「壁当てをしたいのか、キャッチボールをしたいのか」
人はだれかとコミュニケーションをしながら生きている。顔を突き合わせて対面でするコミュニケーションや文面上のテキストだけでのコミュニケーションなど、コミュニケーションは時代とともに変化しつつある。
どんなやり方でコミュニケーションをしようと変わらないものが一つある。
それはコミュニケーションとはキャッチボールであり、壁当てではないということ。どういうことかというとコミュニケーションは1人では成り立たない。
壁当てなら自分の好きなように好きかってやればいい。しかし、キャッチボールをするときは相手への配慮が必要だ。自分の伝えたいことを率直に伝えるだけでは伝わらないことが多い。相手へ配慮し、どんな言葉を使うのか。どんな伝え方をするのか。
配慮無きコミュニケーションは壁当てと同じ。
自分の伝えたいことをそのまま伝えるのは誰でもできる。伝えたいことをより伝わりやすくするようにするためには工夫が必要だ。特にネガティブなことを伝えるときは、直球で伝えるのではなく、変化球で伝える。
直球で伝えてしまうと、ただただ一方的に攻められているような感覚になる。それよりも伝えたいことを伝えた先にどうなってほしいか。伝えた先を考え続けることでコミュニケーションの仕方はおのずと変わっていく。
特にテキストでのコミュニケーションは対面でコミュニケーションをするよりも数倍難しい。なぜなら、テキスト上で伝えることは自分の伝えたいことの7%しか伝わらないからである。
伝えたいことを工夫しなければ、誤解が生まれ、無駄なコミュニケーションコストがかかってしまう。誤解を減らし、より円滑なコミュニケーションをするためにも何を伝えたいのか。伝えた先に相手にどうなってほしいのかを想像することが必要なのかもしれない。
自己満のコミュニケーションは誰も幸せにしない。
コミュニケーションというものは相手がいて、初めて成り立つ。だからこそ、どんな相手にも配慮をしながらコミュニケーションをする必要がある。
対面で会うことが、以前よりも難しくなった今だからこそ、私たちはテキストコミュニケーションをより磨いていく必要があるのかもしれない。テキストコミュニケーションを制すものは、これからのコミュニケーションのあり方を制すといっても過言ではないのではなかろうか。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!!!
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