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ほどほどの飲食店


わたしは外食が趣味です。たんなる主婦失格。飲食店もいろいろあれど、SNSで集客・宣伝は、あたりまえの時代に。
あのお店に入るのがつらい。これもSNS疲れ? 
(1283文字)



マナーありき

「写真を撮ってもいいですか?」
飲食店では、このひと声を忘れない。
「いいですよ」
「人は写さないでください」など、わたしと飲食店のスタッフさんとのやりとりがあります。


「あっ、お店に聞いてないわ」
あたりまえのように横のテーブルでスマホで撮ってたひともいる。


無料の宣伝・集客。味と空間のジャマ。
わりきって黙認するお店もあろうが、内心はわからない。

出てきた食べものは、ぜったい残しません。食べきれる分だけの注文。じぶんに課すルール。




どこのテーブルか

店主さんは、すぐわかる。
テーブルのお皿のアングル。光線のあたりぐあい。どのテーブルで撮影しているかなんて。


どの時間に、なにを出したか。
こちらのことも、すべてお見通し。


なので次の来店時、
「前にも来られましたね」
などと、店主さんから声をかけられます。
(なにも言われないところもある)


SNS、とりわけ note に投稿した記事は思いがけず読まれているようです。自分のほうがビックリ。
コッソリ記事を書いても、承諾をえて書いても。




戦略をいわれても

とあるお店。
SNSにチカラ入れていると、アツく語る店主さん。


「まちあるき・グルメの投稿を区の広報担当がよく見てる。吸い上げてもらえるわよ〜」
「●●町のまちあるき、YouTubeで▲△さんが、くわしく出してるから参考にしたら〜」

ゆっくり食べれない……。
のどが詰まる。
店主さんは料理を出して仕事は終わったし、マシンガントーク。

「インスタは、やってないのね」
うへぇ! わたしのこと、そこまで調べてるんだ。


たまに見る、このお店のSNS。
たくさんの企業公式さんと個人をフォロー。
ぜんぶ、リポスト。
よくわからないが相互拡散?
内容は吟味せず?
しんどくないのか?
「まちあるき投稿」も頑張ってた。

「投稿を楽しみにしてますよ〜」
と送り出される。完食したが、どんな味か、わからなかった。

しばらくして
(店主さんの努力が実ったのか)
地域のネットニュースに取り上げられた。フードライターが来店し、お店の紹介。


いやはや、すごいです。
ここは、おめでとうございます、なのですね。



おちつかなくて遠のく

そのお店の店主さんのテンションがいつも高くて、落ちつかなくなった。美味しいのに残念。

ゆっくり食べさせて……。ご飯といっしょに、コトバも飲みこむ。
インフルエンサーとやらにアツく語ってね依頼してね、ンがググ。


すきで投稿しているのを、わかってもらえなかったようで。
たんにフォロワー増やしとか拡散とか、めざしてるのだと。
なんか疲れてきました。
このお店に行くのをやめた。


むずかしい。
なんでも語ればいいってもんじゃないし。
これは、いきなりお店で「宣伝しますよ、書きますよ」みたいなひともいるのだろうね。



距離感  ほどほどに。




めざし。

毎週日曜日は
「自由テーマの日」


いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。

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