鈴氏(すずし)

日本の働き方を効率化させたい、ICTを活かして子どもたちの可能性を引き出す支援をしたい…

鈴氏(すずし)

日本の働き方を効率化させたい、ICTを活かして子どもたちの可能性を引き出す支援をしたい。 そんな思いに共感いただける方々とつながりたいです。 外資系SaaS会社で、働き方改革やIT利活用、教育ICTに関わってきました。■https://twitter.com/suzu4shi

最近の記事

【働き方】自分がソフト老害になっていると感じた時

最近読んだ本で、放送作家の鈴木おさむさんが書いた「仕事の辞め方」という本がとても共感できる部分がありました。彼はSMAPxSMAPを代表とした有名作家です。その彼が51歳で今の仕事を辞めることを決断した背景が書かれています。 年齢は私と同い年。 同じ時代を生きてきて、がむしゃらに仕事をしてきたから来た点では、業界は違いますが、とても書かれている内容に共感しました。 本の中で出てきたのが「ソフト老害」という言葉。 40代を超えると、自分の発言が周りに与える影響が大きすぎて

    • 【コラム】コーチングから学ぶ、人からの相談の聞き方

      コーチングやキャリコンについて学ぶ機会があり、重要と言われるこの3つの習得を練習してるのですが、難しいです。 (1)傾聴(けいちょう)する (2)主訴(しゅそ)を捉える (3)沈黙を大切にする (1)傾聴する 人からの相談を聞くときに、何に意識を向けるかです。 それは人が話す「出来事や事柄」ではなく「感情や価値観」に、焦点を当てて「聴く」ことが大事だと教えられます。 これが難しい! 仕事をしていると、基本的に「事柄」に焦点をあてます。 以前、ファクトフルネスという本

      • 【働き方】私が仕事でキレないようにしたワケ

        若手だった私はいつもキレていました。 そんな私も最近知り合った方からは、今は温厚に見えるそうです(笑) ・意味不明な指示 ・決まらない会議 ・ムダな書類作成 どれも不条理なことが多くて、先輩に食ってかかってました。 「なんでこんなことのために残業しなきゃいけないんですか」 「なんでこんな意味の無いことを続けるんですか」 「なんでもっと効率的にやらないのですか」 また、私より給料を倍以上もらってるおじさんが、私より仕事を半分もしないのがまったく理解できなくて、それにも

        • 【教育】ネット危険はもう古い?デジタルシチズンシップとは

          私自身がITに興味をもち、それを仕事にしてから、ずっと関わりたいことがありました。 それは子供達に「情報モラル」を伝えることでした。 インターネットとの付き合い方、注意点を伝えるような事です。 インターネットは、ナイフのように便利な道具にも、人を傷つける武器にもなるものだからです。 そんな中で知ったのがアメリカで生まれ実践されている「デジタルシチズンシップ」という概念でした。それは「情報モラル」とは大きく違う視点で、感銘を受けました。 概要について紹介してみたいと思い

        【働き方】自分がソフト老害になっていると感じた時

          【教育】多数決は多い方が正解ではない?

          仕事で知り合った校長と飲みながら話していた時でした。 私 「日本は高齢化社会だから、年配の人たちが手を上げたら、人数の少ない若者の意見は負けます。多数決だと老人のための国になってしまいますよね」 校長 「鈴氏さん、多数決は本来は意思決定をするものではないです」 私 「え?よく意見が割れたときに”では多数決で決めましょう”といって手を上げて多い方に決めたりしますよね」 校長 「まあ、そういうこともあると思いますけど、本来、多数決とはそのように使われるべきではありません。

          【教育】多数決は多い方が正解ではない?

          【働き方】技術職から営業職になって変わった人との距離

          私の経歴を見返すとIT営業職が長くなりました。 営業はやりたくない職種でした。 どっちかというと人と接するのがあまり好きでは無かったからです。 しかし営業職をやってみて、周りの人との関わり方がずいぶん変わりました。 それは「自分と他の人との距離が近くなった」ということです。 営業をしていると日々新しい人と会い、多いと年間に何百人と会います。 だんだんとこう感じるようになりました。 ・私の価値観を変えるような一言を言ってくれる人がいる ・初対面から、失礼だったり、変な人

          【働き方】技術職から営業職になって変わった人との距離

          【教育】夢を持てない子たちにしたWish授業

          10年以上前に、友人から紹介されて、女子中学生向けにボランティアで授業をしたことが今でも心に残っています。 今回はその授業について書きたいと思います。 相手は中学2年生、女子。 気合いが入りました。 相手は企業人ではありません。 内容がつまらなかったらすぐに聞かなくなるだろうし、大人を斜めに見ている年代でもあります。 事前に先生方に聞くと、「夢を持てない、将来に何をしたらいいか分からない子が多い」というのが、悩み事のようでした。 期待されていた授業の内容としては、私の

          【教育】夢を持てない子たちにしたWish授業

          【コラム】多くの人が喜ぶニュースとは

          今までは自分の経験談を中心に書いてきましたが、今年はコラムも書いてみます。今回は読者の方からも、アイディアをお聞きしたいです。 それは 「ニュースで、見た人の多くが喜ぶ出来事とは何だろう」 です。 きっかけは、いつもお世話になっているマッサージ師さんとの会話でした。 マッサージ師 「鈴氏さん、今年は年始から悲しく、暗くニュースが続いてますね。TVを見ていても落ち込むので見ないようにしているんです。 あと、当たると有名な予言師が来年も日本に大きな災害が起こると言ってるらし

