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障害者雇用関連ニュースまとめ 【2020/11/5】

■ 今日のヘッドライン!

〇【SDGs】障がいのあるバリスタや焙煎士が活躍する、福祉施設併設のロースタリーカフェ『ソーシャルグッドロースターズ千代田』が2020年度グッドデザイン賞を受賞

ロースタリーカフェの皆様、グッドデザイン賞の受賞本当におめでとうございます!!

グッドデザイン賞を受賞した要因は記事にもあるとおり様々だと思いますが、その中でも障害者雇用特有の下記の課題解決に着目したことが大きいのではないでしょうか。

年間11万人、約55%が1年以内に離職してしまうことはあまり知られていません。背景には、障がい者の仕事の職種が極端に少なく、やりがいのある仕事が少ない状況があります。

障害者雇用の特徴として例えばシュレッダーでの書類の破棄や郵便物の封入や仕分けなど単純作業も多いのが現実です。

無論これらの単純作業が悪いと言っているわけではありません。これらの仕事にやりがいを持って業務に取り組んでいる方々もるのは事実です。

ただ現場にいて痛いほど分かるのですが、

クリエイティブな仕事をしたい、
もっと自分の資質を生かした仕事をしたい、
お客様に「ありがとう」と言われる仕事をしたい、

と思っているか方々も多くいらっしゃいました。

そして社内での単純作業もそうですが、福祉施設も屋内での作業も多く下記のとおり、やはり「閉鎖的」という印象はぬぐえません。

最も大事なテーマは、福祉施設は閉鎖的、障がい者は社会から支援を受ける側といった既成概念を覆し、開かれた福祉施設で美味しいコーヒーをつくり、その利益を社会に還元する側になるという価値転換を体現すること。

そして「閉鎖的」な障害者雇用の現場において、

「オープンで」「社会から自立をして」、
そして何より「プロとして良い商品を誇りを持ってお客様に提供して」

といった施設と障害者が一丸となって取り組んだことで今回の成果に繋がったのではないでしょうか。

このような事例が全国各地に広がれば、障害者が当たり前に社会で活躍し自立して生活できる時代がやって来るのかもしれません。

■ 障害者雇用

〇障害者雇用 担当者向けに新卒採用の基本をまとめた「障害者雇用マニュアル 新卒採用編〜大学生のホンネに企業はどう対応すべき?〜」を無料配信

画期的なマニュアルが、何と無料で配信されました!

障害者雇用においては基本的に就労支援施設に通所してからの就職というケースも多くあまり新卒で就職という概念がありませんでしたが、エンカレッジでは早くから新卒採用のプロジェクトを始められていました。

そこでのご実績やノウハウの蓄積があってこそのマニュアルの完成ですね。
無料ではなく有料でも十分ニーズはあるのではないでしょうか。

新卒で就職する難しい点としては、一般の学生と同じタイミングで就職活動をして周囲と自身の違いに悩まれるなどして、自己肯定感の低下してしまっている方も多いという点ではないでしょうか。

新卒というと社会人1年生として覚えることが多く、自己肯定感が低いまま無理をさせてしまうとうつ病の発症など2次障害に繋がってしまうリスクもあります。

これは一般の新卒の社員の方にも言えるかもしれませんが、人は一人一人得意不得意も違い、仕事を覚えるペースも違うのでお一人一人に合った方法やペースで仕事のスキルの習得を図ることが大切だと思います。

〇障がい者アートのワールドカップ「パラリンアート世界大会2020」表彰式が11月4日(水)開催

司会者として有名な中山秀征さんもこうして障害者との関りがあることをしらなかったので、とても嬉しいですね。

芸能人の方々も立派なアーティストですし、アート×障害者雇用の発展に是非中山さんのようにお力添えいただけたら嬉しいです。

〇在宅雇用で見えづらいストレス・疲労のサインを見逃さない 障がい者雇用支援に特化した在宅雇用支援サービス

在宅のデメリットはやはり記事にあるとおり、働いている方のストレスや体調が分かりにくくなってしまう点にあるのでないでしょうか。

在宅雇用を積極的に推し進められている企業様におかれましては、是非このサービスの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

■ 就労支援

〇吉祥寺の就労移行支援事業所が3周年 障がい者の就職をサポート

■ 農福連携

〇磐城農高生、いわきワイナリーで作業 「農福連携」理解深める

■ 助成・補助制度

〇「もにす認定」第1号にOKBパートナーズ 障害者雇用促進で国から交付



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