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めんどくさい人

 いろいろと役員をしていると面倒くさいことが多い。

 本業以外に役員としての仕事をしなければならない。

 同業者の集まりの役員だから面倒くさい。

 実は、つい先日も「クレーム」が来た。

 相手は、怒り心頭で一方的に「アレがおかしい」「コレがおかしい」と電話越しに言ってくる。私は、相手の怒りに過剰に反応せず、わりと冷静に話が聞けた。

 相手が話し終わった後に、「XXさんがおかしいと言われるのは、YYとAAとTTですね」と事実確認をしたところ、またキレる。

 事実確認すらできないモンスター状態だった。

 はっきり言って、その事実について、はっきり、説明をした。そうすると、相手は、また、キレる。

 「ちゃんと引き継ぎができているのか?」と言い放ってきた。

 「引き継ぎ」は、前任者たちが知っていることの中から、必要なことを後任者たちに伝え、知らせることである。そして、前任者たちの業務を後任者たちに円滑にしてもらうためにすることだと思います。

 「引き継ぎ」の前提は、前任者たちが知っていることです。そうすると、前任者たちが知らないことは、引き継げないわけです。前任者たちが知らないこと、確認できていないことであるから、後任者たちの最初の仕事として、「YYとAAとTT」(クレーマーがおかしいと指摘してきた)を実施したわけです。

 しかし、クレーマーの方は、「引き継ぎができていない」と難癖をつけるわけです。クレーマーは一歩もひかない。

 もう一度、ここで、いろいろと言おうと思ったが、こんなクレーマー、いや、モンスターの相手をするだけ時間の無駄だと思い、ここでやめることにした。


 はっきり言うとクレーマーの方は、前任者たちの代表者に対して、何もモノを言えない関係です。想像ですが、前任者たちに対して、いろいろと思うものがあったけど、文句の一つも言えない不満から、私たちにクレーマー行為をしてきた可能性があります。または、後任者である私たちに対して、以前からなんらかの不満を持っていて、このような形でぶつけてきた可能性もあります。どちらにしてもなさけない人です。

 もしも、前任者たちにモノ言えなくて、後任者たちにそのぶんの文句を言ってきたのなら、それは、単純に「弱いものイジメ」です。言えそうな相手を選んで、文句を言っているだけ。本当になさけない人だな。30歳も年上だとは思えない人だ。


 もちろん、この後、前任者たちと後任者たちに事実確認を行いました。そうすると、やはりクレーマーが言っていることがおかしいのは明白でした。怒り心頭のお気持ちモードは、めんどくさいものですね。同業者なので、距離をとって関わるしかないですね。


 あんなふうにはなりたくないと思いながら、もしかして、私も同じようなことをしたかもしれないな、と私自身を振り返るのでした。


<追記>

 もしも、このクレーマーが、後任者である私たちに以前からなんらかの不満を持っていてのヤツあたりであれば、特に私に対するものであれば、私の責任であることも可能性としては、考えられます。

 結局、特定の人から、恨みを持たれたり、仕返しの機会を伺われていると、こういう時にやられるんだろうなって思います。

 これが、常々、失礼なふるまいをしたら、どうなるかってことを考えておくべきということです。やられたら、やりかえされますよ。

 私も気をつけます。

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