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カウンセリング中に100%意識している2つの大事なポイント-SHOのダイエットカウンセリング-

【カウンセリングは「お悩み解決」の場所ではない。】

カウンセリングとは、悩みを持っている人がカウンセラーの力を使って、自分の悩みを解決するためにあるものだと思っている人が多い印象があります。なので、僕のこの考えを知ることで「は?何を言ってるんだお前は?」と反論したくなる人もいるかもしれません。

ただし、丁寧に解説していくことで、僕のカウンセリングに対する考えを分かっていただけるのではないかと思います。

僕がカウンセリングをするときに意識していることが2つあります。それを今回は紹介するので、興味がある人は最後まで読んでいただきたいです。

○カウンセラーの第一の仕事

僕は「話を聞くこと」だと思っています。カウンセリングやコーチングの際に出てくる「傾聴」というものです。傾聴とは、相手の話を深く聴いたり、話し方や表情、姿勢、しぐさといった言葉以外の部分に注意を払ったりすること。

ポイントは2つで、「受容と共感」です。相手を受け入れて、そうだと共感することが大事だと考えます。なぜ傾聴が必要かというと、相手を理解するためです。何が言いたくて、相手が何を伝えたいのかを知らないと、僕の考えている次のステップに進めません。

しっかりと相手の話を聴く姿勢を示すと、相手も話をしてくれるようになります。信頼関係の構築のためにも、傾聴は必須でしょう。自分の話をしっかり聴いてくれるだけでも嬉しくなりませんか?少なくとも、僕は嬉しくなります。

○カウンセラーの第二の仕事

僕は「相手に考えてもらうこと」だと思っています。考えてもらうために必要なことは「質問」です。これが二つめの大きな仕事です。

質問をする目的は、クライアント自身が自ら考えて悩みの本質に気づいてほしいことになります。なので、カウンセラーがクライアントに対する質問によってカウンセリングがうまくいくか決まるといってよいでしょう。そういう意味で、カウンセラーの責任は重大です。

しかし、裏を返せば2つしか仕事がないのです。これを簡単な仕事と思うのか、大変な仕事と思うかはその人次第。

ここで、気づいてほしいことがあります。僕がこの投稿で伝えたい大事なこと。

○人は常識や正論を言われても変わらない

僕は、自分の仕事(カウンセラーの仕事)に「お悩み解決」を含めていません。でも、この投稿を読めば理解していただけると思っています。

例えば、カウンセリングに来ていただける人は、僕に相談するまでに他でも話しているケースがほとんど。ここで、僕が正論を投げかけたところで話を聴いてくれるのか?と思ってしまいます。

人は正論を言われても変わらない、世の中の常識を語られたところで簡単に変わりません。これ、僕だけじゃなくてきっと同じように考えている人はいるはずです。

こちらが自分の価値観に縛られて、常識や正論を偉そうに並べたところではそのカウンセリングは99%うまくいかないでしょう。(本当は100%と言いたいです。)

だからこそ、傾聴と質問が大事です。

① こちらの価値観は手放す
② 相手の話を傾聴する
③ それに基づいて質問する

そして、①〜③をしたことで、クライアントには

④ 自分で悩みの本質を考える
⑤ 気づきを得る

ここまでがカウンセリングの流れだと考えます。こちらは自分の価値観を手放しているので、相手のことを0から知っていかないといけません。

「クライアントに教えてもらおう」

この気持ちをもってカウンセリングに臨んでいます。

○まとめ

今回は「カウンセリング中に僕が100%意識している2つの大事な仕事」についてお伝えしました。カウンセリングを「お悩み解決の場」だと捉えている人はやはり多いのですが、この記事を読んでいただくことで、少しでも印象が変わったら幸いです。

クライアントとカウンセラーは、立場は同等。上下関係はありません。フラットな関係で臨めば、そのカウンセリングが成功する可能性が高まるでしょう。

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