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私だけの詩領域

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詩の価値なんて知らないよ これは私だけの空だ
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#現代詩

【作詞】夜未満

【作詞】夜未満

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PM5:23
ブルーライトに沈んだ目
私の心は汚れちゃって 
処女喪失した日を覚えてない

ほしいメッセージが届かなきゃ
機種変したって意味がない
最新型のスマートフォン
動悸と同じバイブ音

*

給湯室
窮屈そうなキス
見ちゃったの
あいつとあいつの蜜

「生まれつき文学と既婚なんで
愛とかいらないタイプなんで」

そうやって掲げた免罪符に
苦しんでんの自分でしょ

**

もうつらいや

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冤罪

冤罪

いつか私を好きだと言った、
あのひとと連絡がとれなくなった。

あいつはSNSをしないから、
とっくに死んだことになっていた。

私が今生きていると、
断言できる他人はいない。

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08詩05

08詩05

いつかすべて
灰になるとして

不安も
悩みも
痛みも
君も

私は一体
なんのために

不安で
悩んで
痛んで
君を

知ったこっちゃねぇよな
神様
知ったこっちゃねぇよ
こっちも

不安で
悩んで
痛んで
君と

最後には何も残らないって
誰かが言った歌うように
嘘だと泣いてた若者は
あの日銃で撃たれて死んだ

ねえ神様
早く消して
不安を
悩みを
痛みを
君を

僕を
消して

嫌だ

嘘だ

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東京で聴いた声たち

東京で聴いた声たち

  駅裏

池袋「この街には、幾ら払ってもいいから結婚したい男のひとが腐るほどいるんだよ」

  雑音

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東京タワー

東京タワー

まだ一度も東京タワーを見ていない。
あなたを好きになるのが怖かった。

恋に落ちてしまったら
日々は美しい地獄だよ。

ガラスの花が咲き乱れる丘、
声と温度で色づいた空。

無傷で歩くことはできない花園。

いま日本で暴動が起きたら、
真っ先に死ぬのはあなただろうね。

私はあなたを守れない。
あなたも私に気づかない。

背丈150センチメートル弱の私と
背丈333メートルのあなたじゃ

視界と、

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新橋

いつか、私の断片が花弁や粉雪や星屑になって、荒廃した街に降り注いで、かなしかったことも苦しかったこともすべて穏やかに燃やされてしまえばいいと思うよ。かつて私はここにいた、ここで確かに生きていた、そのことを、あなただけに覚えていてほしいの。

宇宙飛行士になりたかった男の子と、お花屋さんになりたかった女の子が、スモーキングエリアでシガーキスをする。

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