見出し画像

【コラム】コーチングから学ぶ、人からの相談の聞き方

コーチングやキャリコンについて学ぶ機会があり、重要と言われるこの3つの習得を練習してるのですが、難しいです。

(1)傾聴(けいちょう)する
(2)主訴(しゅそ)を捉える
(3)沈黙を大切にする

(1)傾聴する
人からの相談を聞くときに、何に意識を向けるかです。
それは人が話す「出来事や事柄」ではなく「感情や価値観」に、焦点を当てて「聴く」ことが大事だと教えられます。

これが難しい!

仕事をしていると、基本的に「事柄」に焦点をあてます。

以前、ファクトフルネスという本がベストセラーになったように、数字的根拠、論理性、事柄などが重要視されます。

例えば、

「プレゼンがうまくいかず、悔しかったです」

という話を後輩から聞いたときに

「どんなプレゼンだった?」と聞くのは事柄に着目。

「どうして悔しいと思ったの?」と聞くのが感情に着目。

相手に内省(自分で自分に問う)を促すことを、コーチングではやるのですが、この時に、感情に着目して深めていくことのようです。

パートナーに「もっと家事を手伝ってよ、大変だよ」と言われたときに、ど
う返しますか。もし感情に寄り添うなら「それなら、ルンバを買おうよ」は、絶対にNGってことです(笑)

(2)主訴を捉える
次に相談者が”本当に”相手が伝えようとしている事(「主訴」と言います)を捉える。

これも難しい!

なんせ、相談者が言葉で言ってることは、そのままの感情を表してないこともありますし、本人が感情に気がついてないこともたくさんあります。

私が驚いたのは、このデータです。
言葉での表現はたったの7%だそうです。

<コミュニケーションにおける割合>
・言語:7%
・声のトーンや音量:38%
・身体的な動きやジェスチャー:55%

相手が言葉にしたことだけを見ても、相手の感情や伝えたいことは分からない。
例えば、仕事の議事録は「発言(言葉)」を書きますが、「意図」のすべては出てない。声や表情などノンバーバルのコミュニケーションに注目することが必要ってことです。

(3)沈黙を大切にする
コーチングをしていると、相談者が考え込んで沈黙することがあります。
この時間は、自己を内省するために、必要な時間と言われてます。

この時間を待つのが難しい!

2,3秒ならまだしも、5秒、10秒と経つと、永遠に感じてきて、こちらから何かを話してしまいます。

営業トレーニングで、「お客様の話を遮らない」とか「話し出すのを待つ」と言われた事と共通してる気がします。


以上、コーチングにとどまらず、日常での人とのコミュニケーションにも役に立ちそうなので書いてみました。

あなたは、人から相談を受けたとき、どのような聴いていますか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?