帰りたいといつも思っていた。私立図書館や県立図書館の司書さんには、顔を覚えられていた。もちろん本だけではなく、建築もこれでもかというほど観て回っていた。

本当に、学び方は人それぞれだと思う。

もちろん、旧帝大などの名門大学で学ぶことに越したことはない。しかし、人生はそう全て思い通りに行くものでもない。学校に馴染めないこともあるし、そもそも学校に行けない人だっている。

それに、大学4年間の後も勉強は死ぬまで続く。大学を卒業してからの勉強の方がずっとずっと長い。

ということは、結局は、誰だって独学のようなものである。

独学に慣れていないと、大学を出てからの勉強で独学に慣れている人に負けてしまうのだ。

それならば、早いうちに独学を始めておいた方がいいのではないだろうか。

small designさんは、教育のプロではない教授に早いところ見切りをつけて、一生勉強型の「独学」に切り替えた。

実は一番効率的な大学生活を送られたのではないだろうか。



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