          【コラム】多くの人が喜ぶニュースとは

          【プロボノ】児童養護施設に関わって

          プロボノで児童養護施設に関わったことがあります。 施設から依頼があって「体を動かす体感ゲームをやらせてあげたいので協力して欲しい」とのことでゲーム機とセンサー(XboxとKinect)をもって車で数名で向かいました。 事前に施設の方に2つをお願いされていました ・子供に連絡先を聞かれても教えないこと ・「また来るね」と簡単に約束をしないこと 施設にいる子たちは、大人に裏切られた経験を持ち、寂しさも強い。 だから、つながりを欲しがるし、また来ると聞けば、いつまでも待つ。

          【プロボノ】児童養護施設に関わって

          【メンター】くだらない仕事に意味を見いだす(新人時代の教え)

          新入社員で入った人生最初の課長は、バリバリエリートで厳しい方でした。 以前、彼から「礼節を持つことの大切さ」を教えてもらったことを記事にしました。 今回も彼から教えてもらった話です。 今回は、「くだらないと感じる仕事にも意味を見いだせ」と言われたことです。 10年以上たってから後日に彼から聞いたのは「当時はくだらない仕事が多かった、本当は新人にさせたくなかったが慣習化していた。だからそこに意味をみつけて欲しかった」とのことでした。さすがです。 当時の職場で新入社員が

          【メンター】くだらない仕事に意味を見いだす(新人時代の教え)

          【教育】日本人だけ特別扱いの英語

          私は英会話が苦手です。 外資系で働いていると時々必要なので一生懸命に勉強するときもあるのですが、なかなか上達しません。 思い返せば、学生時代は英語はどちらというと好きで、読み書きはそれなりにできていた気がします。 しかし、会話が上達しない。 中学校から大学まで、受験やTOEICのためにあんなに勉強してきたのに、外人とディスカッションできない。 ある時、会社でトレーニングがありました。 アジアの複数の国の社員がオンラインで集まり、チームを作り、出された課題に対してデ

          【教育】日本人だけ特別扱いの英語

          【メンター】礼節を持つ(新人時代の教え)

          今回は私が新入社員時代に教えていただいたことです。 私が最初に入った会社は、昭和体質まみれの超超日本企業でした。 ・先輩社員が来る30分前に出社し、全員の机を掃除。 ・先輩社員のお茶やコーヒーを入れる ・代表電話を一番先に取る新人は一目を置かれる ・先輩の酒の好みを覚え、飲み会ではグラスが空く前に注文する 今の時代の新人なら3日で転職するかもしれません(笑) もちろん当時の私を含めた同期も「なぜこんなことやるのか」って言いながらやってました。そして翌年に後輩が入ってきて

          【メンター】礼節を持つ(新人時代の教え)

          【働き方】週休3日はハードだった

          以前に働いていた会社は、積極的に働き方改革をしていました。 ある年の夏に1ヶ月間、週休3日が実施されました。 当時は「先進的な働き方だ」とメディアに取り上げられていましたが、実態はまったく逆で、週休3日ではなく、稼働日がたったの4日しか無い、そして、非効率な働き方を強制的に変革させる取り組みだったのです。 短期で結果を出す、働き方改革ライザップだったのでした。 背景 生産性や効率性を高め、ムダを省き、スピード優先で仕事を進める。 いつでもどこでもPCとインターネットがあ

          【働き方】週休3日はハードだった

          【プロボノ】本業スキルでボランティア

          20~30代の中盤くらいまで仕事にがむしゃらでした。 それまで、仕事しかしてない毎日だった気がします。 あるとき、それだけではモチベーションを保てなくなっている自分に気がつきました。 そこで出会ったのが「プロボノ」です。 これで新しい世界、価値観、自分の強みを知ることになったのです。 営業職だった私は、自分が本業以外で役立てるなんて、ちっとも思っていませんでした。 プロボノがそれを変えてくれました。 プロボノとは 私は知らなかった言葉です。 語源は、ラテン語の「

          【プロボノ】本業スキルでボランティア

          【メンター】意識が高くて何が悪い

          古くは若手だった私も気が付けばベテラン(おじさん)社員になり、メンターとして、新入社員や中途社員の方のサポートをする機会が増えてきていました。およそ20名以上の方とメンターとして関わりました。 メンターをしていた時、若手に必ず伝えていたことがあります。 それは 「意識が高くて何が悪い」 です。 最近の若手は「あの同期は意識が高い」という言葉で、冷やかしているように感じることが多かったです。 「目立とうとしているだけ」 「実力が伴ってないくせに」 「上から目線でウザい」

          【メンター】意識が高くて何が悪い

          【働き方】ハードな外資系で働くための自分をいたわるメンタルケア(2)

          前回、私がメンタルケアを考えるようになったきっかけを書きました。 私がメンタルケアを考えたきっかけは 「非常に面倒な体質」と「メンタルブレイクの経験」です そして行きついたのは「治すのではなく、うまく付き合っていく」でした。 自分のメンタルをケアするって何?? 自分のメンタル(心・感情、~したい)なんて考えても見なかったです。 いつも頭(論理・問題解決、~すべき)ばかりを考えていました。 なので、何をしたらいいのか分かりませんでした。。 スポーツ選手のメンタル本との

          【働き方】ハードな外資系で働くための自分をいたわるメンタルケア(2)