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2.0の”読むラジオ”♪ 2024年12月度FMHI!「もく夜7のシャングリ・ラ」書き起こし


TJさん
「もく夜7のシャングリ・ラ」今日最後のゲストですが、世界でいろんな戦いもありますけれども、そんなところから市民がまた立ち上がって、生きていくというところが、復興も同じように、災害があるところでも皆さんがそれぞれ力を合わせて生きてたりするんですけども。
レジリエンスと言われる言葉、最近でこそよく聞くようになりましたが、そこを目指して僕たちがやっていくんだという市民活動団体、静岡2.0の柴田涼さん と斎藤夢果さん です。こんばんは。

二人
はい、よろしくお願いします!

TJさん
そういうことですよね。なんかあった時に一緒に生きていける力は、 急にはできない。

しばた
急にできない気はする。一時的にはできるけど。やっぱ息の長い協力とか、 そういうのはやっぱり今から積み重ねておかないとっていう風には思ってはいます。

TJさん
色々ね。2人もボランティアに行ったりとか、行った方のお話を聞いたりとか、よくしてますけれど、なんか最近も聞いてますか。

外部支援の問題から考える、地域のレジリエンス

しばた
そうですね。最近は2.0立ち上げの当初からお世話になっている元県立大学の先生にもお話を伺いして、石巻の現状なんかも聞かせてもらったんですけどね。

TJさん
もう13年になりますか。

しばた
そうですね。復興自体、長い年月は経ってますけど、 すごいレジリエンスと関係あると思うところは、被災が起きると、みんな一生懸命動きますし、外部の人も一生懸命

TJさん
動く。入るよね。

しばた
で、その中には県外から、または首都圏からサポートを受けることになるんですけど、それすごくありがたいこと。なんですけど、 外部支援って、結構お金がついて、一時的や期間限定の支援だったりするので、すごくいいことを認めた一方で、地元の人、地域の人たちとの関係性も同時に視野に入れていく。難しいんですけど、外部支援はいつかは撤退するので。

TJさん
つまり、被災したから、助けてもらう人、助ける人っていう垣根を作っちゃってると、 いなくなってしまった時には、助けてもらう人ばかりになってしまうってことですね。そう

しばた
ですね、垣根っていうのは、結構キーワードかもしれないですよね。そういう風に分けちゃう。意識的にはっきり分けている、というわけではないと思うんですけど。

TJさん
多分、助けに行った人っていうのは、 普通のこう感覚で行くと、大変なんだから、いいよいいよ、やりますよっていう感覚になってしまうんでしょうね

しばた
そうですよね。きっと、すごい思いがあって、やってくださってる。だから、それはすごくいい部分だと思うので、そういうものを大事にしながら、地域の レジリエンス、地域の復活する力っていうか、自分たちでやってく力っていうのを損なわずにやるにはどうしたらいいのかなっていう。それで、静岡の皆さんとも 話しておきたいなっていう話だなって思ってます。

TJさん
それ、逆に、来たボランティアの人たち、 そういう援助に来た人たちと一緒に地域の人たちに会ってうまくいった例とかっていうのは聞いてない?

しばた
そういう事例もあるんだと思うんですけど、ちょっとまだ聞けてないんですね。

TJさん
私はどこだったかちょっとね、はっきり思い出せないんですけど。今回の 元日の能登の時もそうだったんですけども、その地元の人たちが自分たちでなんとかしようとして始めているところとか、 そういうところに助けが入ってきたとかっていう話は確かに聞くんですね。

しばた
そうですね。僕らが支援行かしてもらった時も、地域の飲食店の方々4人が集まって 炊き出しをやっているところに行かせてもらったりだとか。 だからたくさん地域の方々もやる気になってというか、やらざるを得ないですからね、やってくださってるんだと思います。

災害ユートピア期はいずれ過ぎる。

TJさん
多分それが今言う自助とか共助とか公助という言い方になってきてるんだと思うんですけど。
助けてもらうだけじゃなくて、自分でできることをやってみるとか、お互いにそこを助け合ってみると、っていうところになって。

