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4月のJICA海外協力隊活動-4月の振り返り編#5-

前回までは、4月の旅行についてお伝えしていました。

今回は、4月に実施しためぼしい活動についてです。
それではどうぞ!

―4月の振り返り編― 目次
1.ボリビア第3の都市コチャバンバへ!前編
2.ボリビア第3の都市コチャバンバへ!後編
3.雄大な自然のトロトロ国立公園へ!前編
4.雄大な自然のトロトロ国立公園へ!後編
5.4月のJICA協力隊活動 ←今回はココ


元水泳隊員Tさんの仕事先へ

とある週末、Tさんがいつも教えているプールで記録会があるというので、見学に行きました。
訪問するのは2回目。顔なじみになった若者や子供たちも。
Tさんが子どもたちや選手たちと関係性を作りながら取り組んでいる様子が見れました。
ちょこちょこ顔を出しているのは、この水泳チームを含めて6月にゴミ拾いイベントをしようと考えていて、その前に関係性作りをするためでした。もう1つのサッカーチームにも訪問したいけど、どうなるか…。
関係づくりをして、ただのゴミ拾いというよりもそれを通じた環境教育に繋げることが大切だと考えています。

ビニールハウス式のプール。入場料10Bsでした。

スクレ日本文化協会

メンバーとして所属している協会ですが、ほとんどがボリビア人メンバーです。3月に帰国した元同期のAさんがラパスで上映会を実施した「東京物語」。スペイン語字幕がついているということで、協会メンバーで上映会を実施しました。
著作権が切れている戦後に作られた白黒映画なので、お世辞にも面白い映画というわけではなかったと思います。
しかし、ある程度古式ゆかしい日本の様子を感じてもらえたようで、嬉しい面もありました。
ちなみに、この上映にあたりアンケートをとったのですが、参加したボリビア人メンバー3/5人で過半数が回答してくれました。
いくつか質問項目はあったのですが、現代日本に対する背景知識のあるメンバーなので、かなり日本的な感覚を理解してくれたようです。一方で、翻訳の文章が短文で、旧式の日本人の家族観に対して冷たい印象を持ったメンバーもいたようです。
このような、ボリビア人メンバーには思いつかない角度から日本文化を伝えられるようにトライしてみたいと思います。

アンケートの一部。回答してくれてうれしい。
ボリビア人メンバーの家でスマホからミラーリングして上映会。
事前に送ったスペイン語での概要。Aさん訳
概要その2。

コチャバンバのボーイスカウト本部訪問

4月のコチャバンバ訪問でも触れましたが、ボーイスカウトボリビア連盟の本部がコチャバンバにあり、ちょうど研修を実施しているということで、飛び入り参加させてもらいました。
世界中で類似の指導者訓練体系が整備されており、それに基づいて実施されているので、雰囲気は日本の研修と似ていました。
しかしながら、この写真1枚目にあるような2ビーズと呼ばれる証を取得するためには、日本ではかなり時間をかけて研修を修了する必要があります。そのため、ボリビア連盟の訓練は正直簡単だなと感じました。が、大事なのは子ども(青少年)たちの健全育成に向けて研修するということで、研修が簡単だからと言って、質が低いとは一概に言えません。
また、日本では若年層の研修参加が少なく、ボリビアではほとんどの参加者が20歳代ということも、驚きました。
今後も活動に参加することで、違いや共通点を見つけ、日本のボーイスカウト活動やボリビアでの環境教育活動に活かしていきたいです。

私は日本で取得した研修が、3日間ボリビア本部で行われていました。かなり簡単…。
高校生部門指導者研修にお邪魔しました!
高校生の立場でプロジェクトを立案して発表。
別の部門研修もやっていました。

先輩隊員Hさんの剣道クラス見学

こちらもコチャバンバ旅行で触れましたが、Hさんが持っている剣道クラスを見学に行きました。
スーパーの2階にあるダンス教室?を借りているようです。
実際には、Hさんの活動要請には剣道は入っていないので、完全にHさんの個人的な活動ということになっています。しかし、真面目に教わりに来ている生徒さん達に対して真摯に教えている姿は、さながら剣道隊員でした。
前述のボーイスカウト本部訪問が押して、終了時間ギリギリに行ったのですが、2時間やっていたとは思えない熱の入りようで、打ち込み稽古をしていました。
掛け声などは日本語なので、「本当にボリビア人なのか…?」と疑問にも思いましたが、マスクを脱ぐとボリビア人。日本人の武士道精神を受け継ぐ人たちがここボリビアにもいて嬉しくなりました。
ところどころスペイン語で解説していたことと、最後の振り返り時にはスペイン語で良かった点と悪かった点を述べていたHさんのやり方は、参考になると同時に、スペイン語でうまくコミュニケーションがとれている事例を見て、モチベーションが上がりました。

打ち込み稽古。
正座で終了。凛々しい!

国際マザーアースデイ向け環境啓発動画制作!

これはかなり実績になりました。(欲にまみれた顔)
3月に企画し、中南米向けに対象を絞り、中南米スペイン語圏の環境教育や森林保全など多種多様な隊員から写真と動画を募って実施しました。
4月のコチャバンバ旅行最終日には、一緒に企画した元同期のSさんと最初で最後の対面打合せ。
結局ディレクションから編集、各所との調整までワンストップで実施したので、4月はかなりこの企画にかかりきりでした。
まあ、赴任直後だったので、ちょうどよく仕事してる風になったのは良かったかもしれません。
JICAロゴの使用には申請が必要で、大きな組織と仕事するうえでの大変さも感じましたが、素材提供して頂いた隊員の皆さんをはじめ、ボリビア事務所の調整員さんにもかなり早く様々なことを対応して頂いたので、感謝です。
下部にYoutubeリンクを貼ったので、ぜひご覧ください!

配属先「統合地方開発研究所」9周年!

私が所属するサンフランシスコハビエル大学農学部の統合開発研究所(IDRI)が、2014年4月10日で設立から9周年でした。
事前に何かイベントが考えられていたわけではなかったので、結局当日は同僚とご飯を食べに行くだけ。
その後、IDRIの過去の取り組みを紹介するシンポジウムが開かれ、私も講演予定でした。結局時間が押して自己紹介だけ…。
来年には10周年なので、しっかり講演できるよう準備します!

食事会。農学部長も来ました。
来賓席的なところに座らされました。
自己紹介。
集合写真。

その他

ヨタラ村キャンパスで、プロジェクト用の下準備をしたり、大学全体の本の見本市に参加したり、ボリビアをテーマにしたドキュメンタリー映画を見に行ったり、4月も色んな幅で活動をしました。5月も充実させていきます。

ヨタラ村キャンパス
本の見本市
結構しっかりしたイベントでした。
満席のドキュメンタリー映画
自主上映なので、アナログ

次は…↓

いよいよ5月の振り返りに!(遅)

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