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「我慢」をしてしまう心理

我慢ってどういう意味か、知っていますか?

「そんな当たり前の事、聞かれなくてもわかるよ〜」と思うかもしれません…が!

元々の意味は、みなさんが知っているモノとはちょっと違うんです


私たちが我慢をする時、この本来の意味が 心の裏に隠れているかもしれません

それを紐解いてみましょう


*「我慢」の本当の意味とは


本来「我慢」とは、仏教で言う“煩悩” の一つで

強い自我意識から生まれる慢心のことです



「慢」には “自惚れ” という意味があり、

我慢は「我に慢心を抱く」…つまり、自分を高く見て他人を軽視する事

「我意を張る」という強情な心意を言うのです



現在では忍耐とか、自分の心を押し殺す…と言う意味で使われていますが

まさか、本来は真逆の意味だったとは!!!



*パートナーに対して「我慢」を発揮する時


では、あなたがパートナーに対して我慢する時ってどんな時でしょう?

・雑に扱われているけど不満を言えない時
・自分の「こうしたい」を受け入れてもらえない時
・嫌な事を押し付けられてもやってしまう時

…これ、ぜんぶ私の事です!笑  お恥ずかしい・・・


えっと…私の事はさておき、これを読んでいるあなたはどうですか?

そして、どうして我慢をしてしまうのでしょう?



我慢をする理由の一つとして、自尊心の低さがあります

・自分の気持ちを押し殺して、嫌なことでも受け入れなきゃ嫌われる…
・私さえ我慢すれば上手くいく…

そんな風に思った事ありませんか?

これって、自尊心の低さを “自己犠牲の美学” とすり替えているんですね



でも、ここで疑問を持って欲しいのです

どうして対等であるはずのパートナーに対して、自分が「犠牲」になるのでしょう

誰かが犠牲になる事でしか成り立たない人間関係なんて、おかしいですよね



前回の投稿でもお伝えしたように、人間はメリットがある行動しかしません

と言う事は…そう、我慢すること、自己犠牲にもメリットがあるんです



*我慢の正体

冒頭で触れた「我慢」の元々の意味は「自分を高く見て相手を下に見る」でしたね

パートナーに我慢している時って、実は相手を見下しているかも知れないんです

それは、こんな感じ

「どうせあなたは何も改善できないんだから、伝えるだけ無駄」
「あなたって、思い通りにならない相手をすぐに嫌う“嫌なヤツ”だよね」
「私って、相手を優先できる“優しい人”!それに比べてあなたって…」


うわ〜!嫌なやつ!!!笑笑

こんなこと腹の中で思っていたの? 性格わるっ!!!笑

と、つい叫びたくなりますが、これが我慢の裏に隠れた正体なんです


だから、我慢をするメリットってこういう事

理不尽な事を言う相手を、心の奥で見下し責める事ができる
自分の自尊心の低さを、「健気な私」が補ってくれる


そして我慢が続いた場合、この負のメリットは徐々にエスカレート

次第に相手を責める理由が欲しくて、自ら率先して我慢するようになり

むしろ自分を我慢させてくれるよう、相手を誘導する癖がついてしまいます



ところが、心の裏側でいくら憂さ晴らしをしようと、表の気持ちは晴れないんです

消化しきれずに心の中で腐敗した感情は、有毒ガスのようにどんどん溜まり

限界に達したら爆発して、相手へ一気にダメージを与えられる…


 (・・・カ・イ・カ・ン♡)


これってもう、相手を攻撃する事が目的になっちゃっていますよね

私を大切にしてくれない相手に復讐する為、わざと我慢をして爆発する

そんな人間、あなたは愛せますか?



*相手を信頼して勇気を出そう


この負のループを抜け出すために考えて欲しい事があります

 ・相手は本当に、何を言っても無駄ですか?

 ・本当に、思い通りにならない相手をすぐに嫌う “嫌な奴” ですか?


違いますよね

本当は、自分の想いを言葉にする努力を放棄していただけなのに

伝える勇気が出なかっただけなのに


きっと、わかっていたはずです

でも、逃げてしまった…傷つきたくないから

「拒絶されるかもしれない」と、相手を信用できなかったから


相手を見下す前に、まずは自分に出来ることをしてみませんか?

自分の中にある形のない想いを、相手が受け取れる言葉に変える努力をする

感情に任せて投げつけるのではなく、大切に届ける勇気を持つ


届ける相手は、あなたの大切な人です

きっと受け取ってくれると信頼して、勇気を出して届けてみましょう

我慢という自惚れた心は、信頼と勇気によって消す事が出来るんですよ♡

あなたの恋愛を成就させる為に活動します😌