しばた
そうですね、はい。一時的に、災害ユートピア期っていうのかな。

目の前で困ってる人がいると助け合いが一時的に起こるみたいなんですね。僕は経験したことがないですけど、やっぱり過去の災害でもそういうことはあったみたいなんですけ。

TJさん
被災したもの同士でね。

しばた
そうですね、やっぱりお互い助け合おうって、アドレナリンも出るでしょうし、やらなきゃってなる。でもそれが長期的になってくると、だんだん疲れてくる。当然だと思うんですけど。そういう時までに息長く続くものって何かなって思うと、 小さな人間関係だったりだとか、目立たないものと必ずしも力強いものだけじゃないんだろうなっていうことを思う時に、レジリエンスを高めるっていうことはすごい大事だなっていう風に思いますね。

結婚生活や友達との関係性、日常の出来事にもレジリエンスを生かす

TJさん
結婚もそうだし、友達付き合いもそうだし、最初はすごいこう盛り上がって、燃えますよね。だけど、ちょっとしたことが気になるようになってきたりとか、一緒にいる時間が長くなればなるほど、何かトラブルの元が見えてくる。 で、その時にお互いにどんなふうに対応できるかで、その友達や、あるいは恋人と長く続くかどうかって変わってくるっていうとこあるでしょ。そういうことですか。

しばた
ショック からどううまくやるかっていうのがレジリエンス
なので、もう結婚だろうが友達だろうが全部関係してくると思います。

TJさん
なんかのイベントっていう言い方は、例えば地震でも、地震学者の方は、地震が起こるとそれはイベントという言い方をするので言いますけれども、人生の中で何かがあった、イベントがあった時にどうすることが、 その後自分たちがちゃんと生きていけるかっていうところですよね。

しばた
ごめんなさい、僕ばっか喋っちゃって申し訳ないですけど。
結婚とか友達関係とか災害も、木も見て森も見るっていう視点、いつも主張させてもらってるんですけども、出来事なども個々に見るっていうよりは、個々もあるんだけど、その全体も森として同時に見る。
木(個別)を見て、また森(全体)として見て。その行き来するっていう視点がレジリエンスを見るときすごく大事で、 そういう風に考えるのも面白いかなと思います。日常のことにこのように向き合っていたら、やっぱり災害時も強くなるっていうことになると思うので、日常と非日常を繋げて考えたいみたいなね。

1月11日(土)14:00~16:30
「ゆるーく話そう、防災バッグと私たち」

TJさん
でも、それを実行していくのにはどうすればいいかですよね。本当にその力を自分たちにつけられるかどうか。

ゆめか
今できる小さなことから始めようっていうことで、「ゆるーく話そう、防災バッグと私たち」という会を、1月11日の土曜日に番町市民活動センターで2回目になるんですけど、やらせてもらおうと思ってます。

TJさん
ゆめかちゃん、防災バックできた?笑

ゆめか
ちょっとずつ増やして。この間、懐中電灯とラジオのこういう発電タイプのやつをちょっと買いました。

しばた
いいじゃないですか。スローペースもね。

TJさん
なんかきっかけがないとね、なかなか、やろうやろうと思ってたのにっていうね。

ゆめか
でも、それこそ1月にこのイベントあるから、なんかそれまでにやっぱみんなに共有できるようには用意しようみたいな、ちょっと目安にはなりつつあります。自分の中で。

イベント貼る

TJさん
1月1日が来ると、また能登から1年ってことになる。その後は、阪神淡路大震災から来年30年ですよ。もう生まれる前?

ゆめか
そうですね(笑)

TJさん
ね、知らないってことだよね。本当に本とかニュースでしか。

ゆめか
そうですね。

TJさん
だって、東日本のことですらちょっとよくわからないっていう人が、もうね、いたりしますので、13年でもね。うん。 でも過去の災害があって、私たちは、防災のためにもっとしなければならないこととか備えっていうのはシステム的にも出来上がってきているので

初インスタライブの開催!ぜひ来てほしい!

しばた
もう一つお伝えしたいことがありまして、さっきのバック会について結構力を入れてるんですけど、その内容をですね、初めて僕らもインスタライブを やってみようと思っていて。12月18日の夜9時からinstagramでやるので、ぜひラジオ感覚で来て欲しいなと思ってます

貼る

TJさん
ということだそうです。静岡2.0しばたりょうさん、さいとうゆめかさんでした。「もく夜7のシャングリ・ラ」お別れの時間が近づいています。この番組はTOKAIグループの提供でお送りしました。だいぶ冷えていて、本当にね、なんか雪雲なんていうね、話が出てきたりなんかもしてますので。 急な冷え冷えですから、体調管理は十分気を付けて、いい日々になりますように。12月も半分過ぎてしまう週末ですからね。 ではまた。ありがとうございます。

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