【メンター】礼節を持つ(新人時代の教え)
今回は私が新入社員時代に教えていただいたことです。
私が最初に入った会社は、昭和体質まみれの超超日本企業でした。
・先輩社員が来る30分前に出社し、全員の机を掃除。
・先輩社員のお茶やコーヒーを入れる
・代表電話を一番先に取る新人は一目を置かれる
・先輩の酒の好みを覚え、飲み会ではグラスが空く前に注文する
今の時代の新人なら3日で転職するかもしれません(笑)
もちろん当時の私を含めた同期も「なぜこんなことやるのか」って言いながらやってました。そして翌年に後輩が入ってきてから、この悪習の大半を辞めさせたのを覚えています。
そんな中、私が最初に所属した部署の課長は、当時の最年少課長だったそうで、超エリートでバリバリの方でした。
厳しいことを言われながらスパルタで鍛えられましたが、新人時代に彼から教えていただいたことは本当に貴重なことで今の自分にも生きています。
その中でも残っていることをいくつか紹介したいと思います。
まず教えられたのは「誰にも礼節をもって接しなさい」ということでした。
法人営業部門にいたので、お客様に礼節を尽くすのは当然。
彼が言った「誰にも」というのは、下請けの社員、ビルの警備員、清掃員、タクシー運転手、飲み屋の店員などです。
自分がオフィスビルの中で仕事できているのは、数多くの周りの仕事をしている人たちのおかげである意識を持ち、そういう人たちにちゃんと礼節を持ちなさい、ということでした。
そして「関係者に、横柄な態度を取る人間にはなるな」と言われました。
自分よりも弱い立場、または二度と会わないような人に、態度悪い人は、お客様や社内でどんなに調子良く振る舞ってもクズだって話です。
私もそういう態度が違う人をたくさん見てきて、その度にこの教えを思い出しました。
反対に、礼節をもって対応している人ほど、きっちり仕事をし、パフォーマンスがずば抜けて高く、周りに優しく、人が集まっているも見てきました。
自分はまだまだですが、この教えを社会人1年目に叩き込まれたのは感謝でしかありません。
今回の記事をかくきっかけになったのは、この本を読んで当時を思い出したからです。
当時教えていただいことの価値が表現されてる内容でした。
よろしければ読んでみてください。
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