~ぶらり鹿児島第二弾~
前回記事の鹿児島市内の第一弾に続き、今回は第二弾・鹿児島市内中心部の名所を中心に紹介していきます。
第一弾はこちら…
前回の最後に紹介をした鶴丸城跡(鹿児島城跡)から近い私学校跡~仙厳園、ユニークなネーミングのお餅を紹介します。
私学校跡
私学校とは西郷隆盛が征韓論に敗れて鹿児島に下野(明治六年の政変)後に鹿児島県内に設立した学校。
表向きは教育機関だが、不平士族の暴発を抑える為の教育機関。
鹿児島県内各地に分校が作られ、入学できるのは薩摩士族に限られていました。
1877年に明治政府の大久保利通や川路利良(いずれも薩摩藩出身)らが陰謀を企てたと激怒した生徒たちは鹿児島にある政府の弾薬庫を襲ったことがきっかけで西南戦争が始まりました。
約7カ月に渡る戦争終了後に私学校は廃止されました。
現在は当時の門と石壁のみが残っていて壁には無数の弾跡が残っています。
ちなみに現在は病院になっています。
城山展望台
標高107mの城山。
鹿児島市街地、錦江湾そして桜島を望む絶景。
天気が良い日には霧島や開聞岳(薩摩富士)の眺望も。
照国神社のすぐ近くから城山展望台へ続く約2kmの長さの遊歩道があります。
また、展望台近くの駐車場まで車でも行けます。
駐車場から展望台まで徒歩5分位です。
西南戦争の最後の激戦地「城山の戦い」が有名です。
中腹には後ほど紹介する西郷洞窟があり、麓には西郷隆盛終焉の地もあります。
西郷洞窟
西南戦争にて西郷隆盛が薩軍幹部の桐野利秋や村田新八らとともに銃弾に倒れるまでの最期の5日間を過ごしたのがこの洞窟。
1877年2月、「政府に尋問の筋これあり」と、東京を目指すべく(第一目標は熊本を抑える)、鹿児島を出発したのは約3万人でしたが、九州各地を転戦し鹿児島に帰ってきたのは、わずか372人。
決戦に備えて鹿児島に集結した官軍(政府軍)は約5万人。
これほどの戦力差の戦は珍しいです。
官軍は誰一人として通さないと言わんばかりに城山周囲に何重にも包囲網を作り薩軍を追い込みました。
西郷隆盛が最後の最後まで薩軍を指揮した場所として重要な史跡。
西郷隆盛終焉の地
1877年9月24日、西郷隆盛は腰と太ももに銃弾を受け重傷となり自決を決意。
『晋どん、もうここらでよか・・・』
薩軍幹部の別府晋介に言いました。
生き残った幹部たちが見守る中、明治維新の英雄「西郷隆盛」は、別府晋介の介錯で最期の時を迎えた。明治天皇の信任の厚い西郷隆盛は賊軍の将として、その生涯を終えました。
仙厳園・旧集成館
薩摩藩・島津家の別邸「名勝・仙厳園」。
別名、磯庭園とも言われている約350年前に築かれた大名庭園。
日本を代表する大名庭園であり、世界遺産にも指定。
目の前に桜島の雄大な姿も望め、殿様の暮らした御殿もあります。
お食事処やお土産屋もあり、旧集成館には島津家に関する博物館も。
反射炉跡も残っています。
薩摩の伝統工芸品、美しい「薩摩切子」の工場見学も可能です。
また西洋館漂う建物が特徴のスターバックスもあります。
近くには異人館もあったりで、近くの砂浜から見る桜島も美しく、ここは本当におススメの場所です(^^♪
西郷隆盛蘇生の家
西郷隆盛は、幕末の薩摩藩藩主・島津斉彬の命を受け、京都の僧・月照とともに、朝廷工作を行っておりましたが、1858年、幕府の大老・井伊直弼によって行われた安政の大獄の弾圧で追われる身となりました。
西郷隆盛と月照は命からがら、鹿児島に逃れてきました。
しかし、島津斉彬亡き後の薩摩藩庁は幕府と対決しようとする意思は無く、月照を隣国の日向送り(実質処刑)と決めました。
それにより西郷隆盛と月照は前途を悲観し入水自殺を決意し錦江湾に入水。
奇跡的にも西郷隆盛は救助され一命を取り留めます。
その際に蘇生をしたというのがこちらの家です。
薩摩藩は幕府へ西郷隆盛は死亡したと届け出をし菊池源吾と名を改め奄美大島へと遠島処分としました。
ぢゃんぼ餅
西郷隆盛蘇生の家のすぐ近くにある『南州茶屋』。
写真のぢゃんぼ餅が美味しいです。
漢字で書くと両棒餅。
みたらし団子のようなものでとろみのある砂糖醤油たれの味のお餅なのですが、2本の棒が刺さっています。
これは侍の腰に刀が2本差している姿に似ていることから、この名がついたということです。ぢゃんぼと言う名がついていますが、実際は大きくはありません。
先ほど紹介した仙厳園でも食べられますし、仙厳園周辺にはお店も多くあります。
観光には1日乗車券を!!
なお、鹿児島市内観光には周回バスのカゴシマシティビューがとてもおススメです。
鹿児島市内の主要観光スポットを1周約80分で周回。
どの停留所からも乗り降りができ、自分のペースで観光が可能です。
市電・市バス・カゴシマシティビューの3つが乗り放題で600円とかなりお得。
一部施設の入場割引の優待もあります。
詳しくは、「カゴシマシティビュー」をご覧ください。
おまけ
スーパーにはなんと…鶏刺しが売っていてびっくりしました。
お店で食べる位のクオリティーの高さに感動!!
値段も安くてさらにびっくり!!
この量で200円を切ってました。
コ・ス・パ最高です\(^o^)/
ちなみに知ってる方もいるかもしれませんが、九州の醤油は甘口が多いようで、ここに入っていた醤油もやはり甘口でした(^^)/
まとめ
今回は私学校跡~西郷隆盛蘇生の家、そしてじゃんぼ餅まで紹介しました。
西郷隆盛や薩摩に関わる歴史を感じられるところばかりで本当におススメです。
個人的に何度も行ったところばかりで思い出すだけでワクワクします。
また鹿児島に行きたくなってきました。
さらに事細かく紹介をしたいところですがマニアック過ぎになってしまいますので、ここまでにしたいと思います。
来週、父親と広島に行く予定をしているので、広島でのことを記事にしたいと思っています。
鹿児島については、また続編も書きたいと考えています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また、次回も宜しくお願いします(^^)
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