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特定求職者雇用開発助成金の主な助成金3種類について解説します!

■ はじめに

皆さん、こんにちは伊藤です。

先日皆さんに冷えてきますから体調管理に気をつけて下さいね~とお伝えしましたが、

実はそんな私がここ数日間体調不良でした💦喉の痛みと咳と体のだるさで辛かったですね。

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コロナのリスクもゼロではないので地元の保健所に電話したところ、外出を極力控えていたこともあり、感染者との濃厚接触の可能性も低いということで病院への通院を許可してもらえました。

今は薬を飲んで静養をしたところ1日で平熱に戻り、症状も落ち着きだいぶ体調は良くなりました。ただしばらくはこのnoteを書いたりしながら自宅で大人しく過ごそうかと思っています。

皆様もくれぐれもお気をつけ下さいませ。

それでは本題に。

本日より特定求職者雇用開発助成金の解説に入っていきたいと思います。

特定求職者雇用開発助成金の中でも障害者雇用に関連する助成金である3種類についてそれぞれの概要を解説していきたいと思います。

■ 主な助成金3種類について

① 特定就職困難者コース
【 概要 】
障害者や高齢者、シングルマザーなど就職困難者を雇用した際に申請できる助成金です。

【 支給対象者 】
・ 障害者手帳を持つ障害者(身体・知的・精神・発達)
※ ただし一部手帳が無くても対象になる障害者あり
・ 高齢者(60歳以上65歳未満)
・ シングルマザー など

【 主な支給額 】※下記は全て中小企業かつ週30時間以上の勤務が条件
精神障害者                   ⇒3年間240万円
・身体・知的障害者                ⇒2年間120万円
・高年齢者(60歳以上65歳未満)、シングルマザー ⇒1年間60万円

【 申請可能時期 】
雇用した翌日の6か月後から

【 総評 】
障害者だけでなく高齢者やシングルマザーなど幅広く「 就職困難者 」と言われる方たちを雇用した際に申請できるのが大きな特徴です。
また、申請まで雇用してから6か月ごと期間は掛かりますが、それ以外に設備投資や新たな人員の配置などは必要がなく条件も比較的緩やかなのもプラス材料です。

まさに“ 障害者雇用関連の助成金の入門編 ”と呼べるのではないでしょうか。

※参考サイト

② 発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース
【 概要 】
手帳のない発達障害者や難治性疾患患者を雇用した際に申請できる助成金です。

【 支給対象者 】
・障害者手帳を所持していない方であって、発達障害または難病のある方

【 主な支給額 】※下記は全て中小企業かつ週30時間以上の勤務が条件
・2年間120万円

【 申請可能時期 】
雇用した翌日の6か月後から

【 総評 】
申請可能時期など条件面は特定就職困難者コースに似ていますが、障害者手帳がない発達障害者や難治性疾患患者を雇用する際の助成金というのが大きな特徴です。
手帳がないという点で当然ながら障害者雇用の法定雇用率の算定外となります。

手帳がない発達障害の方は障害者であることを隠して採用選考を受ける( クローズでの採用と呼びます )ことも多いので、助成金の申請を出来るとすると何らかの形で本人が障害を開示する場合などに限られ、それほど多くはないかと個人的には思っています。

※参考サイト

③ 障害者初回雇用コース
【 概要 】
障害者雇用の経験のない中小企業で障害者の雇用義務制度の対象となる企業が障害者を雇用し法定雇用率を達成した場合に申請できる助成金です。

【 支給対象者 】
・ 障害者手帳を持つ障害者(身体・知的・精神・発達)

【 主な支給額 】
・120万円

【 申請可能時期 】
法定雇用率を達成した日から一番最初の賃金締切日から1年後から

【 総評 】
雇用だけではなく法定雇用率達成が条件という意味で他の助成金と少し性質が違うかと思います。例えば1名雇用が必要な場合は1名で、2名必要な2名、それぞれ雇用をすることが条件です。

またこの助成金は特定就職困難者コースとの併給が可能となっています。この助成金自体は申請可能な時期まで1年と長いので、先に特定就職困難者コースしてその後に申請するのが望ましいかと思います。

※参考サイト

■ 全体を通して

総評でもお伝えしましたがやはりまずは特定就職困難者コースの申請を目指されることをおススメします。

次に法定雇用の義務が発生していることが条件になりますが、障害者初回雇用コースを目指されるのが良いかと思います。

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発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コースは申請できる可能性が全くないとは言えませんが、手帳の無い発達障害者・難治性疾患患者はクローズで応募するケースも多いのであまり申請するケースは多くはないかもしれません。

ただ、例えば「 手帳の無い発達障害者・難治性疾患患者でも積極的に雇用すする企業である 」ことを宣伝できればそういった方々が集まってくる可能性は十分にあるかもしれません。

■ 本日のまとめ

〇 “ 障害者雇用関連の助成金の入門編 ”としては条件も比較的緩やかな特定就職困難者コースが一番おススメ!

〇  障害者初回雇用コースは特定就職困難者コースとの併給が可能なので、条件を満たすようなら併給を目指すことをおススメします!

〇 発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コースは他の助成金に比べて優先順位は低めである。

ここまでご拝読いただきましてありがとうございました。

来週月曜日からはいよいよ入門編としておススメの特定就職困難者コースの詳しい解説に入っていきたいと思います。

特に事業主様側の条件など、制度の内容が非常に煩雑かつ複雑なので丁寧に分かりやすくご説明させていただけたらと思います。

また土日は別の企画の投稿をしていきたいと思っています。

次回もよろしくお願いします!

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