今も見たいボクサーだったマイク・タイソンと師カス・ダマトの言葉!
「50過ぎで、この動きはすごい」
ボクシング元ヘビー級王者マイク・タイソンがエキシビジョンマッチでリングにあがった。相手はソウル五輪ライトミドル級銀メダル獲得後、プロ転向して4階級制覇の元王者ロイ・ジョーンズJr。
ただの金儲けの見せ物とは違った。
私が学生時代ボクシングをしていた頃、タイソンは最強のヘビー級チャンピオンだった。とてつもないスピードとパワーで相手をバタバタと倒していた。
「右のボディーから右アッパーで相手がぶっ飛んでいったなぁ」
師匠のカス・ダマトが亡くなってからタイソンの私生活は荒れてトラブルが続いて引退した。あれほど巨万の富を得ていたのに一文なしになってしまう。
今回のファイトマネーは10億円。
引退したボクサーとしては破格だと思うが、それだけ世界中のファンはタイソンのファイトに興味がある。タイソンは試合後
「私は自分のエゴのために戦ったわけではない。自分のことよりも恵まれない人々を助けることを目的にしている」
そのファイトマネーは慈善事業団体に寄付すると表明している。
期待を裏切らない動きだった。もちろん現役時代とは違うが、ちゃんと準備していた。
試合前のインタビューで
「久しぶりの試合は緊張するし怖いさ」
そう答えていた。
どれだけ強いボクサーでも試合前は逃げたい気持ちになる。それを乗り越えて戦う。
タイソンはオヤジに勇気をくれた。
タイソンの師であるカス・ダマトの言葉をシェアしたい。
「勇者と臆病者は、恐怖心にどう対処するかで違ってくるのだ。英雄だって、皆と同じように怯えている。だが、臆病者は逃げてしまうが英雄は逃げたりしない。最後までやり遂げようとする自制心を持っている。つまり、最後までやり遂げるかやり遂げないかで、人は英雄にも臆病者にもなるのだ」
タイソンはカス・ダマトに対してこんな言葉を残している
俺は“カス”の創造物なんだ。“カス”は俺の父親で、俺に尊厳と誇りをくれた。
マイク・タイソン
素晴らしい師弟関係だと思う。
私も頑張る!
note音声小説「クロウ・キッズ❗️」朗読20
Kobeに支配者が待つ
https://note.com/shogenz/n/n877d37d8c1f7