見出し画像

時代と共に変わる動物の診療

ぼくの診察も獣医学の進歩や時代の変化、考え方によって変わってきてる。


例えば、獣医になりたての30年前は、犬猫には人の食べ物は与えない方がいいと思っていて


犬にはドックフード

猫にはキャットフード

を与えるのがいいと思っていたけど


今は、手作り食でもいいと思っていたり


CBDオイルも前は動物には使わない方がいいと思っていたけど


今は、思いっきり治療で使ってるし


ハイシニアの治療では欠かせないものになってる。笑


若い時は西洋医学の治療以外の治療なんてクソ怪しいと思っていて(笑)


大学の先生が、O-リングテストで治療薬を決めていたのをみた時なんて


「ヤベーあの先生頭おかしくなった」ってみんなで言ってたのに(笑)


今は西洋医学以外の治療も普通にやってる。

昔の自分を振り返ると恥ずかしくなるね。


今の歳だからわかることもあるし


時代の変化や考え方、自分の年齢によっても変わるんだなって思う。


20代、30代、40代、50代とそれぞれの年齢でも考え方は変わっていて


この歳にならないとわからないこともある。


今までダメだと思っていたものがよくなったり


今までよかったものが、ダメになったりすることもある。


昔よりも柔軟に考えられるようになっているのは、歳のせいかもしれない。


20代はガッチガチの西洋医学1本だったけど


30代になりホモトキシコロジーを導入して


30代後半で東洋医学を勉強し


40代後半になって終末期医療の勉強をして


50になりCBDオイルを使い始めた。


歳をとって自分のことよりも動物のことを考えることができるようになってきた。


自分の正しさよりも動物がよくなるならそれでいい。


動物のために柔軟に考えられる獣医でいたいとこの歳になって思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?