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【体験談あり】サラリーマンが起業に失敗したときに

新卒で商社の法人営業を6年半やりました。インターネットに興味があったのでスタートアップのIT企業に転職しここでも営業。ターゲットは主に飲食店。

元々、自分でも起業したい思いがありまた。そんなときある自治体が起業支援のためにつくったインキュベーション施設に空きがでたので入居者を募っていました。条件はその自治体に住んでいること。

そこで、条件に当てはまっていた当時の部下(女性)をつかまえてこの話をするとノリノリに。彼女に事業計画を持たせて面接に行ってもらったら意外にも?通過してしまい、6年半勤めた会社を辞めて参加することに。

しかし、紆余曲折あり彼女とはすぐにお別れして、飲食店の通販サイトや店長業務などしてなんとか家族を養っていきます。そして、最終的には再びサラリーマンに戻り、現在に至ります。

僕自身、起業自体には失敗しましたが、人生には失敗していません笑。こんな経歴の僕だから語れる、起業に失敗しないための心得や失敗を失敗としないためのマインドを紹介します。

起業を失敗しないための4つのこと

1.強い志(こころざし)をもつ

なにがなんでも「これをやりたい」、という強い志が不可欠。「何かを得るためには何かを捨てなくてはならない」という格言があるように、いま自分にとっていちばん大切なもの、例えば家族や子供、これを捨ててでもやりたいことなのか?を自問自答する。

当時の僕としては、会社勤めが忙しくて子供との時間をあまり作れませんでしたそういった。意味もあって起業しました。自分の会社ならば時間の融通は効くかな、と。ただ当たり前ですが、そんなに起業は甘くありません。

今思えば、「子供との時間を作りたい」という志はあったものの、その答えが「起業」ではなかったな、と。結果的にホワイト企業のIT大手企業に就職している今のほうが、時間に余裕があります笑

  • 2.思考を停止して行動をする

志と似ているがちょっと違う。ここに思いはない。志を持って何が何でもやりたいことができたとき、あとは行動あるのみ。まだ迷いがあるなら志に戻る。本当に一番大切なものを捨ててでもやりたいことなのか?行動ができていない、と思ったら、志に立ち返ろう。志があれば覚悟(行動)はついてくる。

これは今でも思っていることで、後述もしますが行動するときは何も考えないほうがいいと思います。考える時間(=覚悟を決める時間)と行動する時間は別に取ったほうがいいですね。

実際にサラリーマンだったとしても、会社のビジョンがどうとか上司の考えがどう、などの話はあると思うし、それについて深耕する時間は必要ですよね。でも決めたら何も考えず手を動かしましょう。

  • 3.なりふりまわず全力で仕事をする

「今日は全力をだしきったか?」「明日全力でやるためには何が必要か」。これを寝る前に自問自答する。。後悔先に立たず。あとから後悔するくらいなら、記憶がなくなるくらい全力を出し切れ。

起業家でもサラリーマンでも一緒だと思いますが、一生懸命に仕事をしていると、必ず道は拓けるんだよね。神様っているから笑。まあ神様に頼るのを忘れるくらいやりきれば、なにかが見つかる。

あと「使えるものはなんでも使う」ことも大事。

サラリーマンの経験があるのならば少なからず人脈があるはず。特に営業マンなら社外の人脈も豊富なはず。これを使わない手はない。

僕の場も、以前のお客さんのところに御用聞きのごとく通っていたら、通販サイト構築の話やそのための商品開発、飲食店の店長の打診をされました。今現在は売るものはなくても、なんとかはなるものさ笑

  • 4.一人でする

起業は、少なくとも立ち上げ時期は一人で行うべき。友人、同僚などとは「絶対に」一緒に起業してはならない。必ず失敗する。まず自分ごととして考えなくなる。そして覚悟もゆらぎ、全力で取り組むことができない。起業を失敗させたくないなら一人でやれ。

これって特にいまのサラリーマンのほうがそうなんじゃないかな、と思う。会社は自分で考えて自分で行動する、いわゆる自走する人間を求めているので、特に大事なんだよなあ。

でも決断するって本当に疲れる。言われたことをやっているだけのほうがどれだけ楽だったか笑。

失敗を失敗で終わらせない4つのマインド

さて、ここからは起業自体には失敗してしまったけれど、それを活かして人生で成功に導く方法を探ってみます。

  • 1.再就職を目標とする

起業は失敗した。失敗したのです。もう笑い飛ばして次に進みましょう

もう起業を目標としないなら、人の会社に雇われる、つまり再就職を目標にすべきです。働かなくてもやっていけますか?いけないなら再就職するしかありません。

自分のなかに志が少しでも残っているのであれば、すでに実現している、また実現しそうな会社にアプローチを試みてみましょう。一人じゃないからこそ実現できる志もあります

  • 2.「したいこと」から「できること」への転換

仮にそこまで志がないなら、できることを武器にして再就職を目指そう。具体的には自分の今までの経験を棚卸しして、自分を高く買ってくる業界や職種を考えてみる。

就職した会社内でも起業したことや起業マインドは必要になる。また本当に「したいこと」なら就職したとしてもまたやりたくなるはずだ。その時にまた行動したも遅くはない。

  • 3.転職サイトに登録しまくり

ある程度の業界や職種が絞れたら転職サイトに登録する。大事なのは「自分の相場観」を知ること。この履歴だったらどれくらいの給与が貰えるのか、客観的にみていく。

ここでは一人では考えず、転職サイトのエージェントを最大限に使おう。素直に「この年齢でこの職歴だったらいくらぐらいの年俸が妥当ですかね?」と聞いてみる。そして業界一位の会社から面接に挑む。場合によっては自分でその会社のHPから応募することもしてみよう。

僕の場合も当時店長をしていて久々のスーツだったので、リハビリも兼ねて面接に行きまくり、最終的には業界上位の会社に再就職できました。

  • 4.人に頼りまくる

起業と違って転職は人に頼りまくる。使えるものは何でも使う。エージェントもしかり。ただ彼らも仕事なので、就職してくれないと金にはならない。就職するのは自分だ。決してエージェントの言いなりにはならず、使い倒すくらいの気持ちで使い、最後は「自分」で決めよう。

以上、「サラリーマンが起業に失敗しないために必要なこと」をまとめてみました。なにか一つでも参考になれば幸いです。

まあ失敗してもなんとかなるよ。やりたい気持ちがあるのならやってみることが大事じゃないかな(←無責任だけど笑)。

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